業務用デジタルビデオカメラXF305信頼の高画質

XF305 品質とコストに競争力を。キヤノンXシリーズは、コンテンツビジネスを一新する。

キヤノンHDレンズ、CMOS、DIGIC DV IIIで残す、信頼の高画質。

放送用レンズの技術を応用したキヤノンHDレンズ。

キヤノンHDレンズ

XF305は、ズームのワイド端を、29.3mm(35mmフィルム換算値)まで広げながらも、ズーム倍率18倍を確保しました。ワイドコンバータを使用しなくても自然な広角映像を撮影でき、番組制作のサブカメラとしてもお使いいただけます。

レンズ断面図

XF305は、中心解像度1000TV本の大口径レンズを搭載し、放送用レンズに使われている異常分散特性を持つHi-UDレンズとUA(超高屈折非球面ガラス)レンズを使用することで画面の隅々まで収差を抑えたフルHD映像に相応しい高画質を実現しました。

新しい映像制作にマッチした新しいデバイス。総画素数約237万画素CMOSの実力。

総画素数約237万画素CMOS

カメラの心臓部ともいえる撮像素子には、低消費電力でスミア特性と応答特性に優れた1/3型総画素数約237万画素、有効画素数約207万画素のCMOSを3枚使用。フルHD映像と同じ有効画素数にすることで、画素ずらしや画素数変換を行うことなく、適切な処理で記録できます。

CMOS撮像素子の特性として、スミアが発生しないという利点がある反面、動く被写体が歪んで写るローリングシャッター歪みという問題があります。この問題を低減するために、シャッター走査速度を高速化し、 歪みを抑えています。

歪みを低減(イメージ)

高速処理エンジンDIGIC DV III搭載により、豊富な情報量を高画質のまま処理。

DIGIC DV III

映像処理には、演算処理能力を高めた画像処理エンジン「DIGIC DV III」を採用。低ノイズで鮮明な色再現に加えて、グラデーションの表現力がアップしました。またオート撮影時には「フェイスキャッチテクノロジー」により、写したい人物の正確で安定したフォーカシングが可能に。ワンマン撮影時のカメラマンにかかる負担を大幅に軽減します。

新ファームウエアWIDE DR対応

600%のダイナミックレンジを持つWIDE DRガンマを追加。黒つぶれや白飛びを軽減し、ディテールの描写力が向上します。

新ファームウエア高輝度優先・S/N優先対応

高輝度側の再現性とノイズの抑制、いずれを優先するか設定可能。より多様な撮影条件と表現意図に対応します。

優れた映像表現機能を持つカスタムピクチャーで、多彩な画質設定が可能に。

臨場感を積極的に作り出すルックコントロールの表現が広がりました。ガンマカーブやカラーマトリクスなどを、項目ごとに細かく設定できるカスタムピクチャー機能が刷新され、XF305では26項目にグレードアップしました。

カスタムピクチャー機能の設定内容は、SDカードへの保存や読み出しが可能です。複数のXF305を短時間で同じ設定にできるほか、オリジナルの画質設定を作成して持ち歩くことも可能です。

ガンマカーブ

カスタムピクチャーの設定項目

設定項目 詳細項目 設定値 内容
Gamma(ガンマ)
ガンマカーブを選択する
- Normal1、Normal2、Normal3、Normal4、Cine1、Cine2 画面全体のテイストを決めるガンマカーブを6種類から選択する。Normal1~Normal4は、TVモニターで見ることを前提にしたガンマ。Normal2は、Normal1に対して高輝度部をより明るく撮影でき、Normal3(ITU-R BT.709)とNormal4は、順にNormal2に対して低輝度部の黒の階調をより表現できる。Cine1は映画フィルムに近い質感や階調が得られ、フィルムからテレシネしたような画づくりを行うときに使用する。Cine2はキネコなどのフィルム記録を前提としたガンマである。
Black(ブラック)
黒のレベル、黒の色かぶりを調整する
Master Pedestal ±50(0) 黒のレベルを調整する。値を高くするほど画像の暗い部分が明るくなり、コントラストが弱くなる。マイナスの値にすると、黒が沈む。
Master Black
Red
Green
Blue

±50(0)
±50(0)
±50(0)
黒の色かぶりをRGB個別に補正する。
Black Gamma(ブラックガンマ)
低輝度部のガンマを補正する
Level ±50(0) 低輝度部のガンマを補正する。Level(基準ガンマからの高さ、Range(幅)、Point(頂点の位置)の調整があり、各設定値を変えることで、図の範囲内で黒側のガンマカーブを調整する。
Range ?5~50(0)
Point ?1~50(0)
Low Key Satur.(ローキーサチュレーション) Enable On、Off Onにすると、低輝度領域で色の濃い/薄いを調整する。
Level ±50(0) EnableがOnのとき、低輝度領域の色の濃さ・薄さを設定する。
Knee(ニー)
ニー(高輝度部に圧縮をかける機能)を調整する
※Gammaで「Cine1」/「Cine2」を選択時は無効。
Enable On、Off 高輝度部分に圧縮をかけて、とびの発生を抑える。AutomaticをOnにすると、白とびを抑えるように自動的にニーをかけ、Offにするとニーのかけかたを手動で調整できる。手動調整するときは、Slope(ニーの傾き)、Point(ニーポイント)、Saturation(ニーポイントより上の高輝度部における色の濃さ・薄さ)の各設定値を調整する。
Automatic On、Off
Slope -35~50(0)
Point 50~109(95)
Saturation ±10(0)
Sharpness(シャープネス)
出力信号、記録信号の輪郭強調を設定する
Level ?10~50(0) 輪郭強調のレベルを調整する。
H Detail Freq. ±8(0) 水平の輪郭強調の中心周波数を設定する。値を大きくするほど周波数が高くなり、輪郭強調は細くなる。
Coring
Level
D-Ofst
D-Curve
D-Depth

30~50(0)
0~50
0~8
±4(0)
輪郭強調によって発生するノイズ成分を低減する(コアリング)。Level(コアリングのレベル)を大きくすると、微小な輪郭が強調されなくなり、ノイズを低減できる。また、輝度に応じてコアリングのレベルを変えることもできる(輝度適応コアリング)。最低輝度のコアリングレベルをD-Ofst(レベルディペンド-オフセット)で、LevelからD-Ofstまでの変化のしかたをD-Curve(レベルディペンド-カーブ)で設定する。D-Depth(レベルディペンドデプス)は倍率で、D-Ofstに掛け合わせることでき輝度適応コアリングのレベルが決定される。D-Depthをプラスにすると、低輝度部のコアリングレベルが上がり、マイナスにすると低輝度部のコアリングレベルが下がる。
HV Detail Bal ±8(0) 輪郭強調の水平成分と垂直成分の比率を調整する。値を大きくすると垂直成分が大きくなり、値を小さくすると水平成分が大きくなる。
Limit ±50(0) 輪郭強調の大きさを制限するレベルを調整する。
Select 0~15 Levelで設定した通常の輪郭強調に加えて、より高い周波数成分を含む輪郭強調をかけるときに設定する。数値が大きくなるほど高い周波数成分を含む輪郭強調のレベルが強くなる。通常の輪郭強調では鮮明になりにくい被写体に使用する。記録信号形式が720Pのときは無効。
Knee Aperture
Gain
Slope

0~9
0~3(1)
ニーポイントより輝度が高い領域だけに輪郭強調をかける。Gainは輪郭強調の強さを、Slopeは輪郭強調の傾きを0(なし)、1(急)~3(なだらか)の4段階で設定する。Gammaで「Cine1」/「Cine2」を選択時は無効。
Level Depend
Level
Slope
Offset

0~50
0~3
0~50
低輝度部分の輪郭強調を弱める。Levelは処理対象の低輝度部分の輝度を設定する。Slopeは低輝度と高輝度部との傾きを0(なし)、1(急)~3(なだらか)の4段階で設定する。Offsetは低輝度部の輪郭強調のレベルを設定し、値を大きくするほど低輝度部の輪郭強調が弱められる。
Noise Reduction(ノイズリダクション)
一般的なノイズを低減する回路の設定を変更する
- Automatic、Off、1~8 ノイズを低減するノイズフィルターを選択する。自動調整(Automatic)と手動調整(1~8)がある。手動調整は、数値が大きくなるほど、ノイズ低減効果が大きくなる。
Skin Detail(スキンディテール)
肌色部分のノイズを低減して肌を美しく撮影するための設定を行う
Effect Level Off、Low、Middle、High 肌色を検出して、きれいな肌を演出するためのフィルターを調整する。調整のレベルは、3段階で設定でき、Highがもっとも強く調整される。
Hue ±16(0) 検出する肌色の設定は、Hue(色相)、Chroma(彩度)、Area(色相の幅)、Y Level(輝度レベル)をそれぞれ調整する。調整中、設定した肌色部分を検出すると、液晶画面またはファインダー上にゼブラパターンで表示する。
Chroma 0~31(16)
Area 0~31(16)
Y Level 0~31(16)
Selective NR(セレクティブ NR)
特定の色域を検出してノイズを低減する設定を行う
Effect Level Off、Low、Middle、High 特定の色を検出して、その色の範囲を美しく演出するためのフィルターを調整する。調整のレベルは、3段階で設定でき、Highがもっとも強く調整される。
Hue 0~31(16) 検出する色の設定は、Hue(色相)、Chroma(彩度)、Area(色相の幅)、Y Level(輝度レベル)をそれぞれ調整する。調整中、設定した色部分を検出すると、液晶画面またはファインダー上にゼブラパターンで表示する。
Chroma 0~31(16)
Area 0~31(16)
Y Level 0~31(16)
Color Matrix(カラーマトリックス)
映像の色調を調整する
Select Normal1、Normal2、Normal3、Normal4、Cine1、Cine2 色調をNormal1~4,Cine1~2の6種類から選択する(通常はGammaと同じ設定にする)。選択した色調をより細かく調整するために、カラーゲイン、色相、マトリクスを設定できる。
Gain ±50(0) 色の濃さを調整する。
Phase ±18(0) 色相を調整する。
R-G ±50(0) シアンからグリーン、レッドからマゼンタの色調を調整する。
R-B ±50(0) シアンからブルー、レッドからイエローの色調を調整する。
G-R ±50(0) マゼンタからレッド、グリーンからシアンの色調を調整する。
G-B ±50(0) マゼンタからブルー、グリーンからイエローの色調を調整する。
B-R ±50(0) イエローからレッド、ブルーからシアンの色調を調整する。
B-G ±50(0) イエローからグリーン、ブルーからマゼンタの色調を調整する。
White Balance(ホワイトバランス)
ホワイトバランスのシフト量を調整する
R Gain ±50(0) 赤色の濃淡を調整する。
G Gain ±50(0) 緑色の濃淡を調整する。
B Gain ±50(0) 青色の濃淡を調整する。
Color Correction(カラーコレクション)
特定の範囲の色調を補正する
Select Area Off、Area A、Area B、Area A&B 補正する色の範囲をAエリアとBエリアの2種類設定できる。補正は、「Aエリアのみ」、「Bエリアのみ」、「Aエリア/Bエリア両方」を選択できる。
Area A Setting
Phase
Chroma
Area
Y Level

0~31
0~31(16)
0~31(16)
0~31(16)
補正する色の範囲(Aエリア)を設定する。Phase(色相)、Chroma(彩度)、Area(色相の幅)、Y Level(輝度レベル)をそれぞれ設定する。
Area A Revision
Level
Phase

±50(0)
±18(0)
Aエリアの色の補正量を設定する。Levelは色の濃さ、Phaseは色相の補正量を設定する。
Area B Setting
Phase
Chroma
Area
Y Level

0~31
0~31(16)
0~31(16)
0~31(16)
補正する色の範囲(Bエリア)を設定する。Phase(色相)、Chroma(彩度)、Area(色相の幅)、Y Level(輝度レベル)をそれぞれ設定する。
Area B Revision
Level
Phase

±50(0)
±18(0)
Bエリアの色の補正量を設定する。Levelは色の濃さ、Phaseは色相の補正量を設定する。
Other Functions(その他)
上記のカテゴリーに属さないものを調整する
Setup Level
Level
Press

±50(0)
On、Off
BlackのMaster Pedestalで設定した黒レベルに付加するセットアップを設定する。Levelはセットアップの調整量を設定する。Pressは、セットアップを付加することによって映像信号が100%を超えないように全体を圧縮する。
Clip at 100% On、Off Onにすると、映像出力が100%を超えるときに白レベルを100%でクリップする。
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