フォトソリューションレポート

佐直写真館 山形県東根市

その時の「光」、その時の「色」にこだわる。

光によって写真は変わる。だから佐直さんは光を理解し被写体を自然に引き立てることが大切だと考えている。「個人的には、顔のふっくら感や立体感を出せるライティングが好きなので、スタジオでもロケーションでも、ペカンとした光をなるべく避けるようにしています。またロケーションでは時間帯で異なる自然光を読んで入れる能力がやはり必要だと思います。たとえば朝だったら、朝の低い太陽が感じさせる気分や空気感みたいなものを写真のなかにちゃんと表現したいと考えています」と佐直さんは語る。
また四季を通じて山形のさまざまなロケーションで撮影を行う佐直さんは、その季節その場所の色彩にもこだわる。「たとえば木々の緑も、5月6月の頃は薄くてきれいで。これが7月8月になると、ぐーっと深くなってくる。そういう色の違いも表現したい。そういう意味ではEOS-1D X Mark Ⅱは素直にその時の色を出してくれるので苦労しないですね。あとはDPPの現像で、撮っているときに記憶しておいたイメージにしっかり近づけていく感じですね」と佐直さん。

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撮影後、お客さまにはコンタクトシートで選んでいただくスタイルだが、その際「カメラマンのおすすめ写真」というシートを付けている。「少ないスタッフで稼働しているので、モニターをいっしょに見ながらの写真セレクトはしていません。だから、少しでも選びやすいように、僕のおすすめをチョイスしたシートをお渡ししています。それとアルバムにレイアウトしたときの見本もお客さまの写真でつくって。お店でいろいろサービスできない分、ひと手間かけて大切にしてもらえる写真をお渡しするのも、写真館としてのやさしさかなと思っています」と佐直さん。

産婦人科を通じて無料撮影券をプレゼント。

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佐直写真館のオリジナル販促企画のひとつに、地域の産婦人科からの出産プレゼントという形で提供している「赤ちゃん写真無料撮影券」がある。佐直氏自身が、東根市、天童市、寒河江市の産婦人科に直接出向き、提案したそうだ。「こういうチケットを作ったんですが、いかがですか。病院さんから出産されたママにプレゼントしてください。とお願いしたら快く置いていただけました。反応はすごく良くて、赤ちゃんの撮影で来られる方はこのチケットを持ってこられる方が多いですね」と佐直さん。初回来店時は無料での撮影だが、このチケットで来店された新規客のリピート率はかなり高く、顧客づくりに貢献しているという。当初は周辺地域でこのような企画を実施しているのは佐直写真館だけだったが、最近では同様のスタイルで実施する競合店が増えてきた。差別化を図るため、最近では特別価格で撮影できる年間チケットもプラスしてプレゼントしているそうだ。
地域とずっと付き合っていく「街の写真館」だからこそ、確かな技術と自由な発想で、本当に喜ばれる商品、喜ばれるサービスを追求し提供していく。佐直写真館のこれからの活動に注目したい。

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佐直写真館

1957年創業。現代表の佐直和春氏は3代目。お客さまに対する「やさしさ」や撮影することの「楽しさ」、さらには撮影技術や写真表現の「クオリティ」を大切にした写真館を追求している。

URL:http://www.sajiki.com/別ウィンドウが開きます
(佐直写真館のサイトへ)

写真:安藤写真館
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