フォトソリューションレポート

安藤写真館(千葉県勝浦市)

フォトスタジオを憧れの存在に。

ポートレート撮影で望遠レンズが多用されるなか、安藤写真館の安藤健太さんは広角レンズにこだわる。勝浦の風景をぼかすことなく描いた幻想的なポートレート。独自の世界を創造することで他との差異化を図る安藤写真館のスタイルについて話を伺った。

 
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安藤写真館が目指すものとは

広角レンズで描く、幻想的なポートレート。

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勝浦市は人口約1.8万人。この小さな街で写真館が生き残っていくためには、他にはない強みを持たねばならない。修業時代からそう考えていた安藤写真館の代表・安藤健太さん。自分が好きな広角レンズにこだわりながら試行錯誤を重ねることで、勝浦の海というロケーションを活かした独自の撮影スタイルを確立している。
「僕は学生の頃から広角レンズで風景を撮るのが好きでした。加えて、修業時代には海外のファッション雑誌のように背景をぼかすことなくパキッと捉えた写真に憧れていたこともあって。勝浦の海をしっかり描いたポートレートを撮ることができれば、安藤写真館ならではの魅力になると考えたんです」と安藤さん。青い空や海、黒い砂の混じった砂浜の表情などを色鮮やかに描写しながら、ドラマチックな構図で被写体を美しくシャープに映し出す。その幻想的な世界を創造するのに貢献しているのが、EOS 5D Mark ⅢとEF16-35mm F4L IS USMだ。「キヤノンの機材は、僕の想い描くイメージをダイレクトに表現してくれる。ビビッドな色合いも好きですね。ロケで使うレンズは、16-35mmのみ。逆光時の描写力、ピントのシャープさは素晴らしいと思います」。

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広角レンズでの風景の描写に加え、子ども達の大人びた表情やポーズも、安藤さんの写真に強い個性を与えている理由のひとつといえるだろう。
「お子さんは最初は緊張していますから、僕は無理に笑わせることはせず固い表情のまま撮っています。日中シンクロだとほうれい線が強調されやすいので、無表情のほうが光を合わせやすいというメリットもあります。目線を落としたポーズをつけるのは意識してやっていることです。目線を落とすと、自然としっとりとした表情になる。そういう表情を僕自身が好きだということもあります」と安藤さんは語る。

顧客づくりの起点。海でのマタニティフォト。

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マタニティの撮影はスタジオで行うのが一般的だが、安藤写真館の場合、マタニティも海ロケーションで行っている。外での撮影ということで問い合わせの段階では人目を気にされる方もいるそうだが、それでも衣装はお腹を出すタイプのドレスを選ばれる方が多いという。
「波の音や潮風を感じながらの撮影ですから、妊婦さんも自然とリラックスされた表情になりますね。“データだけで終わらせたくない”と思われるお客さまが多く、アルバムはもちろん、A3の額に入れる方もいますし、大きくポスターのようにプリントしたいと希望される方もいらっしゃいます」。オリジナリティあふれる写真表現に共感されているからこそ、お客さまも飾りたいと考えるのだろう。また海でのマタニティ撮影は、顧客づくりの起点にもなっている。マタニティでご利用いただいた方は、お子さんが1歳になって歩けるようになると再来店され、お子さんといっしょに海で撮影されるケースが多いという。

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安藤写真館

1930年創業。DPEや学校写真、スタジオ撮影を中心とした従来型写真館を運営していたが、2016年にスタジオを改装し、海でのロケーション撮影とスタジオ撮影のみのスタイルに転換。現在に至る。

URL:http://ando-photo.com/別ウィンドウが開きます
(安藤写真館のサイトへ)

写真:安藤写真館
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