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01 開発者インタビュー

Interview2  DCP第二開発センター 主任研究員  瓜阪真也「フェイスキャッチ機能でワンマン撮影に威力発揮」

画づくりを飛躍させた新世代画像処理エンジン「DIGIC DV III」「自然で品位ある解像感でワンランク上を狙った画づくり」

レンズ、イメージセンサー、コーデックの技術がすべて良く、これらの能力を生かして最終的な画質にまとめ上げる役割でした。求められる画質も当然高いレベルで、期待もあります。その分、プレッシャーもありましたが、面白さもありました。

特に各コンポーネントのポテンシャルが高いので、全体としての最適化をどう図るかに重点を置きました。レンズの設計の段階から最終的な画像処理エンジンを考慮し、イメージセンサーやコーデックの特性を踏まえた上で行っているので、完成度は高いと自負しています。

画質設計における画像処理エンジンとの関係ですが、画像処理エンジンは選択肢を与えてくれるだけで、それをどう使いこなすかが大事です。例えれば、F1のマシンが画像処理エンジンで、ドライバーが画質設計担当者でしょうか。新世代の画像処理エンジン「DIGICDV Ⅲ」は、色再現性・階調性・解像感の処理能力が向上しており、レンズの良さを生かしつつ、どう使いこなすかに注力しました。

また、カラーサンプリングで4:2:2を採用していますので、色の解像度が高くなっています。色の解像度をただ上げても色が良くなるのではなく、色の再現性や階調性も含めたトータル性能で画質の良さが決まります。この4:2:2を生かすために、今まで以上に色再現性、色階調性の向上に取り組みました。

結果として、白飛びせず、黒つぶれしない被写体のグラデーションが忠実に再現できました。また、エッジで引き立てるのではなく自然で品位ある解像感を目指し、従来の機種に比べ、素直な斜め線や細かい部分の精細感を表現できるワンランク上の画づくりにこだわりました。その裏には、レンズの切れの良さがあるわけです。

さらに、ワンマン撮影時にも安定したフォーカシングを可能とする「フェイスキャッチテクノロジー」を搭載しており、負担を大幅に軽減しています。

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