ニュースリリース

2005年8月9日

キヤノンが環境配慮型のモノクロネットワーク複合機3機種を発売
先進の再生技術により、最大89%の部品再利用率を達成



キヤノンは、環境配慮型のネットワーク複合機を「Refreshedシリーズ」として市場投入します。その第一弾として、出力スピードが毎分33枚の "キヤノン iR3310F-R/iR3310FL-R" と、同60枚の "キヤノン iR6010-R" の3モデルを8月23日より順次発売します。

iR3310F-R
iR3310F-R

キヤノン iR3310F-R‥‥ オープン価格 (発売日:2005年8月23日)
キヤノン iR3310FL-R‥‥ オープン価格 (発売日:2005年8月23日)
キヤノン iR6010-R‥‥ オープン価格 (発売日:2005年10月5日)

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この件に関するお問い合わせ先

キヤノンお客様相談センター
TEL 050-555-90052
海外からご利用の場合、または050からはじまるIP電話番号をご利用いただけない場合は、TEL 043-211-9626にお問い合わせください。



「Refreshedシリーズ」は、13年にわたるキヤノンの再製造事業のノウハウを結集した独自の再生基準によって製造されるもので、環境配慮と高性能に加え、高品質を兼ね備えています。新製品はいずれも、お客様から使用済みの製品を回収・分解し、厳密な品質基準に基づいて再生処理を施した環境配慮型のモデルです。高い品質と性能を確保しつつ、素材を含む製造時における環境負荷の軽減と、使用時の省エネルギーを実現しています。また、国際エネルギースタープログラムやエコマーク、グリーン購入法の各基準に適合するなど、高い環境性能を備えています。

製造時の環境負荷軽減においては、回収した製品を分解した後、厳密な基準に基づいて各種部品の選別を行い、洗浄・磨耗部品の交換などを経て、基準に適合した部品に関しては部品をそのまま利用するとともに、適合しなかった部品に関してはさらに分解・選別を行い、再度資源として活用しています。その結果、新製品では新しい部品のみで製造された製品と同等の品質と信頼性、性能を確保しながら、いずれの機種においても重量比で最大89%の部品再利用率を実現しています。また、外装部品については、「ブラスト洗浄」を用いたキヤノン独自の洗浄技術を初めて採用することで、より高品位な外装部品のリユースに成功しました。これらにより、製造段階における環境負荷をCO2排出量に換算した場合、ベースモデルを新品の部品で製造する場合に比較して80%以上削減しています。

省エネルギーにおいては、 "iR3310F-R/iR3310FL-R" に、独自のオンデマンド定着技術を搭載することで、待機時5Wの低消費電力とスリープモードからの復帰時間約6秒という素早い立ち上がりを実現しています。また、いずれの新製品も、古紙配合率100%の再生紙に対応しているほか、自動両面機能を標準で装備するなど、使用時の環境負荷軽減にも配慮しています。

なお、 "iR3310F-R" はコピー/ファクス機能を、 "iR3310FL-R" はこれらに加えてネットワークプリンター/スキャナー機能を備えています。一方、 "iR6010-R" は、コピー機能のほか、オプションを装着することで、ネットワークプリンター/スキャナー機能も利用できます。

【モデル別機能一覧表】

 コピープリントプルスキャンファクシミリ
iR3310F-R
iR3310FL-R
iR6010-ROPOP
 OP:オプション

【市場動向と開発の背景】

昨今、環境保証は企業の社会的責任として避けて通れないテーマとなっており、生産者、消費者のいずれにおいても、環境への配慮や取り組みに注目が集まっています。キヤノンは長年にわたり、使用時の環境負荷を軽減するための省エネルギー技術を多数開発し、さまざまなカテゴリーの製品に投入するとともに、製品のコンパクト化を通じて省資源化に努めてきました。
さらに、資源の循環利用や、素材・製造段階からの環境負荷軽減を狙いとして、1992年にアメリカのキヤノンバージニア工場で複写機の再製造を開始して以来、ヨーロッパ、日本の各市場においてもリサイクルプログラムを展開してきました。
今回の新製品は、こうした取り組みの中で培われた、先進の省エネルギー技術や高度な再製造技術を結集して開発されたもので、環境配慮と高性能を兼ね備えた再製造複合機「Refreshedシリーズ」の中高速モデルです。また、ネットワークに対応したデジタル複合機「imageRUNNER」シリーズとして初めての再製造製品でもあります。いずれの新製品も、オフィスの生産性向上に貢献するネットワーク複合機ならではの多彩な機能と高い環境性能を兼ね備えています。
今後もキヤノンは、製品のライフサイクル全般における資源の有効活用や、省エネルギーなどの環境面での課題に対し、キヤノングループ一丸となって積極的に取り組んで行きます。

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