「A4複合機の定番が」さらにできるようになった 「Satera MF8380Cdw/MF6780dw」徹底解剖 +D Special に掲載されました。

豊富な機能を駆使し、さまざまなシーンで活躍

USBストレージ装着用のUSBポート、SEND Lite機能
本体の前面には、USBストレージ装着用のUSBポートを備える(写真=左)。SEND Lite機能により、スキャンしたデータはPCの共有フォルダーにSMB(Server Message Block)送信できる(写真=右)。SEND Lite機能を使えば、スキャンしたデータのEメール送信や受信ファクスの自動転送も可能だ
MF8380Cdwはビジネスユースで活用したい便利な機能も数多く装備している。USBストレージに保存した文書を本体だけで印刷するUSBダイレクトプリント機能は、わざわざPCを起動せずにスピーディーに出力できるため、頻繁に使う定型書類や持ち運び用の書類などを印刷するのに役立つ。
また、スキャンしたデータについては、ネットワーク上でも軽くて扱いやすい「高圧縮PDF」をはじめ、OCR処理によって文字検索やテキストデータ抽出が行えるようにする「サーチャブルPDF」、複数のスキャンデータを1つのデータにまとめて整理できる「複数ページPDF」といった高機能PDFファイルの作成が可能だ(サーチャブルPDF/複数ページPDFはWindowsのみ対応)。文書の電子化推進による業務のペーパーレス化に大きく貢献してくれるだろう。
さらに、本体操作だけでスキャンしたデータを各所へ送信できる「SEND Lite」機能は覚えておきたい。スキャンデータを高圧縮PDFに変換後、共有フォルダーへ送信してワークグループで文書を共有したり、Eメールに添付して100件まで同報送信したり、といった操作に対応する。
SEND Lite機能は、受信したファクスを自動転送するのにも使えるため、SOHO環境で外出先に顧客からファクス送信があった場合でも、モバイルPCやスマートフォンなどでEメールに添付されたPDFファイルをチェックすれば、ファクスの内容をすぐに確認できて安心だ。

充実のファクス機能でビジネスを強力にサポート

今やEメールで大半の業務は済むようになってきているが、相変わらずファクスでないと書類を受け付けてくれないというシーンも存在する。例えば、多店舗展開の企業では、本社とのやり取りにファクスが必須で、複合機の機能で最も使われるのがファクス機能というケースが多いという。その点、MF8380Cdwのファクス機能は充実している。高速なスーパーG3規格に対応しているのはもちろん、ファクス受信した文書を自動で両面出力する設定で用紙コストを削減可能だ。また、PCからファクスを送るPC ファクス送信機能を使えば印刷コストを省きつつ、高品位なデータを相手に渡せる。短縮ダイヤルは181件、グループダイヤルは199件まで登録できるので、よく利用する送信先は、ベストメンバーとしてアクセスしやすいリストに追加しておけば使いやすい(ベストメンバーの登録数は最大19件)。
また、ファクス番号の入力ミスや間違えた宛先を指定して送信してしまわないように、ファクスにもセキュリティー機能(FASEC)が搭載されている。例えば、送信先を2度入力する「宛先確認入力」を使えば、間違った相手への送信ミスを防げるだろう。一度に複数の送信を行う際に送信を禁止/許可する確認画面を出す「同報送信制限」、登録されていない宛先への送信を禁止する「新規宛先制限」、意図しない送信を防止する「リダイヤル禁止」といった機能も持つ。

オンデマンド定着方式で低消費電力、メンテナンスも楽々

一方、カラーレーザー複合機の導入で懸念される点は消費電力だろう。モノクロとは異なりC/M/Y/Kのトナーを定着する必要があるため、使用シーンによっては最大1200ワットの電力がかかることもある。ただし、Sateraシリーズ特有の技術である"必要なときだけ瞬時に定着器を加熱"する「オンデマンド定着方式」のおかげで、通常のスタンバイ時では約23ワット、スリープ時には約1.4ワット(無線使用時は約2.2ワット)と低消費電力だ。
大半のオフィス環境では、印刷時よりスリープ時のほうが圧倒的に長いため、使わないときの消費電力が低いことは長期運用でのコスト削減効果が見込めるだろう。実際、国際エネルギースタープログラムの適合基準であるTEC値(標準消費電力量)は、0.89キロワットアワーとA4カラーレーザー複合機ながら非常に低く、Sateraのウリの1つになっている。
印刷方式はC/M/Y/Kを1パスで高速に印刷するタンデム方式だ。タンデム方式の構造上、モノクロ/カラーの印刷&コピー速度が毎分20枚と同一になっており、モノクロだろうが、カラーだろうか、片面だろうが、両面だろうが、軽快に出力できる。それ以上に注目すべきは、ファーストプリント/コピーの速さだ。即座にスリープから復帰するオンデマンド定着方式により、ファーストプリントはカラー/モノクロとも15秒以下、ファーストコピーはカラーで17秒以下、モノクロで16秒以下の速さを実現している。
SOHO/SMB環境では長時間のスリープから復帰して数部印刷する、といった運用が多いため、ファーストプリント/コピーの速さは使い勝手を大きく左右するはずだ。
トナー交換や紙詰まり時のメンテナンスに関しても抜かりはない。本体背面の自動両面印刷ユニット以外は、本体の前面側を開いて操作できるフロントオペレーション設計になっている。左右に開口して余計なスペースを取ったりしないのはありがたい。
トナーは引き出し状のパーツにセットされており、手前側からK/C/M/Yと装着する。トナーの着脱は片手で手軽に行えるため、プリンターに不慣れな社員でも使いこなせるだろう。しかもトナー/ドラム一体型のカートリッジなので消耗品が少なく、メンテナンスも楽だ。給紙機構もSOHO/SMB向けとして余裕がある。標準では給紙カセットに250枚、多目的トレイに50枚と合計300枚の用紙をセット可能だ。足りない場合にはオプションで用意される給紙カセットを追加すれば、全部で550枚と十分な給紙容量を確保できる。
以上がMF8380Cdwの主な特長だ。従来から好評だった高機能なA4カラー複合機をベースとして、両面対応ADFや無線LAN、SEND Lite、ショートカットキー、セキュアプリント、USBダイレクトプリントといった機能を盛り込んでおり、さらに完成度の高い1台に進化していることが、分かっていただけたのではないだろうか。
4色のトナー/ドラム一体型カートリッジ 片手で手を汚さず、簡単にカートリッジの交換が行える 底面に容量250枚の給紙カセットを配置している
前面カバーを開き、ブルーのハンドルを持って手前に引き出せば、4色のトナー/ドラム一体型カートリッジが現れる(写真=上)。片手で手を汚さず、簡単にカートリッジの交換が行える(写真=中央)。底面に容量250枚の給紙カセットを配置している(写真=下)

信頼できる高速・高耐久のA4モノクロ複合機「Satera MF6780dw」

Satera MFシリーズのA4レーザー複合機は、カラーモデルだけでなく、モノクロモデルもラインアップが豊富だ。その最上位機となるMF6780dwは、全8機種から選べるA4モノクロ複合機の中でも段違いの性能と機能を達成している。
毎分33枚出力の高速性は、前述したカラーモデルのMF8380Cdw(モノクロ/カラーが毎分20枚)を超える圧倒的ともいえるスピードだ。ファーストプリントは6秒以下、ファーストコピーは8秒以下と、立ち上がりも非常に速いため、まさにストレスいらずで高速出力がどんどん行える。
また、5年間もしくは10万ページ出力の高耐久をうたっており、モノクロ印刷のボリュームが非常に多いビジネスシーンにおいて、多少ハード に使っても耐えうるよう頑強に作り込まれている。
ボディーデザインは、カラーモデルのSatera MFシリーズを感じさせるような共通の雰囲気に仕上がっている。これまでSatera MFシリーズのA4モノクロ複合機は黒を基調とした配色だったが、MF6780dwは差別化のためか、ホワイトを基調とした配色で目立つ。ただし、排紙部はグレーに塗られており、出力された用紙を遠くからでも把握しやすいようになっている。操作パネルにはワンタッチダイヤル19件を瞬時に呼び出せるショートカットキーがあり、ファクス利用が多い職場では重宝するに違いない。
そのほか、両面対応ADFや無線LAN、SEND Lite 機能、セキュアプリント、USBダイレクトプリントといった特長はMF8380Cdwと共通化されている。カラー印刷の必要がほとんどなく、印刷枚数が日常的に膨大という環境では、MF6780dwがフィットするに違いない。
「Satera MF6780dw」はホワイト基調のボディーを採用
「Satera MF6780dw」はホワイト基調のボディーを採用。本体サイズは450(幅)×472(奥行き)×465(高さ)ミリ、重量は約21.5キロだ
操作パネルには、ワンタッチダイヤルを瞬時に呼び出せるボタン(左)も備えている
操作パネルには、ワンタッチダイヤルを瞬時に呼び出せるボタン(左)も備えている
前面カラーを開けた状態で、トナー/ドラム一体型カートリッジを手軽に交換できる(写真=左/中央)。底面の給紙カセットは500枚の大容量で、別途50枚をセットできる手差しトレイも装備する(写真=右)
前面カラーを開けた状態で、トナー/ドラム一体型カートリッジを手軽に交換できる(写真=左/中央)。底面の給紙カセットは500枚の大容量で、別途50枚をセットできる手差しトレイも装備する(写真=右)
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