有限会社 ねこのしっぽ 様 導入事例

鍛え抜かれたクオリティー、安定性でエンドユーザーからの依頼に即応することが可能に

  • 業種印刷業
  • 従業員数約60名

キヤノン初のプロダクション機を世界で初めて導入した会社

有限会社ねこのしっぽは、川崎市に本社がある同人誌や自費出版主体の印刷会社。印刷はもとより、製本機まで設備し、すべて自社対応することで短納期・低価格・高品質を実現している。もともと印刷の専門家ではなかったという、同社代表取締役の内田氏。
印刷業に参入したのは、ある個人的な出来事がきっかけだった。「私自身も同人誌をつくっていたのですが、近所の印刷会社数十社に印刷をお願いしたところ、すべて断られてしまったという経験がありました。どの会社にも共通していたのが、個人顧客を考えず、大手企業からの仕事しか受けないという姿勢。だったら、自分で個人や地域、必要としてくださる方々の想いに応えられる印刷会社をつくろう。そう決心したのです。」川崎市で初めて(同人誌印刷業界でも初めて)ISOに準拠した国内印刷基準である『Japan Color標準印刷認証』を取得し、プリントオンデマンドを他社に先駆けて推進するなど、お客様のニーズを第一に考えたサービスを提供する事で順調に成長を続けてきた。
2007年、キヤノン初のプロダクション機imagePRESS C7000VPを世界で初めて導入した会社でもあり、現在は後継機のimagePRESS C10000VPが活躍している。引き続き、オフセットとオンデマンドの共存を図る同社の取り組みについて、前述の内田氏およびの専務取締役である荒巻氏のお二方にお話を伺った。

  • 代表取締役 内田 朋紀氏
  • 専務取締役 荒巻 喜光氏

01導入背景コストやスピードへの対応からオンデマンド印刷を推進

1997年の設立以来、小ロット、短納期が求められる同人誌や自費出版をメインに、同人誌印刷の業界で初めてオフセット印刷機の色基準『Japan Color標準印刷認証』を取得した有限会社ねこのしっぽ。フルカラー印刷のクオリティーの高さで評判を集めていたが、徐々にコストやスピード面での課題も感じるようになっていた。折しも時代はプリントオンデマンドの黎明期。数十から数百部というケースが多い同人誌、自費出版の世界にあって同社は創業時にPIXEL DiOを導入し以降もデジタル印刷を行ってきたが、オンデマンドでの低価格を維持しつつより高品質の追求も考えた。

「同人誌や中高大学の部誌といった自費出版は小ロットの注文が多いですが、表紙がフルカラーの本が一般的になってきた事で今まで以上にコストも重要なポイントになりました。それと同時にクオリティーを求めるお客様もいらっしゃいます。」Japan Color へのこだわりと、低コスト・高スピードの実現。両方を考慮した結果、本格的なオンデマンド印刷参入のために同社がたどり着いたのが、キヤノン初のプロダクション機であるimagePRESS C7000VP。今回、新たに導入となったimagePRESS C10000VPの原点となる印刷機だった。

02選定理由要望に応えて鍛え抜かれた品質や安定性が導入の決め手に

「imagePRESS C7000VPは当社が世界1号機で導入しましたが、おかげさまでお客様にも非常に高評価をいただき、オンデマンドの印刷受注が大きく伸びました。導入してしばらくの間は、キヤノンさんも本格的に印刷業向けのオンデマンド機を販売するのが初めてということで、私もずいぶん言いたいことを言わせていただきました。今では笑い話ですが、当初は印刷業界用の用紙規格である4 / 6判や菊判などの把握が遅れていたようです。印刷業界では不定形の用紙への対応が必須であると何度も説明したり、改良の要望も山ほど出しました。また、印刷機を1日中動かし続けていると内部温度が上がっていき動作が不安定になったりします。これはオフセット製版機CTPなどでも起こる現象で、いかにして溜まった熱を逃がすかという話や、オフセット印刷機ですと殆どの部分をオペレーター自身がメンテナンスをするのに対してオンデマンドはオペレーターがメンテナンスできる範囲が狭いので、そこを広げてもらえないかなど、サービス、営業の対応に至るまでさまざまな意見をさせていただきました。そうした結果が見事に表れているといえるのが、今回導入したimagePRESS C10000VPです。とにかく、毎日使用する上でこうあってほしいということがかなりの部分で実現していたんですね。私たちユーザーの期待や要望に応えて鍛え抜かれた品質、安定性が決め手となり、新たに導入を決めたのです。」

03導入効果スピード、用紙対応力、色再現性・・・どれも納得のいくレベルを実現

imagePRESS C10000VPを導入したメリットを、専務取締役の荒巻氏に伺った。
「まず主な用途が本の表紙ということで、厚紙でも安定して通紙でき、しかも一定のスピードを維持できることが必須でした。加えて、本のノベルティとして数十枚程度のポストカードやメッセージカードの依頼を受けることも多く、これらの印刷物も厚紙になります。スピードを補うために小型プリンタ複数台で出力することも考えられますが、色味の安定性・統一性が確保しづらくなります。その点、imagePRESSC10000VPは表紙用の大判厚紙でも1分間で50枚以上出力可能なので、今までの2 / 3くらいの時間で多品種をこなせます。さらに製本して三方断裁されて仕上がって出てくるので、そのまま検品して梱包に入ることができ、非常に生産性が高まりました。また、imagePRESS C10000VPは弾性転写ベルトを採用しているため、紙に多少でこぼこ・エンボスがあるファンシーペーパー・特殊紙など多種多様な用紙に対応しています。イラスト画集や写真集のお客様の紙替え要望に、少ない損紙で対応できるようになったメリットも大きいと感じます。あと、レーザー方式のオンデマンド印刷で、連続して出力していると色味の安定性や印刷ムラが起きやすかった点も大幅に改善され、再販時の色味再現にも長けています。少部数の同人誌や自費出版の場合でも、最近では在庫を抱えず、必要に応じて増刷される方が増えつつあり、そんな場合にも満足のいく仕上がりを提供することが可能になりました。」

04今後の展望小ロットの印刷物に限らず脱オフセットを進めていきたい

imagePRESS C10000VPの稼働によって、生産性が格段にアップ。作業効率も向上し、コストダウンも実現したと語る代表取締役の内田氏に今後のビジョンを伺った。「世の中の印刷物は、経費削減も含めて必要な物を必要な数だけ印刷するというオンデマンドの考え方が定着していますし、印刷業界ではオンデマンド印刷が今まで以上に必要不可欠なものとなっています。今後はよりオンデマンドの必要性が高まってくるはずです。当社でも、近い将来、モノクロ機を増設する予定ですし、オフセットの苦手な小ロットを補うだけでなく、もっとオフセット印刷に食い込む形で進めていって、将来はインクジェット印刷技術も含めて、”脱オフセット”ということを目標に考えています。今後もキヤノンさんの多様な製品ラインナップに期待していますし、キヤノンさんにはimagePRESS C10000VPをステップにして、もっと高みを目指してもらいたいです。」と語ってくれた。

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