日本の新しい写真館

12 愛媛県大洲市 ギンザフォトスタジオ

僕のムービーで、この町を元気にしたい。

「ギンザフォトスタジオは、この長浜の町の、ただひとつの写真館なんです。だから、もっともっと身近な写真館となることで、この町の皆さんと喜びを共有できたらいいなと思っています」。写真とムービーの総合スタジオを目指して、スタッフとともに日々奮闘する青野祠瑠氏に話を伺った。

 
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町の人々に愛される気軽な写真館へ。

青野氏が3代目として、ギンザフォトスタジオを引き継いだのが約10年前。「当時は出張撮影を中心としていたため、お店は事務所化。いつも閉まっているような状態だったんです。地域の人々から愛され、頼りにされる写真館になるためには、いつでも気軽に立ち寄れるような身近な存在にならなければと考えるようになった。それで現在のようなカジュアルなスタジオづくりに取り組み始めたんです」と語る。また、地域との交流を大切にする青野氏は、商店街のイベントにもフォトグラファーとして積極的に参画する。イベントの様子をEOSムービーで撮影し、広く発信することで、地域の活性化に貢献したいと考えているのだ。

写真のように動画を撮りたい。ずっと、そう考えていた。

以前からブライダルでビデオ撮影を行っていた青野氏は、動画にも一眼レフカメラならではの表現を持ち込めないかと試行錯誤していたそうだ。「エンドロールは記録的なものじゃなくて、感性が出るようなものを目指して撮影していたんですが、なかなか思うようにいかなかった。でもEOSムービーを使ったら、まさに写真のようなイメージで動画を撮影することができまして。初めて会場で流したときに、普段からエンドロールをよく見てる司会者やスタッフの人たちが“なんか今日はちがうね!”と言っていただいたので、その時は“よしっ!”と思いましたね。で、それからはもう、EOSムービーを使って撮影しています」。

なにも考えない。心が動く瞬間を撮るだけ。

動画を撮る時のコツを聞いてみると「僕は基本的にあまり何も考えてないんですね。笑顔だったり、面白い表情だったり。その時間、その空間で、あっ!と感じた瞬間を撮っていく。写真と同じですね」と青野氏は言う。動画用の機材は、三脚や一脚、スライダーを活用するが、カメラにつけるのは音声マイクのみ。「スナップ写真を撮るように、あっ!と思ったらパッと動画のボタンを押せるように。あまり付属品は付けないようにしています」。動画を始めたばかりの方からは素材としてどのくらい撮っておくかということをよく聞かれるという。「編集のしやすさを考えて、ワンシーンワンシーン、少なくとも5秒間はそのまま止まって、その枠の中で起きることを撮りましょう」とアドバイスしているそうだ。

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単焦点レンズ85mmの空気感が好きだ。

動画を撮影する際は、24-105mmのズームレンズ、50mm、85mm、100mmの単焦点レンズを使用している。「動画の場合はずっと流れているものなので、縦のブレがあるとすごく違和感があるんですね。だからズームレンズは手ブレ補正機構がついたものを選んで使っています」と青野氏。単焦点レンズは特に85mmを使った表現が好きだという。「ブライダルで撮影させていただく会場は、昔のゴシック建築をベースにしたもので、すごく暗いんですね。ステンドグラスを通しての外の光とか小さなろうそくの光しかない。でも85mmの単焦点だったら、そのくらいの光も取り込みながら、その場の独特の空気感を捉えてくれる。ムービーの中にも空気感が素直に出てくるんです。ビデオカメラで苦労していたのが嘘みたいですね」。

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EF85mm F1.2L Ⅱ USMで動画撮影。

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EF24-105mm F4L IS USMで動画撮影。

ギンザフォトスタジオ

ギンザフォトスタジオは、現在社員数4名、契約ビデオカメラマン1名という陣容で、ブライダルフォト&ムービー、一般記念撮影、カジュアルフォト撮影、イベント映像撮影を行っている。EOSムービーなどを活用し、写真と映像のハイブリッドスタイルを追求している。
URL:http://www.gps-ehime.jp/
(ギンザフォトスタジオのサイトへ)

写真:ギンザフォトスタジオ
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