赤ちゃんにもバウンス撮影は有効です。直接の強い光ではなく、壁に反射させて柔らかい光にすることで、赤ちゃんを驚かせずキレイに撮影できます。右側に陰影をつけることで立体感も生まれ、ひと味違う仕上がりになります。
- ※スピードライトを目に近づけて発光させないでください。特に乳幼児を撮影する時は1m以上離れてください。
スピードライトを室内で楽しむなら、まずはバウンス撮影から。発光部の角度を壁や天井の方向に変えて発光させるだけ。反射された光は柔らかな間接光となり、自然な光が作り出せます。
スピードライトの発光部を左の壁にバウンスさせて撮影。左からの光を受けて明暗のメリハリが生まれ、肌の発色もアップ。立体感のある仕上がりになりました。
スピードライトの発光部を天井にバウンスさせて撮影。顔や首に柔らかな陰影が生まれて、部屋全体も明るくナチュラルな雰囲気に仕上がりました。
バウンスさせずに被写体に直接光を当てて撮影。背景はやや暗くなり、肌の色も浅く、かたい印象になりました。
お弁当や料理を、真上から撮ると自分の体やカメラが影になり、なかなか上手に写せません。スピードライトなら白いスケッチブックなどを壁代わりにしてバウンスさせると、自分の影を消すことができます。よりおいしく見える仕上がりでSNS映えも期待できます。
赤ちゃんにもバウンス撮影は有効です。直接の強い光ではなく、壁に反射させて柔らかい光にすることで、赤ちゃんを驚かせずキレイに撮影できます。右側に陰影をつけることで立体感も生まれ、ひと味違う仕上がりになります。
付属のバウンスアダプターを使うと、きらりと瞳を輝かせた(キャッチライト)写真が撮影できます。天井のバウンス光とバウンスアダプターからの間接光で、瞳の中心に丸い光が映り込み、生き生きとした表情を作ることができます。
光をプラスできる、というスピードライトのメリットをそのまま屋外でも活かします。強い日の光でできる影を和らげたり、夜景と人物どちらも明るく写すなど多彩に活用できます。
日射しが強い日中では、顔全体が暗く落ちたり、目や頬のくぼみ、鼻の下などに濃い影が出ることも。スピードライトなしで撮ると、表情も暗く見えてしまいます。そんなときには、スピードライトを発光させることで、気になるシャドー部を適切な明るさで写すことができます。
明るい屋外で表情も明るく、背景もぼかしたいという場合は、ハイスピードシンクロ機能を使います。通常の撮影では使えない高速シャッターが使えるため、絞りを開いて背景をぼかすことができます。大口径レンズとの組み合せで、ボケ味を活かした表現が可能です。
夜景などライトアップされた背景の前で人物を撮ると、明暗差があるため背景か人物のどちらかが暗く写ることがあります。スピードライトを発光させて、人物に光を当てると、人物と背景を同時に明るく写せます。シャッター速度が遅くなるため、三脚を使っての撮影をおすすめします。
スピードライトを使わなければ実現できない、風景写真の表現があります。時に幻想的に、時にドラマチックに、自然風景を描くことができます。
舞い落ちる雪にスピードライトを発光。ピントは奥に合わせて、絞りは開放付近(F値を小さく)に設定。スピードライトなしでは写ることのない雪を写し込むことで、幻想的な一枚に仕上がります。
夜は月や星明かりのみで、暗闇に近い状態。通常なら手前の木は暗くなりますが、スピードライトを木に直接当てることで星空を写しつつ、手前も印象的に描けました。
夕空に溶け込む桜に、スピードライトを発光。花びらの色を浮かび上がらせました。空の濃淡のグラデーションもしっかり再現。
太陽光を遮る森。手前の紫陽花にスピードライトの光を当て、森の薄暗い雰囲気を表現しつつ、日の光が射し込んでいるかのような一枚に。