ニュースリリース
2015年2月18日
キヤノン株式会社
キヤノンマーケティングジャパン株式会社

クラス最高※1のズーム倍率を実現
HDTV放送用ポータブルズームレンズ“HJ24e×7.5B”を発売

  • ※1 ENGスタイル(報道現場などで肩に担いで撮影する方式)で撮影可能なズーム倍率20倍以上の2/3型HDカメラ用ポータブルズームレンズにおいて。2015年2月10日現在(キヤノン調べ)。

キヤノンは、HDTV放送用ポータブルズームレンズとして、焦点距離7.5-180mmの24倍望遠レンズ“HJ24e×7.5B”を、2015年5月下旬より発売します。

HJ24e×7.5B(IRSE S / IASE S)※2
  • ※2 IRSE Sはマニュアルフォーカスタイプ、IASE Sはフォーカスモーター内蔵タイプ。

発売情報

HJ24e×7.5B(IRSE S)

価格
300万円(税別)
発売日
2015年5月下旬

HJ24e×7.5B(IASE S)

価格
315万円(税別)
発売日
2015年5月下旬

おもな特長

新製品は、「HJ22e×7.6B」(2004年10月発売)の後継機種で、従来機種に比べズーム倍率が22倍から24倍に高倍率化した望遠レンズです。広角側・望遠側ともにズーム域を広げながら、さらなる軽量化を実現しているため、スポーツ中継やニュース撮影などの報道、屋内外のロケなど、番組制作におけるさまざまな用途に適しています。

クラス最高のズーム倍率と広角から望遠までの幅広い焦点距離を実現

ズーム倍率が従来機種の22倍から24倍に高倍率化し、広角端7.5mmから望遠端180mmまでの幅広いズーム域を実現しています。さらに、新たなズーム方式の採用などにより、広角端から望遠端に至るまでのズーム全域で、画面の中心部から周辺部まで高い解像力を発揮します。

安定した肩担ぎを可能にするクラス最軽量の達成と重心バランスの向上

ズーム域を広げながら、従来機種より約30g軽量化し、クラス最軽量※1を達成しています。さらに、重心をマウント側に寄せることで、肩に担ぎやすい安定した重心バランスを実現し、カメラを担ぎながらの移動や、パンニング・チルティングなどの操作性が向上します。

  • ※1 ENGスタイル(報道現場などで肩に担いで撮影する方式)で撮影可能なズーム倍率20倍以上の2/3型HDカメラ用ポータブルズームレンズにおいて。2015年2月10日現在(キヤノン調べ)。

高精度に位置情報を出力するドライブユニット

2014年6月発売の「HJ18e×7.6B」より対応した、新たなドライブユニットを搭載することで、ズーム・フォーカス・アイリスの位置情報を高精度に検出し、バーチャルシステム※3へ出力します。これにより、実写映像とCGを合成する際の位置合わせを容易に行うことができます。

  • ※3 スポーツ中継や天気予報などで用いられる、実写映像とCGを合成するシステム。

放送用レンズの市場動向

デジタルテレビ放送の普及に伴う放送機器のHD化が、日本や欧米諸国ではほぼ完了し、現在放送用レンズの需要はHD同士の買い替えが中心となっています。また、新興国では今後もデジタル放送への完全移行が予定されている国が多く、HDTV放送用機材の需要は今後も増大すると予測されます。(キヤノン調べ)