日本の新しい写真館

16 新潟県新潟市 3F Photo Studio.Takizawa Photo Works.

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フォトグラファーとしての「引き出し」を増やしつづける。

デビッド・ベイリー、リチャード・アヴェドン、ウィリアム・エグルストン、スティーブン・ショア。スタジオには滝沢氏が好きな有名フォトグラファーの写真集が置いてあり、滝沢氏は普段から彼らの写真集を見ているという。自分がかっこいいと思う写真からインスパイアされたことを撮影にも活かしていきたいと考えているからだ。「見ていると、いろんなヒントをくれる。それを自分なりに咀嚼し、自分の引き出しの中にため込んでいくという作業をしていますね。そうすると撮影しているときに『あ、この人はデビッド・ベイリーのあのニュアンスでいったら、はまるんじゃないか』という感じでイメージが広がっていくんです」と滝沢氏。また、ファッション雑誌もよく見るという。どんなライティングで、どういう撮り方をしているかを研究するためだ。「今、旬の光はこんな感じだなというのをつかんだら、自分で実際にスタジオで試してみる。やってみて出来れば、自分の引き出しが一つ増えているわけです。二十歳ぐらいの若い人たちの感性に応えていくためにも、そういう作業は日々していますね」。

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Takizawaスタイルを伝えるための撮影会。

ある時は美しいガーデンで、ある時はおしゃれなレストランで。同社ではさまざまな場所で家族向けの撮影会を開催している。「新潟の人って、こちらの言葉で『しょしがり』っていうんですが、恥ずかしがり屋。新しいおしゃれなお店を見つけても、ちょっと緊張するからまた今度にしよう。そういう気質があるので、こういうイベントをきっかけしてもらおうと思って始めました」と滝沢氏。撮影会は毎回盛り上がるが、スタジオへの来店にはそれほどつながっていないそう。「気軽なスタイルで撮る写真館があることを知ってもらえるし、Family Treeというブランド名も浸透していくので、それだけでも意義があると思っています」。料金設定は開催場所によって異なる。3000円程度でデータをお渡しすることもあれば、1000円でA4のプリント1枚をお渡しする場合もあるそうだ。

「新潟美少女図鑑」のチャレンジを営業写真に活かしていく。

今や、ほぼ全国各県で発行されているフリーペーパーの「美少女図鑑」。実は新潟はその発祥の地で、滝沢氏の知人のデザイン会社が「新潟の町を元気にすることを何かやりたい」というところからこの企画は始まったそうだ。そして滝沢氏はこの「新潟美少女図鑑」の立ち上げ時からフォトグラファーとして制作に携わってきた。「美少女図鑑は美容師さんと相談しながら一緒に作りあげていくことが多い。だから実験的なこともやります。ライトを直に当てたりとか、リングライトを使ってみるとか。そういう中で『あ、これは成人式でいけるなとか、ブライダルで使えるかも』ということがあれば、積極的に取り込んでいきます」と滝沢氏。実際、成人式のお客さまの中には「美少女図鑑のように撮ってほしい」という方もいるそうだ。

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3F Photo Studio.Takizawa Photo Works.

1934年に創業された滝沢写真館(新潟市中央区東中通)の支店として、2009年に東堀通にオープン。気楽に撮影を楽しめる新しい写真館のスタイルを追求している。
URL:http://www.tpw230.jp/
(3F Photo Studio.Takizawa Photo Works.のサイトへ)

写真:3F Photo Studio.Takizawa Photo Works.
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