第50回キヤノンフォトコンテスト入賞作品

第50回キヤノンフォトコンテスト

風景部門

ゴールド賞

作品:『紅く輝く槍ヶ岳』 米本峰久(長野県)

『紅く輝く槍ヶ岳』
米本峰久(長野県)

受賞者の声

写真:米本峰久(長野県)

ガスが薄くなった瞬間の槍ヶ岳の夕景を撮影
標高3,106mの北穂高岳にカメラ機材を背負っての撮影でした。特に、雲海に浮かぶ槍ヶ岳はそのフォルムから、圧倒的な存在感を示していました。夕方になると周辺はガスに包まれ撮影を諦めかけていたところ、日が落ちる直前にガスが薄くなる瞬間が訪れ、視界に入った滝雲を構図に入れながら何とか気に入った夕景を切り撮ることができました。
受賞の知らせを受け、これからも益々、美しく魅力的な山岳風景の撮影に励みたいと思います。

講評:撮る人の感動が伝わってくる風景部門のゴールド賞

福田(健) 槍ヶ岳は、標高3,000m以上ですよね。ゴールド賞の「紅く輝く槍ヶ岳」は、その山頂をこのアングルから狙うというと、北穂高岳の山頂から撮っている。よく登りましたね。
 EOS 6DにEF24-105㎜ F4L IS USMを付けて登っているんですよね。そして、霧が燃えるように染まる、この瞬間を目撃した。
福田(健) 重い荷物をかつぎ、ようやくこの壮厳な風景と出合えたわけです。
 デジタルで加工ができる時代でも、やっぱり最後は自分の脚。苦労が報われた瞬間っていうのかな。撮った人がシャッターを切りながら感動したのが伝わってくるような。
福田(健) 撮ろうと思って登っても、そう簡単に撮れる写真じゃない。いろんな幸運が重ならないといけないし。
 この写真の感じだと、雲の流れも速そうで、光と影の変化も、相当目まぐるしい感じ。それでも、明暗差が見事に出ている。雪渓の表情もいい。
福田(健) 撮りたいという気持ちに、山の神様が味方してくれて、撮らせてくれた一枚ですね。
 風景部門全体について、どんなふうに受け止めましたか?
福田(健) 最初に感じたのは、日本の風景が多かったことかな。風景部門って、やはり写真を撮る方々にとって大きなテーマだと思いますが、でも、桜や紅葉だけじゃなく、細やかに日本の風景をとらえた作品が多かった。
 そうそう、桜、紅葉は意外に少なかったですね。
福田(健) 自分自身で被写体を見つけるというんでしょうか。ちょっとした自然の震えというか、変化を逃さず丹念に撮ろうという人が多くてよかった。
 有名スポットに行って撮影すると、大抵、見たことのある写真になりがちですね。それでもいいけれど、やはり自分の写真には自分らしさがほしいですね。そうすると、人が行かないところに行きたくなるんです。
福田(健) でも、それは秘境とかじゃなくて身近なところにもありますね。
 いろんな写真家が撮り尽くした場所に行くより、まだ人が撮っていないところを開拓した方がいいんじゃないでしょうか。ナチュラルな気持ちで撮った写真は、心に残りますね。

シルバー賞

作品:『花吹雪』 中村征司(愛知県)

『花吹雪』
中村征司(愛知県)

作品:『森の賢者』 吉村卓海(千葉県)

『森の賢者』
吉村卓海(千葉県)

ブロンズ賞

作品:『夏の風物詩』 木村正司(滋賀県)

『夏の風物詩』
木村正司(滋賀県)

作品:『そして、旅立ち』 佐藤憲二(埼玉県)

『そして、旅立ち』
佐藤憲二(埼玉県)

作品:『涼感の朝』 川端一三(大阪府)

『涼感の朝』
川端一三(大阪府)

佳作

作品:『移ろう』 金山公子(佐賀県)

『移ろう』
金山公子(佐賀県)

作品:『風紋』 宮内 進(茨城県)

『風紋』
宮内 進(茨城県)

作品:『雨上りの高原』 石原宇之助(静岡県)

『雨上りの高原』
石原宇之助(静岡県)

作品:『峰桜夕景』 野島俊介(新潟県)

『峰桜夕景』
野島俊介(新潟県)

作品:『氷のオブジェ』 飯塚 篤(群馬県)

『氷のオブジェ』
飯塚 篤(群馬県)

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