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コンパクトなサイズ感とカメラメーカーのレンズ力で、来店したお客様に威圧感を与えることなく万全の監視体制を実現仙台ターミナルビル株式会社



業種:卸売・小売 | 従業員規模:300〜999名 | 成果:安心・安全、顧客満足度向上

JR東日本グループの一員として、南東北地区のJR主要駅に隣接する駅ビルでショッピングセンター事業とホテル事業を展開するのが仙台ターミナルビル株式会社です。
同社では、2016年3月、JR仙台駅の駅ビル「エスパル仙台」の東館をおよび本館2・3Fをグランドオープン。それに伴い、主に防犯を目的として東館に導入されたのがキヤノンのネットワークカメラです。
なぜキヤノン製品が選ばれることになったのか。総合企画本部マネージャーの足利氏にお伺いしました。

導入ポイント

  • 手のひらサイズで世界最小クラスのVB-S30D光学3.5倍ズームレンズを搭載
  • 優れた低照度性能を持つVB-S30Dろうそく1本程度の明るさでも高画質なカラー撮影が可能
  • ユーザビリティーに優れ、保存・閲覧・運用が簡単なビデオ管理ソフトウェアXProtect

導入背景警察関係からの映像提供依頼もありカメラでの監視・録画が不可欠

園長 白輪氏

1976年の設立以来、ショッピングセンター「エスパル」や「ホテルメトロポリタン」「ホテルメッツ」を運営する他、最近では津波で被災した仙台市農業園芸センターの運営にも参画し、トマトの栽培や果樹園の準備も進めている仙台ターミナルビル株式会社。同社では、JR仙台駅東西自由通路の拡幅に伴い、『+(クロス)CITY SENDAI -街・人がクロスする新たな都市-』を開発コンセプトに、駅ビル「エスパル仙台」東館の建設ならびに本館の大幅リニューアルを実施。そんな中、懸案事項となっていたのが、東館に防犯目的で設置するネットワークカメラの選定でした。

総合企画本部マネージャーの足利氏は次のように語ります。
「仙台駅は東北地方のターミナル駅として、ビジネスや観光など非常に多数のお客様が利用されることから、私たちのような施設でも警察関係から協力してほしいという要請を受けてカメラ映像を提供することがあり、そうした際には動画から目的の画像を切り出してお渡しする必要があります。そもそも今回の開発は駅を一つの街として捉え、人と人、人と街、そして街と街をつなぐ新たな都市としての生まれ変わりを推進するものであり、働く女性を中心により一層の集客が見込まれていたことから、いざという時のための備えもこれまで以上に盤石にしなければならないと、一から検討することになったのです」。

選定理由コンパクトで目立たないことと圧倒的なレンズ力が決め手に

同社ではこれまでも複数の施設にネットワークカメラを設置してきており、今回の導入にあたっても第一候補として想定していたのは従来から使用していたメーカーの製品でした。しかしながら、提案内容、価格ともに折り合いがつかず、他のメーカーの製品も検討してみたいということで連絡を取ったのがキヤノンの販売代理店である日東通信株式会社でした。社内デモンストレーションの結果、キヤノンのネットワークカメラVB-S30Dに人気が集中しました。 「評価のポイントとしては、まず第一にコンパクトなサイズであること。防犯目的とはいえ、いかにも見張っていますという風にお客様に威圧感を与えるのはよくないと思いますし今回、ビル自体もデザイン、設計には非常にこだわっていたので、カメラはなるべく目立たないほうがいいというのが社内での共通意見でした。その点、キヤノン製品はあたかも煙探知機のような形状で目立たず、設置しても気にならないのが好印象でした。また、もう一つ挙げられるのが、暗いところに強く、画像が鮮明で、しかもズームが効くこと。デモを受け、やはりカメラメーカーがつくった製品だけのことはあるなと思いましたし、レンズ性能への信頼感というのも決め手の一つになりましたね」と足利氏。ネットワークカメラ自体の魅力に加え、最終的には営業のフットワークの良さも高評価となり、キヤノン製品の導入が決まりました。

導入後の成果世界シェアNO.1ソフトとの連携で動画の切り出しや活用が容易

ネットワークカメラの運用には、撮った動画の保存・閲覧や運用のためにビデオ管理ソフトウェアも導入する必要があります。今回、ネットワークカメラと一緒に採用となったのが、世界シェアNO.1のXProtect。その卓越した性能が、公安への画像提供が必須となる同社のニーズに合致し、円滑な運用に一役買っています。

「従来使っていたソフトウェアは、動画の切り出し後、汎用の動画ソフトで再生するためにはファイル形式の変換をしなければなりませんでした。一方、XProtectは、変換の必要なく、動画の切り出しから活用までスムーズにできます。デモの際、その操作性を目の当たりにし、非常にいい印象を持ちましたが、実際運用をしてみて想像以上に使い勝手の良さを感じています」。その他、ネットワークカメラ本体についても、導入以来、特に大きな障害もなく、順調な運用が続いているという同社。足利氏も、「満足のいく防犯体制を構築できたことに、十分な手応えを感じている」と語っています。

今後の展望マーケティング、顧客満足向上など監視の範疇を超えた用途にも

では、ネットワークカメラを使った今後の展開として、同社ではいったいどのようなことを考えているのでしょう。
「2017年の夏にホテルメトロポリタン仙台イーストの開業を控えていますが、こちらの施設にもキヤノン製のネットワークカメラを導入することが決定しています。一つには今回同様、防犯のための設置となりますが、もう一つの用途としてはフロントでのお金の受け渡しのトラブル対応も想定しています。というのも、現金はどうしてもその場限りのやりとりになるので、何かあっても後から確認できせん。ネットワークカメラで監視することで、そうしたトラブルが起こった際もある程度対応が可能になると期待しています。また、別途システムを導入することで、顔認証も可能になると伺っています。まだ具体的にどこの施設でという話ではありませんが、例えばイベントなどを行った際に来場者の顔を記憶しておき、次の年に同じ人が来ているかどうかをチェックしたり、あらかじめ顔を登録しておけば、いわゆる顔パスが可能になり、顧客満足度も高められると考えています」。

監視の範疇を超え、今やマーケティングや顧客満足度向上を目的とした用途にもフィールドを広げつつあるネットワークカメラ。同社の今後のビジネス展開においても、まだまだ活躍の場がありそうです。

仙台ターミナルビル株式会社

事業内容:ショッピング事業、ホテル事業、観光果樹園事業

所在地:仙台市青葉区中央一丁目1番地1号

※本記事は取材時(2016年6月)のものです



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