ニュースリリース
2017年10月30日
キヤノンマーケティングジャパン株式会社

ネットワークカメラのクラウド型録画サービスのラインアップを強化
小売・流通市場向けに“VisualStage Type-S”を発売


キヤノンマーケティングジャパン株式会社(代表取締役社長:坂田正弘、以下キヤノンMJ)は、ネットワークカメラのクラウド型録画サービス「VisualStage(ヴィジュアルステージ)」の新製品として、簡単な操作で映像の録画や再生が可能な“VisualStage Type-S”を2017年11月13日より発売します。

使用イメージ

発売情報

“VisualStage Type-S” カメラ1台あたり月額サービス費用

保存期間 価格(税別) 発売日
7日間 1,200円 2017年11月13日
14日間 1,650円
30日間 2,000円
  • 上記メニューの他に最大360日録画までのサービスメニューを別途用意しています。
    カメラ1台あたり上り回線500kbps~1Mbpsの常時接続が必要です(24時間で約5GBの通信量となります)。

おもな特長

近年、小売・流通業を中心とした店舗や事業所において、店舗管理やマーケティングなどを目的にネットワークカメラの映像情報の活用が拡大しています。特に多店舗展開する小規模事業所においては、映像を簡単に保存できるサービスのニーズが高まっています。
“VisualStage Type-S”は、セーフィー株式会社(代表取締役社長:佐渡島隆平)の製品をベースとした小規模事業所向けのクラウド型録画サービスです。シンプルな操作性と高画質録画を実現しつつ、低コストを実現しています。
アクシス社のACAPを搭載したネットワークカメラに対応しており、カメラ本体をインターネットに接続するだけで、映像を高画質に録画しクラウドサービス上に保存できます。また、離れた場所からでもスマートフォンなどでライブ映像を閲覧したり、録画映像や音声を再生したり、映像を共有したりできます。さらに、暗号化された通信経路を使用しカメラとクラウドサーバーを直接つなぎ、高度なセキュリティー対策を施しています。

キヤノンMJは、防犯やモニタリングを主な用途とした中規模施設向けのクラウドサービス“VisualStage Type-Basic”(2015年7月発売)”とあわせて、小規模施設向けクラウドサービス“VisualStage Type-S”を展開することで、幅広いニーズに応えていきます。
今後は、画像解析・マーケティング分析を主な用途とするクラウドサービスや、公共インフラにおける警備・監視を主な用途とするクラウドサービスなどを、順次発売していく計画です。

  • Axis Camera Application Platformの略で、アクシス社のネットワークカメラにインストールすることのできるアプリケーション開発を可能にするオープンプラットフォーム。Zipstream対応機種に対応。

ネットワークカメラとネットワークビジュアルソリューションの市場動向

2016年のネットワークカメラの国内市場は、防犯意識の高まりやアナログCCTVカメラからの買い替えが引き続き進んだことなどにより、約335億円(前年比約15%増)と市場規模が拡大したとみられます。2017年も引き続き拡大基調を維持し、約380億円(前年比約13%増)と予想しています。(出典:テクノ・システム・リサーチ社「2016年版ネットワークカメラ国内市場のマーケティング分析」)

ネットワークカメラの録画装置・ソフトウエア・システムなどの関連製品の国内市場動向は、防犯用途のほか、店舗における顧客の人数・属性行動分析などのマーケティング活用など、多様な分野において需要の拡大が予想されます。一方、ネットワークカメラシステム全体の初期投資が高額でシステム導入に踏み切れない、録画映像のデータ保管やセキュリティー対策などシステム運用管理の負荷が大きいといった課題があります。こうした背景により、従来のオンプレミス型のシステムからクラウドサービスへの移行が進んでいくと予想しています。