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3DUJ-553|特長UV硬化インクジェット方式フルカラー3Dプリンター

1,000万色以上のフルカラー造形を実現

UV硬化インクジェット方式を採用

3Dプリンター「3DUJ-553」は、UV光(紫外線)を照射すると硬化するインク(C、M、Y、K、ホワイト、クリア)を一層ずつプリントし、それを積み上げることで造形する「UV硬化インクジェット方式」を採用しております。造形後に着色するのではなく、カラーインクを使用して造形していくため美しいカラー表現が実現します。

UV硬化インクジェット方式(イメージ)

【インクを吐出→UVランプで硬化】→【インクを吐出→ローラーで表面を均す→UVランプで硬化】→【1層プリントしたら1層分テーブルが下がり積層していく】

積層&着色方式(イメージ)

スライスした3Dデータを、カラーインクとサポート材インクで同時にプリントすることで造形していきます。

【3Dデータ(フォーマットはSTL/OBJ/VRML/PLY/3MFに対応!)→3Dデータをスライス】→【1層ずつプリントして積み上げる】→【プリント終了 サポート材を除去して完成】

高発色なフルカラー造形

カラーインク(C、M、Y、K、ホワイト、クリア)で造形・着色することでJapan Colorに対して89%の色域をカバーしております。透明度の高いカラーインクで造形することで、外部からの光がカラーインク層を通して白色インク層で反射するため、発色の良い造形が実現します。

左:石膏方式(表面に粉体(石膏)が出るため、白っぽい発色になる) 右:3DUJ-553(インクジェット方式)(外からの光がカラーインク層を通して白色インク層で反射するため、インク本来の美しい発色が実現)

色の再現性を高めるカラープロファイルを採用

インクジェット方式3Dプリンターでカラープロファイルを採用。Adobe Photoshopにカラーマネジメントソフト「MPM3」(オプション)で作成したカラーシュミレートプロファイルをインストールすることにより、PCのモニター上でプリント後の色が確認でき、モニター上の色と造形物の色を近づけることが可能。色の調整に掛かる時間を短縮します。

出力プロファイルをPhotoshopに読み込むことで、画面上でデータの段階で造形物の色が確認できます。(MPM3によるキャリブレーションを行ったモニタのみ)→3DUJ-553で造形→色再現性の高い造形へ

クリアインク搭載で、デザインをもっと自由に。

クリアインクを用いた透明表現はもちろん、クリアインクとカラーインクを同時に使用することで、半透明のカラー表現が可能です。内部からライトを当てると見え方が変わる仕掛けサインなどにも使用できます。カラーインクとクリアインクを組み合せることで、デザインの可能性が大きく広がります。

クリアインクを使用したプリントイメージ(ランプシェード)

カラー×ホワイトインク

光を透過しないため、造形物の輪郭がはっきりとわかる造形に

カラー×クリアインク

光を透過し幻想的な雰囲気を演出。クリアインクの上にカラーインクを造形することで、半透明のカラー表現も可能

精巧な造形表現

2Dプリントで培った高い着弾精度

独自の波形コントロール技術と高精度なインク吐出技術により、狙った場所に正確にインクを着弾させます。この高い着弾精度により、ディテールまでこだわった精巧な造形を実現します。

熊本城(幅1mmの欄干や、畳など、天守閣の中まで精巧に造形することが可能/開いた門の奥まで細かく再現)

粒状感の少ない造形へ導くバリアブルドット機能

一度に3つのドットサイズにインクを打ち分けるバリアブルドット機能を搭載し、常に最適なドロップサイズで造形します。これにより、粒状感の少ない美しいグラデーション表現や高精度なカラー造形を可能にします。

“造りやすさ”を追求したユーザビリティ

水に溶けるサポート材。手間なく、美しい仕上がりへ

造形の過程で必要となるサポート材には、水溶性のサポート材インクを採用。水に浸けることでサポート材を除去でき、削り取る必要がありません。繊細なデザインも造形物を破損することなく簡単にサポート材を除去できます。

サポート材除去の様子

水に浸けてサポート材除去スタート→3時間ほどで除去完了!
  • サポート材の除去時間は、造形物の大きさや形状などの条件により異なります。

サポート材除去後の造形物

ドラゴンと抱える球体の間のサポート材を除去することで、ドラゴンと球体の間に隙間ができ、球体を回転させられるデザインも可能に。

硬化光源にUV-LEDを採用

「3DUJ-553」は、UV光(紫外線)を照射することによって硬化するインクを使用しています。紫外線の光源にはLEDを採用しているため、熱による造形物への影響が少なく、点灯の起動時間が不要です。長寿命&省電力で、ランニングコストを削減できます。

効率の良い生産を実現させる、安心運転サポート

インク循環ヘッドを搭載。ノズル抜けを軽減

インクを循環させ、顔料の沈殿を防止する「循環ヘッド」を搭載することで、安定したインク吐出を実現。また、ノズル抜けの要因となる気泡をインクの循環により除去し、常に最適な状態でインク吐出を可能にします。

自動でノズル抜けを検出&解決する「NCU(Nozzle Check Unit)」

「NCU」は、ノズルの状態を赤外線センサーが自動で検知します。ノズル抜けを発見した場合は、自動でクリーニングを実施し、ノズル抜けの解消を行います。ノズルの状態を確認するタイミングは造形データごと、時間単位で設定が可能。ノズル抜け発生以降の造形物を無駄にすることを未然に防ぎます。

仕事を見守る内部カメラ搭載

内部カメラ

3Dプリンターの動作状況、造形の進捗状況が遠隔地から確認できる「内部カメラ」を搭載。常にプリント状況を確認できることで、ミスプリントによるロスを減らします。

オーバーコート・穴あけも可能。優れた後加工性

インクは、アクリル系樹脂を使用し、ABS樹脂同等の強度を実現しているため、ドリルなどを使用した穴あけやネジの取り付けが可能です。また、オーバーコートも使用できるため、最終商品としてより美しく仕上げられるとともに、耐候性に優れ固定することが求められる看板用途などにも効果的にご活用いただけます。

オーバーコート使用時のイメージ

オーバーコートを使用することで、表面をよりなめらかな仕上がりにするとともに耐候性もアップします。

左:オーバーコート使用前 右:オーバーコート使用後

ネジの取り付けイメージ

ネジを固定した状態で、5kgの引っ張る力を加えても耐えられる強度を備えています。看板の取り付けの際にも便利です。

左:ドリルでの下穴加工 中央:タップ加工後にネジを取り付け 右:5kgの荷重をかけた状態
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