第50回キヤノンフォトコンテスト入賞作品

第50回キヤノンフォトコンテスト

準グランプリ

作品:『下校時間』 伊藤功一(茨城県)

『下校時間』
伊藤功一(茨城県)

受賞者の声

写真:伊藤功一(茨城県)

列車と子どもが重なる千載一遇のチャンス
準グランプリの知らせをいただき、ありがとうございます。好きなことを長く続けていると千載一遇のチャンスに恵まれることがあります。撮影地は晴天なら筑波山が望めるお気に入りの場所ですが、この日はあいにくの天気。どうしたものかと悩んでいると、遠くから子どもたちが近づいてきました。もしかしたら……その心のざわつきが的中し、列車と子どもたちがちょうど重なりました。EOS M3は絶好のチャンスを見事につかんでくれました。

講評:日常の自然なスナップ感が準グランプリ作品の魅力

櫻井 準グランプリは、下校途中の子どもたちを写した作品ですが、歩く子どもと列車に乗っている子がちょうど会話した瞬間をよくとらえています。
福田(幸) 子どもたちのコミュニケーションが写っていていいですね。
古庄 有名スポットに行って撮っただけという感じがなく、どこにでもある日本の田舎の日常風景が写っているのがとてもいい。
公文 僕も撮影で田舎を回っているので、よく分かります。この電車を利用する人が撮ったようなスナップ感がありますね。「下校時」というテーマにも惹かれました。
齋藤(康) 下校時の情感もしっかり伝わる、ほのぼのとしたとてもいい写真だと思いました。
薬師 放射線状に広がっている構図も、それとなく効果的ですね。
髙須 そうですね。シビアに構図を決めていく堅苦しさを感じないのも、作品のよさにつながっているでしょう。
嶋田 近年はデジタルで加工した作品も増えてきましたが、この作品はドラマチックに仕上げないことで見る人に親近感を抱かせる力があります。
齋藤(清) いい写真を撮るぞ、という作為的な部分がないのもいいですね。
 日本の原風景のような光景を大事に撮っているのが分かりますね。それでいて、列車と子どもという一期一会の瞬間に反応して作者はしっかりと撮影できていると思います。
古賀 きっとそうした貴重な瞬間を写した写真は、ジャンルを問わず、心に響くんでしょうね。
福田(健) 写真の持つ力がしっかり表れていて、とてもいいと思いました。

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