PowerShot G1 X Mark III | APS-CサイズCMOSセンサー

目で見たままを鮮鋭に描き出す

キヤノンコンパクトカメラ初「約2420万画素 APS-CサイズCMOSセンサー」

誕生から17年。常にプレミアムコンパクトを進化させてきたGシリーズが、ついにAPS-Cサイズ CMOSセンサーを搭載。フラッグシップモデルにふさわしい高画質を追求しました。高い解像感、広いダイナミックレンジ、豊かな階調表現などの磨き抜かれた表現力を、コンパクトボディーに凝縮。フォトダイオードの開口率向上や光電変換効率に優れた構造を採用することで、常用ISO感度は最高25600へ。マイクロレンズをギャップレス構造とすることで、フォトダイオードまでの距離を短縮。集光効率を向上させています。さらに、デュアルピクセルCMOS AFや最高約9.0コマ/秒※1の高速連写を可能にする高速信号読み出し、フルハイビジョン60p動画など、数々の先進機能を可能にしています。

イメージ:APS-Cサイズ CMOSセンサー
図:サイズ比較
  • 1AF固定時。AF追従時は最高約7.0コマ/秒となります。
  • 図のセンサーサイズ(面積)は、実際のサイズを元に同比率で記載しています。
  • G1 X Mark IIIのセンサーサイズの図は、有効画素数約2420万画素(3:2時)の大きさです。

緻密な造形を、克明な一枚に「ディテールの表現力」

センサーの大型化とともに、約2420万の高画素化を実現。被写体のディテールまで、克明に描ききることが可能です。

作例:ディテールの表現力

ハイライトからシャドー部まで繊細に表現「広ダイナミックレンジ」

APS-Cセンサーを採用することで、明暗差の激しいシーンにも強く。ハイライト部からシャドー部まで、白トビ・黒つぶれを抑えて繊細に写し出します。

作例:広ダイナミックレンジ

さらなる解像感を「14bit RAW記録」

被写体の繊細なディテールやテクスチャーの解像感を引き出す、14bit RAW記録。低ノイズ、ダイナミックレンジの拡大にも貢献。また現像時の作品づくりにも効果を発揮します。

作例:14bit RAW記録

円形に近い丸ボケの表現も可能「美しいボケ味」

APS-CサイズCMOSセンサーと広角端F2.8の明るさにより、被写界深度の浅い表現が思いのまま。被写体の存在感を際立たせる、大きく美しいボケ味を実現します。また、9枚羽根絞りを搭載しているため、円形に近いボケ味も楽しめます。

作例:美しいボケ味

あなたを新しい写真の時間へ導く

約399gを実現「軽量・小型ボディー」

写真:軽量・小型ボディー

高画質な写真を撮る、その時間をもっと切り拓くために。G1 X Mark IIIは、ダウンサイジングを隅々まで徹底的に追求しています。センサーの大型化や高精細EVFの内蔵といった多彩な進化を実現しながらも、G1 X Mark IIと比較して約154gの軽量化、厚さは約14.8mmの薄型化を達成しました。APS-CサイズCMOSセンサーをはじめとする優れた表現力を、日常に、旅に、さまざまなシチュエーションへ気軽に持ち運ぶことができます。

写真:重さの比較。
  • 質量はCIPAガイドラインに準拠。キヤノン調べ。

フラッグシップとしての風格を追求「デザイン」

プレミアムコンパクトのGシリーズとしての上質な統一感を実現。Gシリーズのシンボルであるシャッターボタンやダイヤル部の赤ラインをはじめとして、操作部の緻密なスピンカット、レーザー刻印による文字表記などを踏襲しつつ、クラシックとモダンを融合。また質感や操作系を磨き上げることで、フラッグシップならではの佇まいを追求しました。

イメージ:ボディ-デザイン

撮りやすく、持ちやすく、美しい「オリジナルケース」

洗練されたボディーデザインをさらに際立たせる、本革のオリジナルケースCSC-G10を開発。デザイン性はもちろん、ケースの上蓋を取り外して装着したまますばやく撮影できる速写性も重視。また、カメラをキズや衝撃からしっかりと保護。快適に持ち運べるネックストラップを採用しています。

イメージ:ソフトケース CSC-G9,ソフトケース CSC-G7

広角から望遠まで高画質に

ズーム全域で高解像力を実現「新開発キヤノンレンズ」

APS-CサイズのCMOSセンサーに最適化された大口径レンズ。限られたスペースのなかで、24-72mmの焦点距離と広角端においてF2.8、10cmの最短撮影距離を達成。約2420万の高画素の実力を引き出す高い描写力を実現しています。両面非球面レンズ3枚、片面非球面レンズ1枚を採用し、諸収差の発生を高度に抑制。また、インナーフォーカス方式を採用することで、高速AFを可能に。大型センサーと高性能レンズによる高画質を軽量・小型ボディーに凝縮しました。

作例:大口径レンズ
  • 焦点距離は35mmフィルム換算です。

幅広い撮影領域を追求「焦点距離24-72mm」

広角から望遠まで、24-72mm(光学3倍ズーム)の幅広い焦点距離で、多彩なシーンが高画質に。さらに、先進のデジタルズーム、プログレッシブファインズームを搭載。高い解像感を保ったまま、144mm相当(約6倍)までのズーム撮影が楽しめます。

写真:光学3倍ズーム
  • 35mmフィルム換算。

「デジタルテレコン」

F値を小さく抑えた状態で倍率を上げることができ、高速シャッターで手ブレを抑えられます。倍率は約1.6倍と約2.0倍を選択可能です。

肉眼では捉えられない世界を鮮明な一枚に「広角端10cmのマクロ撮影」

花や昆虫、小物など、小さな被写体のディテールをAPS-Cの高画質で描写。広角端は10cm、望遠端は30cmで撮影することが可能です。

作例:マクロ撮影

シビアなピント合わせを、より快適に行える「マニュアルフォーカス」

精度の高いマニュアルフォーカス撮影が楽しめるのも、G1 X Mark IIIの魅力。タッチパネルを活用した直感的な操作で快適かつシビアなピント合わせが可能です。

イメージ:マニュアルフォーカス

よりシビアなピント合わせに対応する「MF拡大機能」

マニュアルフォーカス時、5倍、10倍の拡大表示が可能。拡大時も高解像感をキープするため、より正確なピント合わせが行えます。内蔵の高精細EVFによる撮影時にも対応。設定変更がリアルタイムに反映されるため、より緻密な画づくりが楽しめます。

イメージ:MF拡大機能

MFピーキング

マニュアルフォーカス時のピント合わせを、より高精度に、快適に行えるMFピーキング。ピントが合った被写体の輪郭を、色付き線で強調します。輪郭の検出感度(レベル)や、輪郭線の色を変えることもできます。

イメージ:MFピーキング
  • 写真は機能説明のためのイメージです。

高画質化、多機能化にさらなる進化を

優れた画像処理性能で、多彩な進化を実現「映像エンジンDIGIC 7」

デジタルカメラのキーパーツ、映像エンジン。低ノイズをはじめとした画質はもちろん、多機能化・高性能化を司る、まさに"頭脳"といえます。G1 X Mark IIIは、先進のDIGIC 7を搭載。従来を上回る処理性能は、画質はもちろん、より強力なブレ補正の実現、さらなる低ノイズ化や追尾・検出性能の高精度化に大きく貢献しています。

画像:DIGIC 7

暗いシーンで、手ブレをより強力に抑える「静止画IS 4.0段分」

これまで採用されてきた、ブレを検知するジャイロセンサーによる光学ISユニットの制御に加え、CMOSセンサーの画像情報からブレ量を判断、除去するアルゴリズムを搭載。[デュアルセンシングIS]を実現しました。角度ブレと画像ブレ、2つの情報を元に、より高精度にISユニットを制御させることで、4.0段分の補正効果を達成し、G1 X Mark IIから0.5段の進化を遂げました。手の震えなどによる細かいブレはもちろん、呼吸時などの体の揺れによるゆっくりとした大きなブレも高度に抑制します。

図:デュアルセンシングIS
  • ※1
    CIPA準拠。
  • 画像はイメージです。
図:デュアルセンシングIS G1 X Mark III,G1 X Mark II

人物の表情や動き回る動物を高精度に追尾する「追尾性能の進化」

選択した人物の特徴をカメラが認識。より高精度な追尾性能を可能にしました。他の人物と交差するようなシーンや一度フレームアウトして再びフレームインするようなケースでも、しっかりと被写体を追い続けます。さらに、絶えず動き回る動物の撮影時も、威力を発揮。体の向きを変えても、追尾を続けます。液晶の表示タイムラグの大幅な短縮と相まって、すばやく動く被写体のシャッターチャンスを逃さずに捉えられます。

低彩度や背景同系色の被写体も検出する「検出性能の進化」

DIGIC 7は、被写体の検出時にエッジなどの情報を活用。AUTOモードでの撮影時における検出性能の飛躍的な進化を達成しました。タッチパネルなどで被写体を指定しなくても、カメラが自動で主被写体を検出します。

夜景や薄暗い室内も、より美しい一枚に仕上げる「高感度時の解像感向上」

ノイズリダクション性能が飛躍的に進化。その性能に定評のあったDIGIC 6と比較して、最大約14倍もの情報量を用いることで、テクスチャーとノイズを高度に判別し、ノイズのみを徹底的に除去。被写体のエッジ部周辺のノイズを低減することで、さらに解像感の高い一枚に描き出します。ISO1600撮影時、DIGIC 6搭載機と比較してISO800と同等レベルのエッジノイズを実現しました。

  • G1 X Mark IIIと同レンズ・同センサーのDIGIC 6搭載機種との比較において(ISO3200以下)。

風景のディテールを鮮鋭に描く「小絞り時の解像感向上」

絞り込んで撮影したい時に発生することのあった回折現象。解像感を低下させる原因となるこの現象を高度に軽減します。DIGIC 7の高速処理性能により、光学情報を活用した補正を実現しました。風景撮影など、パンフォーカスで写真全体にピントを合わせて細部までよりシャープに描写することが可能です。

図:小絞り時の解像感向上 G1 X Mark III
図:小絞り時の解像感向上

適切な明るさとコントラストにする「オートライティングオプティマイザ」

暗い写真を適切な明るさへ、低コントラストの写真はメリハリのある仕上がりへ。卓越した画像処理性能により、オートライティングオプティマイザを実現。逆光時のポートレート撮影など、明暗差の激しいシーンも自然なコントラストと高い解像感で描くことができます。

強め
写真:オートライティングオプティマイザ 強め
なし
写真:オートライティングオプティマイザ なし

被写体の躍動感をかんたんに表現できる「流し撮りモード」

被写体の躍動感を活かした表現が、気軽に楽しめる撮影モードを新設。カメラのパンニング速度や被写体の進行速度・方向をカメラが瞬時に解析し、シャッタースピードをはじめとした適切な設定に調整。被写体のブレをIS(手ブレ補正機構)で防ぎつつ、背景は流動感を表現した流し撮り写真が手軽に楽しめます。背景の流し効果は、「小/中/大」から、任意に設定することができます。

作例:最高ISO感度12800

薄闇をシャッターチャンスに

細部まで鮮明に描き出す「最高ISO感度25600」

APS-CサイズCMOSセンサーと先進の映像エンジンDIGIC 7の連携により、ハイレベルな高感度性能を実現。常用ISO感度100~25600を達成しました。ISO感度を上げて撮影しても、ノイズの発生を高度に抑制、被写体のディテールまでクリアな一枚に。これまで描けなかった光景を、シャッターチャンスにします。夜景や室内など、光量の少ないシチュエーションでも、手持ちで積極的な撮影が可能です。また、ISO感度を上げることで速いシャッター速度に設定、すばやく動きのある被写体を描くこともできます。

作例:最高ISO感度12800

“高感度で美しい写真”を支える「HS SYSTEM」

高感度センサーと映像エンジンDIGICの連携により、高感度でも美しく撮れる、HS SYSTEM。夜景や光量の少ない室内でもノイズを抑え、鮮やかに描写。明暗差の大きな場面でも威力を発揮します。

図:HS SYSTEM