プロジェクター導入事例会津若松市 鶴ヶ城 南走長屋

4Kプロジェクターの圧倒的な映像美と先進的な言語対応で外国人観光客を虜にする観光PRを実現 会津若松市 鶴ヶ城 南走長屋 様

かつて難攻不落の名城とうたわれた鶴ヶ城をはじめ、市内に数多くの名所旧跡が点在している会津若松市。その魅力をうまく伝えることで、日本人旅行客はもちろん、インバウンド需要の高まりで急増する訪日外国人の集客へとつなげたい。ICT(情報技術)を活用して会津の魅力をアピールできればと鶴ヶ城の南走長屋に導入されたのが、4Kプロジェクターを使用した映像コンテンツです。会津若松市の室井市長と一般財団法人会津若松観光ビューローの新井田氏、そして今回のプロジェクター導入の推薦者であるおもてなしICT協議会の梅本副理事長に伺いました。

プロジェクター導入のポイント

導入背景:外国人をはじめとする来訪者に対し観光名所を効果的にPRする術がほしかった

会津若松市 室井市長

福島県の西部に位置し、江戸時代には会津藩の城下町として大いに栄えた会津若松市。この地には、日本で唯一の赤瓦の城として歴史遺産の一つに数えられる鶴ヶ城をはじめ、会津武家屋敷や白虎隊十九士の墓、磐梯山、猪苗代湖など、数多くの名所旧跡があちらこちらに点在しています。2020年に向けたインバウンド需要の拡大で外国人観光客が増える中、歴史情緒あふれる本来の魅力をしっかりPRできれば、地域内の周遊促進や別の季節での再訪問などが見込めてもおかしくはありませんでした。しかし、現状は厳しく会津若松市の室井市長は次のように語ります。「言葉の通じない外国人に対し、土地の魅力をエモーショナルに伝えていくのは決して簡単なことではありません。せっかく訪れてもらっても、本市の見どころを十分に知っていただけなかったということが多くありました」。室井市長のところに、おもてなしICT協議会の梅本副理事長から連絡が入ったのは、ちょうどそんな時でした。「プロジェクターの高精細な映像を使用して、訪日外国人をはじめとする観光客の皆さまに会津若松の魅力を伝えていきませんか」という話をいただきました。本市を訪れた外国人観光客に向けてどう効果的にPRしていくかというのは、私たちにとってもまさにタイムリーなテーマ。協議会から4Kプロジェクターの映像美の話を聞いて、情感豊かな会津の四季を伝えるのに最適な取り組みであると賛同いたしました。

選定理由:圧倒的な映像美はもちろん画期的な言語対応も魅力だった

おもてなしICT協議会は、訪日外国人のお客さまの目線や国内利用者の利便性を高める観点で先端的IoTおもてなしサービスを構築し、お客さま満足度の向上を高めていくために設立された一般社団法人です。多様な商品・サービス・ソリューションを提供する企業が参画しており、各企業の枠を超えた新たな事業創造のひとつとして取り組んだのが、キヤノンの4Kプロジェクター4K501STと映像クリエイター集団Presentz社との共創モデルである高精細な映像サービスでした。「キヤノンの関係者向けプライベートショー『Canon EXPO 2015』で4K、8Kの映像美に魅せられ、おもてなしICT協議会の2016年度総務省エリア実証で浮世絵の高精細な映像を投写するサービスを提供しました。そこでお客さまの高い評価を得て、2017年度総務省受託事業においても採用。千葉市美術館でエキサイティングな映像美の世界を展開していました」と語るのは、前述したおもてなしICT協議会 副理事長の梅本氏。熱心に語る梅本氏の話を聞いた室井市長は導入を決定し、関係者による導入プロジェクトがスタート。導入の手順について、詳細の詰めを行っていきました。「4Kの圧倒的な映像美も衝撃でしたし、もう一つの驚きはプロジェクターに接続された機器に国別のICカードをかざすだけで、その国の言語で映像が流れるところ。お客さまにとってもスタッフにとってもお互いに都合がよいですし、これなら会津若松の知られざる魅力を余すところなく伝えられると確信しました」。

導入効果:入力から出力まで一環した4K品質で観光客の皆さんの視線を釘付けに

会津若松観光ビューロー 施設管理部
天守閣管理課 次長 新井田 信哉さん

急ピッチで導入準備は進み、多くの観光客が訪れる鶴ヶ城の南走長屋内に設置を決定。会津若松市に合わせたコンテンツ開発として、ドローンで撮った鶴ヶ城の圧倒的な景観と歴史を組み合せた感動的な映像サービスの作成が進めらました。このコンテンツを生かせる技術として、「プロジェクターのみならず、入力機器、すなわち映像の撮影においても入力から出力まで、すべてにおいて4Kクオリティーの映像美が実現しました」と梅本氏。室井市長は、「とにかく映像が美しく、臨場感があるのがいいですね。鶴ヶ城の1,000本のソメイヨシノが咲き誇るのを映像化して、しかも4Kですからね。これは素晴らしいですよ」と語ります。また、「これまで海外からの旅行者は団体旅行が主流でしたが、最近は台湾や東南アジアから個人単位で当市を訪れる方が増えています。団体旅行に比べ、比較的時間に余裕をもって各地を巡り、レンタカーなどで鶴ヶ城を訪れ、4Kの鮮やかな映像を食い入るように見つめ、次はどこへ行こうか相談している姿も目にします。当市の魅力をアピールする上で大きな武器になっているように感じます。鶴ヶ城にとりましてもお客さまに満足していただける新たな魅力が加わったと思われます」と話すのは、会津若松観光ビューロー施設管理部 天守閣管理課次長の新井田氏。順調なスタートを切ったと言っても過言ではないでしょう。

今後の展望:コンテンツの追加でさらなる集客を狙う一方他の自治体や施設にも積極的に勧めたい

おもてなしICT協議会
梅本副理事長

今後の展開としてはどのようなことを考えているのですか?という問いかけに対し、「私たちの想いとしては、コンテンツを追加するなど本市の魅力をさらに発信できればありがたいと思っています。具体的には、会津若松には酒蔵が多くあるので、今後は食の文化の映像美も映し出していきたいですね。また、これまでは弱みだと思っていた寒さや雪が逆に魅力に映るようなコンテンツに仕上げていただきたいと思っています」と話すのは、室井市長。鶴ヶ城での新たな活用方法を見据えつつ、コンテンツのさらなるブラッシュアップにより、集客を増やしていきたいというのがその狙いです。そして室井市長は、この事例を他の自治体や他の施設にもお勧めしていきたいという想いも語ってくれました。最後に、おもてなしICT協議会の梅本氏が4Kプロジェクターを使用した映像コンテンツの可能性について語ります。「観光地を訪れ、自然の気候風土や住民の気風などに触れることは、何にも代えがたい体験となります。それをテクノロジーで再現し、その地を訪れたいという気持ちにさせたり、観光の後に追体験させることができれば、感動の記憶はより深く根差していくはずです。人間の目にどんどん近づいていく4Kや8Kの映像美は、ドローンなどの新しいテクノロジーや優れたクリエイターの能力により実現します。テクノロジーは人間の課題を解決するために進化していきますが、根底にあるのはより良いものを創造していこうという技術者の熱意だと思います。4Kや8Kの普及で、日本各地にある風光明媚な観光資源の魅力が海外の人たちにも伝わっていくものと確信しています」。今後の会津若松市およびおもてなしICT協議会の取り組みに期待です。

一線を画すコンパクトボディーに設置性・利便性を高める機能。
クラス最軽量の超高精細4Kプロジェクター。

導入機種:4K501ST×1台
  • 画期的な小型・軽量化で、広がる4K投写
  • 大画面も局面も、隅々までピントが合った高精細映像を実現
  • 4K映像信号の最新規格に対応
  • シミュレーションなどに適した、なめらかな動画表示を実現

プロフィール

会津若松市 様

本庁舎
福島県会津若松市東栄町3-46
創立
1899年4月(若松市制施行)
歳入
約500億円
人口
121,925人
世帯数
49,714世帯
おもな産業
国内有数の観光産業
酒、漆器などの地場産業
IC関連の最先端産業
IT関連産業の創設
  • 平成29年10月1日現在

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