EOS 7D Mark II × EOSムービー × 青野祠瑠氏 より高感度に強い。進化したEOSムービーを現場で活用。

第6回は、青野祠瑠氏(ギンザフォトスタジオ)と、EOSムービーの性能を大きく進化させたEOS 7D Mark Ⅱのセッション。常用ISO感度16000を実現したEOSムービーは、動画撮影の幅をどう広げるのか。青野氏の作例を紹介します。

イメージ

映画のように撮れる。その美しさに魅せられた。

EOSムービーはいつからお使いですか?
EOSムービーは2008年のEOS 5D Mark IIの登場と同時に使い始めました。当時ブライダルの「当日撮って出し映像」の画作りに、一眼レフカメラのようにレンズを活かした表現をできないものか、ビデオのカメラであれこれ悩んでいた時期がありました。そんな時、EOS 5D Mark IIに動画の機能が盛り込まれていると知り、しかもフルサイズHD、「これだ!!」と飛びつきましたね。現場で使い始めて感じた課題は、一眼レフカメラでの構え方や音声をどうするかという点くらいで、レンズワークや光のことなどはスチールの知識をそのまま活かせました。最初の仕事は結婚式当日の結びに放映するエンディングロールムービー。

巨大なスクリーンに映し出されたそれはまさに「Cinema」でした(笑)。自分自身も感動したけど、それ以上に新郎新婦さんをはじめ皆さんが感動してくれました。普段、映像を見慣れているスタッフさんや司会者さんにも「今日のは何か違いますね!素晴らしかったです!」とお誉めのお言葉をいただきました。仕上がった一眼ムービーを通して自身が伝えたかった感情の意図が、写真のように伝えられることにやり甲斐を感じましたし、この分野でもっとチャレンジし発信していきたいと感じたのをおぼえています。現在では、ブライダル、町のイベント、企業のプロモーション映像、地域の活動、写真館業務のスライドショーなど、映像に関わるほぼ全ての業務をEOSムービーで撮影しています。

イメージ

高感度だから、暗い場所でもチャレンジできる。

進化したEOSムービーはいかがですか?
婚礼の当日や町のイベント撮影でEOSムービーを使用することが多いのですが、会場によって光は様々。だからといって私達の撮影で現場の光のムードを崩してはいけない。以前のENGカメラやハンドヘルドカメラ撮影時代と比べて、EOS 7D Mark IIをはじめ現在のEOSムービーは補助ライトを構える必要もなく、光が多く必要な場面でもレンズワーク(単焦点レンズを使用)やISO感度などで暗い場所での撮影をカバーできるようになりました。

しかし、撮影するシーンによってどうしても標準ズームレンズの絞り数値で「今撮らなきゃ!残さなきゃ!」っていうシーンが必ずあります。 その際、絞りの数値はそれ以上明るくは変えられないので、EOSムービーではISO感度が頼りになります。ISOの上限が、高感度でもクリアに使用できて、しかも低ノイズであればあるほど、撮影の幅は拡がっていきます。暗い場所を含め記録的な撮影のシーンでもいろいろな表現にチャレンジできるので、とてもありがたいです。

イメージ

心が動いた、その瞬間を、動画で捉えたい。

新機能で使えると感じたものは?
「動画撮影でのAF」ですね。 人物を撮影することが多い私はEOS 7D Mark IIのAF追従機能には本当に恩恵を受けています。一眼ムービーを使用する際での高い壁であったピントに関して、この新機能は見事に壁を越えてくれました。特に、動きの予測がつかない小さなお子さんの撮影など、写真館業務の中でなかなか使用することができなかった分野でもEOSムービーでの撮影が可能になりそうですね。また「フルハイビジョン60P動画」は、激しい動きの被写体、そしてその細かい髪の毛の動きまでも捉えてくれます。EOS 7D Mark IIとの出逢いによって、動画の撮影シーンがまた一段と拡がりましたね。私は今まで一眼動画はフルサイズにこだわってきました。

その理由は、普段の写真撮影にあります。スチール撮影における被写体との「間」を、ムービーで表現することを目的としてしてきたからです。そのために35mmのフルサイズで培った知識や経験をそのまま表現できるレンズと焦点距離による「間」を大切にしてきました。ただ、それを実現するにはAFの問題だったり、操作に手間取ったり、色々トライ&エラーを重ねてきたのも事実です。EOS 7D Mark IIは、即座に構えてシャッターを切らないと残せないシーン、心が動いた瞬間を捉えるようなジャーナリズムな表現で力を発揮してくれます。とっさのフォーカスの操作などは、フルサイズのカメラでの撮影では困難でした。今後はそんな場面でも臆することなくAPSサイズのEOSムービーを活用していきたいと思います。

PHOTO + MOVIEというスタイルで、新しい世界を表現。

EOSムービーでどんな作品を撮りたいですか?
そうですね、地元の風景やポートレートをムービーで表現したいなと思っています。自分自身の中では「写真」と「映像」を棲み分けているわけではない。このカメラの機能を利用すればどんな表現が可能になるかわかっている。だから、思い描いた表現を具現化するためには何が必要かを考え、その内容によって静止画か動画かを選択する。

それを一つのカメラで実現し、作品を創造しています。EOSというカメラは、自分の中の「写真家としての感性と想い」、「映像クリエイターとしての感性と想い」、それを一つで満たしてくれるパートナーなんです。これからも「PHOTO+MOVIE」 というスタイルで、相棒のデジタル一眼レフカメラとうまくやりながら、いろいろな方々に必要とされる人になれるよう行動していきたいですね。

イメージ
青野祠瑠氏
PROFILE

青野祠瑠(あおのしげる)氏

1978年生まれ。専門学校を卒業後、実家のギンザフォトスタジオを引き継ぐ。「このスタジオに来れば、絆を深めるきっかけになる」が同店のコンセプト。撮影の時間そのものも商品のひとつと信じ、エンターテインメント性あふれる写真と映像の総合スタジオを目指している。全国で写真関連イベントの講師や、写真や動画のインストラクターとしても活動中。

URL:http://www.gps-ehime.jp/
(ギンザフォトスタジオのサイトへ)

このページのトップへ