ニュースリリース

2008年5月27日

OPTOPOL社製眼科機器の国内独占販売権を取得
高速・高画質なOCT装置“スペクトラルドメイン SPOCT”を発売



このほどキヤノンマーケティングジャパン株式会社(社長:村瀬治男、以下キヤノンMJ)は、ポーランドOPTOPOL(オプトポル)社(社長:Adam Bogdani)と、同社製眼科機器の日本国内における独占販売契約を締結し、本日より同社製OCT(Optical Coherence Tomography、光干渉断層計)装置“スペクトラルドメイン SPOCT”を発売します。

眼底3次元画像解析装置のひとつで、眼底に弱い赤外線を当て、反射した光の干渉波を解析して網膜の断層を描き出す装置。

OPTOPOL社OCT装置 “スペクトラルドメイン SPOCT”

OPTOPOL社OCT装置“スペクトラルドメイン SPOCT”


OPTOPOL社OCT装置“スペクトラルドメイン SPOCT”‥‥ 価格(税別)980万円(発売日:5月27日)

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この件に関するお問い合わせ先

キヤノンマーケティングジャパン株式会社
眼科機器営業部 眼科機器販売推進課
TEL:03-3740-3420(直通)




OCT装置は、黄斑や視神経乳頭など網膜の断層を検査する装置で、失明原因の上位の加齢黄斑変性や緑内障、糖尿病網膜症といった網膜疾患の診断に効果的です。
キヤノンMJは、これまで眼底カメラや屈折検査装置、眼圧計など、各種の眼科機器を提供してきましたが、このたび新たにOCT装置をラインアップに加え、検査から診断、治療まで眼科医療の現場を総合的に支援していきます。

OCT装置“スペクトラルドメイン SPOCT”は、毎秒2万5,000本のAスキャン(縦方向)が可能なスペクトラルドメイン方式を採用しており、これまで一般的であったタイムドメイン方式に比べ約60倍という高速でスキャンすることができます。網膜断層を短時間で撮影できるので、固視ずれや瞬きによる画像の欠落を防ぎ、網膜疾患の診断で求められる正確で高画質な断層画像が得られます。また、6マイクロメートルという深さ(軸)方向の高い解像力を備え、網膜の各組織を高精細に撮影することが可能で、解析ソフトウエア上で高精度な3次元画像を復元し、微細な病巣を観察することができます。このほか、3Dスキャンとアスタリスクスキャン、シングルBスキャン、アニメーションスキャンの4種類のスキャンプログラムを搭載しており、被検者の症状に応じたOCT画像診断を行うことができます。


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