ニュースリリース

2006年10月25日

44インチ用紙に対応した大判インクジェットプリンター
“imagePROGRAF iPF8000”を発売



キヤノンは、大判インクジェットプリンター「imagePROGRAF(イメージプログラフ)」シリーズの新製品として、大判フォトやアート、ポスターなどの用途向けに44インチ用紙サイズ対応の“iPF8000”を11月6日より発売し、ラインアップをさらに拡充します。

imagePROGRAF iPF8000
imagePROGRAF iPF8000

キヤノン imagePROGRAF iPF8000‥‥価格(税別)64万8,000円 (発売日:2006年11月6日)

● キヤノンイメージプログラフホームページへ

この件に関するお問い合わせ先

お客様相談センター
050-555-90063
海外からご利用の場合、または050からはじまるIP電話番号をご利用いただけない場合は、TEL 043-211-9319 にお問い合わせください。



新製品“iPF8000”は、顔料インク「LUCIA(ルシア)」を採用した12色顔料インクシステムや、高密度プリントヘッド技術「FINE(Full-photolithography Inkjet Nozzle Engineering)」による各色2,560ノズル、合計30,720ノズルから吐出する最小4pl(ピコリットル)の極小インク滴の実現により、2,400×1,200dpiという最高解像度を備えています。また、高速イメージプロセッサー「L-COA(エルコア)」の搭載とあいまって、高画質と高速印刷の両立を実現します。さらに、光の3原色と同じレッド・グリーン・ブルーの特色インクと、濃淡2種類のグレーインクを採用することにより、広い色再現領域と清澄感の豊かな発色、高い階調性を実現しました。これらに加えて、700mlと330mlから選べる2種類の大容量インクタンクの採用や大型液晶操作パネルの採用、オプション設定のロール紙の自動巻き取り装置などにより、出力センターなどでの大量出力に求められる高い信頼性と操作性を備えています。

機能面では、多様なサイズでのフチ無し印刷に対応するとともに「PosterArtist 2006」を標準で同梱することにより、4つのステップの簡単な操作でポスターなどの掲示物を編集することが可能です。
また、Microsoft WordやExcel、Adobe Illustratorなどの複数のアプリケーションソフトで作成したデータを取り込んで、それらをレイアウト印刷できる「フリーレイアウト」機能、キヤノン製のスキャナーや複合機で読み取った原稿を拡大して出力する「拡大コピー」機能などを採用することで、手軽な大判出力を実現しています。さらに、高性能カッターやノズルリカバリーシステムの搭載、電子メールを利用したリモート通知機能など、業務用プリンターに求められる高い生産性や信頼性、操作性を兼ね備えています。そのほか、フォト出力や色校正などの用途向けに豊富なソフトウエアソリューションも用意し、多様な印刷ニーズに応えます。

【大判プリンターの市場動向】

デジタルカメラの普及による高画質出力へのニーズと飛躍的な技術革新を背景に、A3ノビサイズを超える大判プリンターの市場はここ数年で堅調な拡大を見せています。なかでも、大判フォトやファインアート、グラフィックデザイン、CG、カラーカンプ、カラープルーフ、ポスター、CAD出力など、高画質な大判出力を必要とする分野においては、高速で高画質な出力が可能なインクジェットプリンターの役割は確実に広がりを見せています。
また、大判プリンターは多くの情報を1枚にまとめて出力できることから、従来の大判プリント用途はもちろん、パネルディスカッションなどのプレゼンテーション用資料、一般オフィスや学校での掲示物など、従来の枠を越えた幅広い用途でも注目されています。特にポスター・掲示物用途では、高画質そしてオンデマンド性から今後大きく市場が拡大していくことが見込まれます。(キヤノン調べ)

【開発の背景】

キヤノンでは今年、大判出力において必要とされる高速出力、高画質、高信頼性、操作性などのすべてを兼ね備え市場で高い評価を得ている「imagePROGRAF」シリーズのラインアップに、新たに5機種を発表しました。今回新たに発売する“iPF8000”は、優れた高速エンジンとソフトウエア技術を継承しつつ、使い勝手の良い44インチのプリント幅を持ち、大判フォトや即時性の高いポスター出力など、多様化するユーザーの用途にきめ細かく対応するモデルです。
キヤノンの大判インクジェットプリンターは、今回の新製品の市場投入に伴い、計8機種のラインアップが揃うことになります。キヤノンは、出力用途やサイズごとに幅広いラインアップを展開することで多様なユーザーニーズに的確に対応していきます。

このページのトップへ
戻る