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01 開発者インタビュー

Interview1 レンズ開発センター 室長  堀内昭永「撮影映像を初めて見たとき鳥肌が立つほどの感動を覚えた」

18倍ズーム広角29.3mm(35mm換算焦点距離)の大口径レンズ「キヤノンHDビデオレンズ」「各種収差を軽減し解像感を高め ながら小型化を実現した設計」

キヤノンは放送用レンズで高い評価をいただいていますが、その技術ノウハウと、新開発の技術でハンディカメラ用に「キヤノンHDビデオLレンズ」を開発し、高画質・高耐久化しました〔図1〕。

特長の一つが、放送用レンズに使用する特殊なHi - UD(High Index UD)レンズと、一眼レフ用で使われているUDレンズの組み合せで、小型化の実現と色収差を抑制しています。さらに高度な製造技術が必要な高屈折率のUAレンズを組み合せ、小型軽量化を実現しています。

もう一つが高耐久性です。金属製の虹彩絞りの採用や、光量を減少させるNDフィルターをガラスで新規に開発するなど、通常なら高級機種しか使わない技術を惜しみなく採用し、太陽からの焼き付きを防止することで、幅広い撮影シーンに有効な性能となっています。

画面の隅々まで色収差を抑え、色にじみが少ないことで合成用素材撮影などに威力を発揮します。

放送用でニーズの高いスペックを研究して、ワイド端29.3mm(35mm換算焦点距離)スタートの18倍を割り出しました。キヤノンの目指す画質を保ちつつ、放送局でのキヤノンのレンズに対する評価を落とすことなく18倍を実現したものです。
ズームレンズとしての操作性でも、ワイド端からテレ端まで約90度で回転停止するズーム制御とし、マニュアルフォーカス時には端付きフォーカス制御で、指先の繊細な感覚を反映できるように仕上げました。

[図1]レンズ構成の断面図

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