グランプリ

CANON PHOTO CONTEST 第49回キヤノンフォトコンテスト

グランプリ


峡谷の蛍
甲斐靖一(宮崎県)

受賞者の声

甲斐靖一(宮崎県)

グランプリの朗報をいただき、大変うれしく、感動しています。この作品は、宮崎県の観光地・高千穂峡での一枚です。知り合いから「蛍が舞っている」との連絡をもらい、その日のうちに準備をし、写真仲間とともに現場に向かいました。到着しても、どのあたりに蛍が舞うのか分からず、滝が入る一番景色のよい位置にカメラをセットし、蛍を待ちます。すると、19時半ごろ、思い掛けず目の前を蛍が乱舞し始めました。「これはすごい」と、感動しながらシャッターを切り続けました。

講評: 自分のイメージ通りの世界を構築したグランプリ作品

石橋今回、グランプリを受賞した「峡谷の蛍」は、しっかりと計算された構図で、自然がつくり出す幻想的な世界へ吸い込まれるような作品でした。

安珠 峡谷の奥行きがうまく表現されていますよね。異世界に誘うような光景をとらえ、そこに無数のホタルの光を合わせたことで、作者のイメージ通りの世界がつくられていると感じました。合成については賛否あると思いますが、私は、この無数のホタルが何かを祝福しているような、美しい光景だと思いました。

吉村 おそらく宮崎県の高千穂峡ですよね。この場所は多くの人が撮影していて、普通に撮ったら、どこかで見たことあるような作品になってしまうと思うんです。ただ、この作品は、ありふれた風景でも、ホタルを合成することで自分なりの物語をつくり上げています。

築田 作者の世界観が伝わってきますよね。画的にインパクトがあるし、強く訴えかけてくる力もあります。デジタル加工を駆使して自分の世界を築く時代になってきたのかもしれません。

鍵井 写真の楽しみ方にはいろいろあり、このように自分だけの世界を表現することで個性を出すのも、その一つです。この作品には夢が写っていますし、これからの写真という意味でも、素晴らしい一枚だと感じました。


キヤノンフォトコンテスト

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