ニュースリリース
2018年2月26日
キヤノン株式会社
キヤノンマーケティングジャパン株式会社

新映像エンジンDIGIC 8の搭載により基本性能を向上
エントリーユーザー向けミラーレスカメラ“EOS Kiss M”を発売


キヤノンは、エントリークラスの一眼レフカメラにおける代表的なブランド「EOS Kiss」※1を製品名に初めて冠したミラーレスカメラ“EOS Kiss M”を2018年3月下旬より発売します。

  • ※1 EOS Kissシリーズの詳細を「EOS Kissシリーズ誕生25周年について」に記載。
  • EOS Kiss M(ホワイト)
    ※ EF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STM(シルバー)装着時
  • EOS Kiss M(ブラック)
    ※ EF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STM(グラファイト)装着時

発売情報

EOS Kiss M(ホワイト/ブラック)

価格
オープン価格
発売日
2018年3月下旬

おもな特長

“EOS Kiss M”は、カメラ初心者でも本格的な撮影を簡単で手軽に楽しみたいというニーズに対応したミラーレスカメラです。これまで「EOS Kiss」は、フィルムとデジタルの一眼レフカメラ市場を四半世紀に渡ってけん引し、さまざまな家族の思い出や感動の場面に寄り添ってきました。新製品は「EOS Kiss」の領域を、新たにミラーレスカメラに拡大し、さらなる幅広いニーズに応えます。

新映像エンジンDIGIC 8の搭載により「デュアルピクセルCMOS AF」が進化

新映像エンジンDIGIC 8の高速画像処理により、「デュアルピクセルCMOS AF」が進化し、最大99点の測距点で高速・高精度なAFを実現するとともに、対応する交換レンズ※2装着時には測距エリア※3が拡大し、最大143点の測距点で素早い合焦が可能です。また、AF・AE(自動露出制御)連動で最高約7.4コマ/秒、AF固定で最高約10.0コマ/秒の高速連写が可能です。

  • ※2 対応レンズは「EF-M55-200mm F4.5-6.3 IS STM」、「EF-M28mm F3.5 マクロ IS STM」、「EF-M18-150mm F3.5-6.3 IS STM」、一部のEF / EF-Sレンズ。2018年2月26日現在。「EF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STM」は非対応。
  • ※3 対応レンズ装着時は、撮像面の約100%(縦)×88%(横)の範囲。非対応レンズ装着時は、撮像面の約80%(縦)×80%(横)の範囲。

新映像エンジンDIGIC 8の搭載により高画質な写真・映像撮影が可能

新映像エンジンDIGIC 8とAPS-Cサイズ・約2410万画素※4のCMOSセンサーにより、高画質な写真や映像の撮影を手軽に楽しむことができます。明るさやコントラストを自然な印象に自動補正する「オートライティングオプティマイザ」の性能が向上したほか、高精細な4K撮影※5が可能です。

  • ※4 総画素数約2580万画素。
  • ※5 センサー中央部の画素をクロップした4K(24p / 25p)で撮影可能。4K動画撮影時のAFは、コントラストAF。

カメラ初心者にも親しみやすい快適な操作性

さまざまなアングルでライブビュー撮影ができるタッチ操作対応のバリアングル液晶モニターや、快適なファインダー撮影ができる高精細な内蔵EVFを備えています。また多彩な画作りをサポートする「クリエイティブアシスト」がオートモードから簡単に起動できることに加え、初心者向けのユーザーインターフェース「ビジュアルガイド」により、手軽により自分好みの表現を追求することができます。

レンズ交換式カメラの市場動向

2017年の世界のカメラ市場におけるレンズ交換式カメラの販売台数は、約1,140万台となりました。2018年は、約1,100万台を見込んでいます。(キヤノン調べ)

EOS Kissシリーズ誕生25周年について

  • EOS Kiss(1993年9月発売)
  • EOS Kiss Digital(2003年9月発売)

キヤノンのエントリークラスの一眼レフカメラEOS Kissシリーズは、2018年に誕生25周年を迎えます。

EOS Kissシリーズは、1993年9月に、当時のフィルム一眼レフカメラとして世界最小・最軽量を実現した「EOS Kiss」の発売をもってスタートします。初号機「EOS Kiss」は、当時、それまでサイズが大きくて操作が難しく、かつ高価とされてきた一眼レフカメラの常識を覆す製品として、ファミリー層をはじめ幅広いユーザー層に支持され、市場の拡大に貢献しました。以降、EOS Kissシリーズは、小型・軽量と簡単な操作性を追求したモデルを次々と送り出し、エントリークラスの一眼レフカメラにおける代表的なブランドとして位置付けられてきました。

2003年9月に、黎明期におけるデジタル一眼レフカメラとして、画期的な小型・軽量と低価格を実現した「EOS Kiss Digital」を発売し、EOS Kissシリーズにおけるデジタル化の幕が開きます。「EOS Kiss Digital」は、CMOSセンサーや高性能映像エンジンDIGICなどの独自技術に裏付けられたEOSのキーコンセプト「快速・快適・高画質」を具現化しながら、EOS Kissシリーズのアイデンティティーである小型・軽量と簡単な操作性を継承した製品として、デジタル一眼レフカメラの市場が拡大するきっかけを作りました。

その後、デジタルのEOS Kissシリーズは、これまで長い間培ってきたノウハウを活用しながら、EOSの上位機種で培った技術を惜しげもなく活用し、進化の歩みを止めないロングセラーシリーズとして支持を集めています。

EOS Kissシリーズ誕生25周年を迎える2018年、ミラーレスカメラとして初めて製品名に「EOS Kiss」のブランドを冠した“EOS Kiss M”がシリーズに加わります。“EOS Kiss M”をもって、フィルムとデジタルの一眼レフカメラ市場を四半世紀に渡ってけん引し、さまざまな家族の思い出や感動の場面に寄り添ってきたEOS Kissシリーズの領域が新たにミラーレスカメラに拡大します。

キヤノンは、これからも光学技術を中心に映像技術に磨きをかけ、静止画・動画・ネットワークの融合を図ることにより、EOSシステムをさらに強化・拡充していきます。また、魅力的で信頼性の高い製品づくりに挑戦し、ユーザー層の拡大に取り組み続けることで写真・映像文化の発展に貢献していきます。