導入事例|多摩美術大学 環境デザイン学科研究室

構造物の細線や小さい文字が見える高輝度・高画質

生活に関わる「空間」を研究の対象領域とし、専門コースとしては「インテリアデザイン」「建築デザイン」「ランドスケープデザイン」に分かれる。それぞれのアプローチで「空間」を学び、問題提起して、それをデザインとして解決する能力を養う。そして自らの考えをかたちにできるように、「手」で学ぶことを軸としたカリキュラムが組まれており、そこで活躍するのが、高輝度・高画質プロジェクターSX7 Mark IIである。
用途
CAD演習の手順表示
プロジェクターを使った授業風景
パソコンを使うカリキュラムの中で、CAD・CG全般の演習は、実技課題に取り組むことができるようになるための必須カリキュラムとなっている。例えば住宅の課題ができるように、CADの操作をマスターしてプレゼンテーションにどう反映させるかを学ぶ。つまり図面が書けるようになり、それをどう活かしてゆくかが重要で、図面特有のルールをマスターする必要がある。そこで授業の基本は、作図操作の手順をプロジェクターで投写し、それを見ながらルールを説明して、一緒に作業をすることになる。先生のPC画面を見ながら作業する授業なので、プロジェクターの画質が授業の質を左右する。
決め手
操作内容が分かる画質
CADの授業で細線や文字が見えづらいと授業のスムーズな進行の妨げになるので、学生が先生のPCの操作内容をそのまま参照できるような環境を求めていた。約90名の学生が見られるように、120インチのスクリーンを2箇所に設置しているが、以前のプロジェクターでは色味が違ったり、教室の外が明るく晴れた日には全体がぼやけるといった問題があった。そこで先ず4000lmの明るさとコントラスト感のある高画質が決め手となった。また微妙なグラデーションをよく用いるので、広い色域の表現力も重要な要素である。さらに作図では細線の表示が必須なので、デモ機による投写で画質を確認した際に分かったLCOSパネルによる格子感のない滑らかな画質も決め手となった。
導入効果
説明内容が伝わった上での質問になった

フォトショップの画面が見やすく、説明内容が伝わりやすい
投写されているPCの画面が見えづらくて操作が分からなくなると、学生もどんどん離れてしまう。内容をうまく伝えきれないために学生の集中力が途切れてしまう、見えづらい箇所の質問に時間を取られるといった問題が以前はあった。SX7 Mark IIは4000lmで明るくて見やすい上、導入後は操作説明の内容が伝わった上での質問になり、授業の質がとても向上した。微妙なグラデーションやニュアンスが必要な編集作業でも、その内容が正確に伝わるようになった。
無駄な調整の操作や時間が無くなった
以前のプロジェクターでは、CADで重要な細線が見えなかったりしたので、投写しながら線を太くしたり色を変更したり、パレットの中の文字は何度も口頭で補足していた。またPCとプロジェクターの解像度が合っていないことからか、PC画面上の操作パレットが切れたり埋もれたりするために、その都度投写画面を見ながら表示位置を移動していた。現在使用しているPCの解像度に対応するSX7 Mark IIの導入により、そのような問題が全て解消され、見えない箇所の確認質問による無駄な時間もなくなった。
空間を意識しながら図面を描くことができる
環境デザイン学科では、生活に関わる「空間」を研究の対象領域としているので、空間を把握することを重視している。写真やパースの投写を見ながら図面を描くときに、SX7 Mark IIでは室内写真の暗い部分のグラデーションまで分かるようになった。パステル調のパースや影のイメージもきれいに投写できるので、より実際に近いイメージを持たせながら演習できるようになった。
使用環境
SX7 Mark II の運用構成
90台のPCと120インチスクリーン×2面の組み合わせで運用している。
各PCをリモートデスクトップを使って接続しているので、学生のPC画面を順次投写することも可能である。
起動が早く二台のプロジェクターを一つのリモコンで操作できるのも便利である。

- ※ 表示画像はイメージです
- 設置台数
- SX7 Mark II 2台
- 使用スクリーンサイズ
- 120インチ×2面
- 主な投写素材
- ベクターワークス、イラストレータ、フォトショップなどのアプリケーション
- 設置状況
- 天吊り設置

