発売情報

UHD-DIGISUPER 66

おもな特長

新製品は、2 / 3型センサーを搭載した4K放送用カメラに対応する光学性能でありながら、倍率66倍で焦点距離600mmの中望遠撮影に対応しており、幅広いシーンでの活用が可能です。また、シフト式光学防振機構の搭載に加え、従来のHDTV放送用フィールドズームレンズと同等の機動性と運用性を兼ね備えており、屋内外でのスポーツ中継や中規模中継車などでの使用においても取り回しが良く、安定した映像を提供することができます。キヤノンは、4K放送用カメラに対応するフィールドズームレンズのラインアップを拡充することで、幅広いユーザーの要望に応えていきます。

4K放送用カメラに対応する優れた光学性能と実用的な焦点距離

画面の中心部から周辺部に至るまで4K放送用カメラに対応する優れた光学性能を持ちながら、広角9mmから望遠600mmの焦点距離に対応しており、66倍ズームを実現しています。さらに、焦点距離を2倍に引き上げるエクステンダーをレンズ本体に内蔵し、望遠端1200mmまでの撮影領域でも、4K放送用カメラに対応した高精細な映像の撮影が可能です。

HDTV放送用フィールドズームレンズ同等の高い機動性と運用性

4K放送用カメラに対応する光学性能を持ち、かつ高倍率ズームが可能でありながら、従来の2 / 3型HDTV放送用フィールドズームレンズ同等の高い機動性を実現しており、従来の撮影スタイルを継承しながら4K制作への移行が可能です。また、キヤノン独自のシフト式光学防振機構を搭載しており、わずかな揺れも映像に影響を与えるシビアな4K撮影時においても揺れの少ない滑らかな映像を提供することができます。

ご参考

2018年4月9日（月）から12日（木）まで米国ラスベガスで開催される放送・映像制作機器の展示会「NAB Show 2018」のキヤノンブースにおいて、“UHD-DIGISUPER 66”を展示します。

放送用レンズの市場動向

日本や欧米諸国では、デジタルテレビ放送の普及に伴う放送機器のHD化がほぼ完了し、近年では、4K放送実用化に向けた取り組みが始まるとともに、4K対応機材の導入が進行しつつあります。一方、新興国では、今後デジタル放送への完全移行が予定されている国も多くあり、HDTV放送用機材の需要も継続して見込まれるとともに、4K放送への関心も高まっています。（キヤノン調べ）