キヤノン Xシリーズ 導入事例

XF305:CSヒストリーチャンネル「都の奥へゆく」

  • 小型の機動力と高画質を実感
  • ファイルベースで時間とコスト削減に貢献

小型の機動力と高画質を実感

小型ビデオカメラならではの機動力を実感

朱色に塗られた鳥居が隙間なく続くことで知られる伏見稲荷神社の千本鳥居。伴野氏は、標高233メートルの稲荷山をぐるりと囲む山道に立てられた千本鳥居の撮影を行った。

伴野:今回のロケは、メイキング映像のスタッフを含めて3名で行ったため、移動はほとんどタクシーを使用しました。ロケバスだと大がかり過ぎて費用がかさむし、自家用車だと駐車場に困りますしね。機材が小さいのでタクシーの乗り降りも楽で、ちょっとした小路を見つけて車を止めてもらい、撮影したりもできました。千本鳥居では、番組タイトルに相応しく、山頂付近の「奥」にある御劔社まで山を登りました。本来ですとADが三脚を持ってくれるのですが、このときは取材のアポを取るために同行できなかったんです。そこで私が一人で三脚ごと肩に担いで山を登ったんですが、機材が軽いので助かりました。もしENGカメラを選択していたら、御劔社の撮影を諦めるか、もう一人スタッフを増やすかのどちらかだったでしょう。小型軽量のビデオカメラには機動力があるということを、改めて強く感じました。

千本鳥居の撮影イメージ1 千本鳥居の撮影イメージ2

炎天下でも視認性の高い液晶画面

ところで今回の制作では、XF305を初めて手にしたとき、伴野氏はどう感じたのだろうか。

伴野:まず重量のバランスがよくて持ちやすかったです。ビデオカメラ全体の重心が手の平に乗る感じで手首が疲れないんです。家庭用ビデオカメラのように小さいわけではないんですけどね、大きさの割りに軽く感じられました。それと液晶表示画面がきれいで見やすかったのが印象的でした。いつもワンプッシュオートでピントを合わせているので、大きく外れる事はないとある程度は安心してますが、それでも背景に合ってしまっているのではないかという不安がゼロにはなりません。その点XF305の液晶だと、ピントが合っていることがよくわかって安心感が得られましたし、日中の屋外でも、手で影を作るだけで映像の確認ができました。

XF305の液晶は、左右両開き機構を備えているのだが、その点についても伴野氏は指摘した。

伴野:西陣織の工房を訪ねたときのことです。狭い作業場で三脚すら立てられない状況で、ビデオカメラの左側を壁に押し当てて撮影しなくてはならなかったんです。そのとき液晶を右側に引き出すことで、しっかりとアングルの確認ができました。ビデオカメラを手にしたときはあまり重要に感じていなかったんですけどね、この機能がなかったら、気に入ったカットが1つ撮れなかったと思います。

視認性の高い液晶画面イメージ1 視認性の高い液晶画面イメージ2

画面の隅々までキレのよいレンズ

そして伴野氏は、 XF305の特長のひとつである高性能レンズについても言及した。

伴野:これは編集時にマスモニを見て判ったことなのですが、例えば伏見稲荷神社で撮影した樹木と空の映像。ワイド端で撮影しているのに、画面周囲の木の幹に色収差が出ないんです。それと、これはレンズというよりは50Mbpsの記録が影響しているのかもしれませんが、角屋の庭にある枯山水をチルトで撮影したときのことです。今まで使っていたHDV方式のビデオカメラだと、チルトをはじめた瞬間にノイズが出て、まるで画面に擦りガラスをつけたようになっていたんですが、 XF305はそれがほとんどなくてクリアな画質なんです。それと、操作性もよかったと思います。ズームはレバーで操作しましたが、低速の立ち上がりがよくて、とても滑らかに動きました。画質、機能とも完成度の高いレンズ部だと思います。

キレのよいレンズイメージ

補正範囲が広い手ブレ補正機能

一般的なENGカメラには搭載されていないが、XF305には手ブレ補正機能が搭載されている。プロのカメラマンなら通常はOFFに設定するこの機能を応用した撮影法も披露してくれた。

伴野:映画やCM撮影では、地面にレールを敷いて流れるような移動ショットを撮ることがありますが、 ENGの撮影では無理な話。でも京都の古い小路を進んでゆくシーンを、ぜひ撮影したいと思っていました。そこで現地で車椅子をレンタルしたんです。私が座ってXF305を構え、ADに押してもらって撮影しました。でもアスファルトできれいに舗装された路と違って細かい段差があり、画面が安定しません。そこで手ブレ補正機能の中から、ワイド画角時の補正範囲が広い「ダイナミックモード」を設定しました。すると画面がピタッと安定してステディーカムで撮っているようになったことが、液晶を見ていてはっきりわかりました。他の機種の手ブレ補正だと効きが弱いことがありますが、 XF305のワイドモードはお勧めですね。

広い手ブレ補正機能イメージ
「都の奥へゆく」について

「都の奥へゆく」について

京都を舞台に日本独特の「奥」という空間美を探訪する5分間のミニ番組。前編・後編から成り、CSヒストリーチャンネルにて放送された。

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