ニュースリリース

2007年9月20日

さらなる高画質を追求したインクジェットプリンター2機種を発売
60インチ用紙対応“imagePROGRAF iPF9100”とB0ノビ用紙対応“imagePROGRAF iPF8100”



キヤノンは、大判インクジェットプリンター「imagePROGRAF(イメージプログラフ)」シリーズの新製品として、大判フォトやアート、高品位ポスター、色校正などの用途向けに、60インチ用紙サイズ対応の“iPF9100”と、B0ノビ(44インチ)用紙サイズ対応の“iPF8100”の2機種を10月中旬より発売し、ラインアップをさらに強化します。

imagePROGRAF iPF9100
imagePROGRAF iPF9100

キヤノン imagePROGRAF iPF9100‥‥価格(税別) 199万8,000円 (発売日:2007年10月中旬)
キヤノン imagePROGRAF iPF8100‥‥価格(税別) 69万8,000円 (発売日:2007年10月中旬)

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この件に関するお問い合わせ先

キヤノンお客様相談センター
TEL 050-555-90063
海外からご利用の場合、または050からはじまるIP電話番号をご利用いただけない場合は、TEL 043-211-9319 にお問い合わせください。



新製品“iPF9100/iPF8100”は、高画質と高速印刷を両立して好評の「iPF9000(2006年9月発売)/iPF8000(2006年11月発売)」の後継機種で、先進の技術を投入することにより、さらなる進化を遂げたモデルです。

新製品は、顔料インク「LUCIA(ルシア)」を採用した最新の12色顔料インクシステムを搭載し、ブラック、マットブラック、グレー、フォトグレーの4種類のモノクロ系インクに改良を加えました。これにより、粒状感を抑えた滑らかで自然な画像表現を可能にするとともに、見る角度によってプリントされた本来の色と異なる金属の輝きに似た色に見えてしまう「ブロンズ現象」を低減しています。さらに、印刷面への傷をつきにくくし、印刷結果に求められる品位の向上を図りました。
キヤノン独自の次世代カラーマネージメント技術「Kyuanos(キュアノス)」による「環境光補正プリント」機能では、照明や見る場所によって異なる色の見え方の違いを補正して、出力物の使用場所に合わせた好ましいプリントが行えます。
自動カラーキャリブレーション機能では、プリントヘッドの個体差やプリントヘッドの経年変化によって生じる色のばらつきをプリンターで調整し、安定した色再現を実現します。

また、超高密度プリントヘッド技術「FINE(Full-photolithography Inkjet Nozzle Engineering)」により、各色ごとに1,280のノズル列を2列ずつ、合計30,720ノズルをプリントヘッドに配しました。これにより、最小4pl(ピコリットル)の極小インク滴を多く吐出することができるため、高精細と高濃度な画質を実現しながら、イメージプロセッサー「L-COA(エルコア)」の高速処理と合わせて高速印刷を実現しています。

このほか、デジタル写真プリントのワークフローを効率化する「Digital Photo Front-Access」やプロ品位のポスターを簡単に作成できる「PosterArtist 2007」(別売)など、豊富なソフトウエアソリューションも用意しており、多様な印刷ニーズに的確に応えます。

なお、9月21日から27日まで東京ビックサイトで開催される「IGAS2007」にこれらの製品を出展します。

【大判プリンターの市場動向】

デジタルカメラの普及による高画質出力へのニーズと飛躍的な技術革新を背景に、A3ノビサイズを超える大判プリンターの市場はここ数年で堅調な拡大を見せています。なかでも、大判フォトやファインアート、グラフィックデザイン、CG、カラーカンプ、カラープルーフ、ポスター、CAD出力など、高画質な大判出力を必要とする分野においては、高速で高画質な出力が可能なインクジェットプリンターの役割は確実に広がりを見せています。
また、大判プリンターは多くの情報を1枚にまとめて出力できることから、従来の大判プリント用途はもちろん、パネルディスカッションなどのプレゼンテーション用資料、一般オフィスや学校での掲示物など、従来の枠を越えた幅広い用途でも注目されています。特に高画質とオンデマンド性を要求されるポスター・掲示物用途では、今後も大きく市場が拡大していくことが見込まれます。(キヤノン調べ)

【開発の背景】

キヤノンではこれまで、大判出力において必要とされる高速出力、高画質、高信頼性、操作性などのすべてを兼ね備えた「imagePROGRAF」シリーズを提供し、市場から高い評価を得てきました。
今回の新製品2機種は、改良を加えた最新の12色顔料インクシステムと「環境光補正プリント」機能、高精度自動カラーキャリブレーション機能を採用することにより、さらなるプリント品位の向上を実現したモデルです。これにより、60インチ幅とB0ノビ(44インチ)幅対応の大判インクジェットプリンターにおいて、8色インクシステムの採用により生産性を重視した「8色シリーズ」と合わせて、2系統の製品群が揃います。
キヤノンは、出力用紙やサイズごとに最適化された幅広いラインアップを展開することで、ますます多様化するユーザーニーズに的確に対応していきます。

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