第50回キヤノンフォトコンテスト入賞作品

第50回キヤノンフォトコンテスト

乗り物部門

ゴールド賞

作品:『怪鳥の旅立ち』 田渕 寛(大阪府)

『怪鳥の旅立ち』
田渕 寛(大阪府)

受賞者の声

写真:田渕 寛(大阪府)

飛行機と風景が融合した幻想的な作品を目指して
「乗り物部門」でのゴールド賞の知らせを受け、大変驚いています。7年前より風景写真にはまり、毎週のように幻想的な情景を求めて遠征していましたが、2年前の東京への出張時に訪れたキヤノンギャラリーで偶然開催されていた飛行機の作品展、これを見た瞬間に覚えた鳥肌が立つような感動は今でも忘れません。それからは飛行機写真にはまり、今も勉強中です。飛行機と風景が融合した幻想的な作品を目指し、今後も貪欲に取り組んでいきたいです。

講評:離陸の緊張感を見事に描写した乗り物部門のゴールド賞

古庄 ゴールド賞の撮影スポットは有名な場所なんですが、行けば撮れる写真ではありませんね。その日の状況をしっかり判断し、一瞬のチャンスをうまくとらえた一枚です。とくに、ダークに落ちた背景と、光が当たっている機体のコントラストがいいですし、全体の緊張感がとてもいい。
櫻井 最新型のボーイング787ですね。この飛行機の特徴は主翼がキュッと上がっているところなんですが、こういう光線状態でよく撮ったと本当に驚きました。今の飛行機って割合、ソフトな印象が強いのですが、ジュラルミンの機体の質感がよく出ていて、触ると手が切れそうな感じ。背景が暗く落ちているのもよかった。
古庄 今回、審査をして感じたのですが、全体的にレベルが高かったですね。
櫻井 そうですね。ピントの合った、シャープな写真が多くなりましたね。僕は鉄道の写真コンクールの審査も何回かしてきたのですが、フィルム時代に比べて、ボケ味よりもシャープさが目立つ写真が多かった。エッジの効いた切れ味のいい写真。これはレンズの性能が向上したおかげもありますが、そういう光線状態を見つける、写真眼の優れた方が多いのだと思います。
古庄 反対にただ撮っただけの写真も、意外と多かった印象があります。そこにあるから撮ったといえばいいのでしょうか。何かワンポイントがあったり、自然などの特殊な現象が加わったり、一瞬のタイミングを切り撮った写真はやはり強いし、分かりやすい。
櫻井 僕も同感です。その被写体の何がよかったのか、今まで見てきた写真とどう違ったのかを考えることが大切。コンテストの目的は、入賞ではなくて、多くの人に見てもらうことです。今まで入賞したのはこんな傾向だからこうしよう、というのではなく、自分の写真をもっとアピールしてほしい。
古庄 カメラがよくなってきたので、今まで撮れなかった、夜景、夕景などが増え、誰でも印象的な写真が撮れるようになった反面、画像処理に頼らない昼間の気持ちのいい写真が少なかったような気もします。
櫻井 テクニックに優れた写真はたくさんありましたが、それだけでなく、乗り物が擬人化されて、あたかも心を持って走っているような、感情移入できる写真がいいですね。

シルバー賞

作品:『WARP』 吉富直人(東京都)

『WARP』
吉富直人(東京都)

作品:『夕景のターンライト』 福世 敦(静岡県)

『夕景のターンライト』
福世 敦(静岡県)

ブロンズ賞

作品:『光彩陸離』 峯坂和彦(北海道)

『光彩陸離』
峯坂和彦(北海道)

作品:『春彩の小径』 阿部健樹(愛媛県)

『春彩の小径』
阿部健樹(愛媛県)

作品:『機影』 Dori(福島県)

『機影』
Dori(福島県)

佳作

作品:『イルミネーションに出迎えられて』 本田健司(東京都)

『イルミネーションに出迎えられて』
本田健司(東京都)

作品:『日の丸』 森 健二(福岡県)

『日の丸』
森 健二(福岡県)

作品:『朝日を浴びて』 山本 学(北海道)

『朝日を浴びて』
山本 学(北海道)

作品:『バカンスへようこそ』 矢嶌亮一(沖縄県)

『バカンスへようこそ』
矢嶌亮一(沖縄県)

作品:『Break Now』 三浦泰彦(埼玉県)

『Break Now』
三浦泰彦(埼玉県)

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