ニュースリリース

2013年4月4日

カメラのファームウエアおよびアプリケーションを無償提供
映像制作ワークフローの効率化を実現する「ACES」規格への準拠など


キヤノンは、「CINEMA EOS SYSTEM」のカメラ5機種の性能を向上させる各種ファームウエア※1およびアプリケーションのバージョンアップ版の無償ダウンロードサービスを、2013年6月よりキヤノンホームページ上で順次開始します。

  • ※1デジタルシネマカメラ本体を制御するためのソフトウエア。

対象となるカメラ

EOS C500/EOS C500 PL
EOS C500/EOS C500 PL
EOS C300/EOS C300 PL
EOS C300/EOS C300 PL
EOS C100
EOS C100

キヤノンは、映画・CM・テレビ番組などの映像制作現場からの強い要望に応え、カラーマネジメントの効率化を図るアプリケーションや、カメラの機能性の向上を図るファームウエアのバージョンアップ版を無償で提供し、映像制作の効率化に貢献します。

■「ACES※2」に準拠し、映像制作ワークフローを効率化(EOS C500/EOS C500 PLのみ)

4K映像のRAWデータを現像するアプリケーション「Cinema RAW Development」のバージョンアップにより、「AMPAS※3」が提唱するカラーマネジメントの規格「ACES」に対応します。これにより、色特性の異なる複数のカメラで撮影した映像でも、統一された色空間でのカラーマネジメントが可能になり、映像制作における効率的なワークフローを実現します。

■オート機能(EOS C300のみ)と新たな録画モードの追加(EOS C300/EOS C300 PLのみ)

カメラ本体のファームアップにより、「EOS C100」(2012年11月発売)に搭載され、好評を得ている「PUSH AUTO IRIS」と「ONE-SHOT AF」の機能を追加できます。これにより、ワンタッチで自動的にアイリスとピント合わせの調整が可能になり、特にシネマトグラファーやビデオグラファーがアシスタントなどをつけずに単独で撮影に臨む際に有効です。
また、地上デジタルテレビ放送でも採用されている解像度1,440×1,080の録画モードを追加でき、撮影から放送までの時間を短縮したいテレビ局での編集作業などにおいて威力を発揮します。

■画面の拡大表示位置の移動により、広範なピント合わせの確認を実現

カメラ本体のファームアップにより、ファインダーや液晶モニター上で拡大表示する位置を、画面中央以外に移動できるようになります。これにより、画面の隅々までピント合わせの確認が可能になります。

  • ※2Academy Color Encoding System =アカデミー色符号仕様。
  • ※3Academy of Motion Picture Arts and Sciences=映画科学技術アカデミー。

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