カードプリンター社員証をICカードで作成したい!勤怠管理システムなどと連携できるICカードを手軽に低コストで作成・印刷する方法

社員証をICカードで作成したい!勤怠管理システムなどと連携できるICカードを手軽に低コストで作成・印刷する方法

近年、労働時間の適正な管理をするために勤怠管理システムを導入する企業や学校が増えています。また、2017年の個人情報保護法改正により個人情報を取り扱うすべての事業所において安全管理のために必要かつ適切な措置が義務付けられ、個人情報を取り扱う部屋の入退室を記録するシステムの導入が増えています。

社員証のICカード化は、これらの課題の解決に適していますが、導入や運用には相応のコストが発生します。ここでは、社員証ICカードを手軽に低コストで作成・印刷方法をご紹介します。

FeliCa?Mifare?作成するICカードの種類を決める

社員証や学生証でICカードの導入を検討する際に重要なICカードの規格。国内では、おもにFeliCaとMifareの2種類が流通しています。

選び方のポイントは、「ICカードの作成」と「ICカードの活用」を視野に入れること。まずは、ご利用中またはご利用予定の勤怠管理システムなどにICカードの規格が対応しているか否かを確認する必要があります。また、将来的なシステム拡張と作成コストを意識しながら決定することをオススメします。

ICカードの比較表

  FeliCa Standard FeliCa Lite-S Mifare
製造番号 IDm(16桁) UID(8桁)
セキュリティーレベル
システム拡張性
運用の容易性
カード単価(500枚場合) 高価(約880円~) 安価(約330円~) 安価(約300円~)
おもな用途 セキュリティーカード・社員証・学生証など 社員証・学生証・会員証など セキュリティーカード・社員証・学生証など

ICカード社員証の作成方法は2択。メリットデメリットと価格を比較

ICカード社員証を作成するには、「外注」「社内で作成」の2つの方法があります。それぞれの方法にメリットデメリットがあります。

ICカードを外注と社内で作成する方法のメリットデメリットを比較

  外注 社内で作成
1枚単価 発注枚数が多ければ安価。発注枚数が少ないと高価。 発注枚数に関わらず一定
人件費 外注のため、不要 作成する時間により考慮する必要がある
セキュリティー 社員の個人情報を外部に出すため、リスクが伴う 社内で作成するため、安心
納期 3~4月の繁忙期は、外注先が混み合うため、納期がかかる場合がある すぐに作成可能
作業負担 作成作業自体の負担はない。
校正や納期問い合わせのやり取りは発生する。
作成作業の負担がある。
校正や納期問い合わせのやり取りは不要。

ICカード社員証の価格を比較(FeliCa Lite-Sの場合)

ICカード社員証を作成するには、「外注」「社内で作成」の2つの方法があります。それぞれの方法にメリットデメリットがあります。

発注枚数 外注 キヤノンカードプリンター 昇華型プリンター
10枚 約1,320円/枚※1 約352円/枚
(メディア約350円+インク約2円~)
約350円/枚
(メディア約300円+インク約50円)
50枚 約840円/枚※1
納期 1~2週間程度 オンデマンド
約40枚/分(可変データの場合)
オンデマンド
約2.4枚/分

コスト測定画像サンプル

サンプル画像

社内で作成・印刷する方法(プリンター)の比較

ICカード社員証を社内で作成・印刷する場合、カードプリンターを使用します。カードプリンターには、昇華型方式とインクジェット方式の2つの印刷方式があります。それぞれの違いをスペック比較でご紹介します。

  インクジェット方式
(CX-G2400の場合)
昇華型方式
対応メディア 紙、シール
ICカード、IJプラスチックカード※1
ICカード、磁気カード
PVCプラスチックカード
片面印字速度 カラー 50枚/分 約2.4枚/分
モノクロ 約15枚/分
ファーストプリント 約7秒 約25秒(カラー)
約6秒(モノクロ)
印字余白 最小0.3mm 再転写方式:なし
ダイレクト方式:後端約0.2mm
自動両面 - ○(機種による)
プラスチックカード
1枚作成コスト
インク2円~
メディア80円~
インク約50~70円
メディア約50円
ICカード1枚作成コスト インク2円~
メディア約350円~
インク約50~70円
メディア約300円~
本体耐久 50万枚 5年または10万枚
エンコード(ICチップへの読み書き) - ○(機種による)

インクジェット方式のメリット

昇華型方式のメリット

ICカードを作成・印刷し、勤怠管理システムなどと連携する方法

かつては、ICカードのチップに社員番号などを書き込むことで、勤怠管理システムや入退室管理システムと連携させる方法が主流でした。
しかしながら、ICチップに書き込む場合、書き込むためのプリンターやソフトウエアの導入運用コストが高価になりがちです。

このような背景があり、現在では勤怠管理システムなどでは、ICカード固有の番号(FeliCaの場合は、IDm。Mifareの場合はUID)を利用してシステム連携を行う方法が一般的になってきています。

IDmを使用して、ICカードを勤怠管理システムと紐付ける方法(FeliCa Lite-Sの場合)

勤怠管理システムを起動し、社員を選択しICカードのIDm読み取りを行うことで、紐付けを行うことができます。また、勤怠管理システムによってはIDmリストのCSVファイルをインポートし一括登録することも可能です。

勤怠/入退室システムなどデータベース ICカードリーダー

勤怠管理システム 動作確認済ソフトウエア

システム名 会社名 FeliCaのIDm登録の可否 勤怠管理システムにIDmリスト(CSVファイル)の一括インポートが可能か
クラウド型勤怠管理システム「KING OF TIME」 株式会社ヒューマンテクノロジーズ 新しいウィンドウで開く
就業管理システム「クロノスPerformance」 クロノス株式会社 新しいウィンドウで開く
クラウド型勤怠管理システム「タッチオンタイム」 株式会社デジジャパン 新しいウィンドウで開く
打刻ちゃんTouch 株式会社データープロセスサービス 新しいウィンドウで開く -
勤怠管理システム「奉行Edge 勤怠管理クラウド」 株式会社オービックビジネスコンサルタント 新しいウィンドウで開く
クラウド型勤怠管理・分析システム「kinnosuke」 HOYA株式会社 MD部門 新しいウィンドウで開く
勤務管理サービス「follow(SaaS版)」 エヌ・ティ・ティ・コムウェア株式会社 新しいウィンドウで開く
クラウド型勤務管理サービス「follow Smart Touch」 エヌ・ティ・ティ・コムウェア株式会社 新しいウィンドウで開く
業務アプリプラットフォーム「ManageOZO3」OZO3勤怠 株式会社 ITCS 新しいウィンドウで開く
Hi-PerBTクラウド勤怠管理システム Powered By バイバイ タイムカード 株式会社日立ソリューションズ西日本 新しいウィンドウで開く
クラウド型勤怠管理システム「AKASHI」 ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社 新しいウィンドウで開く

ICカード社員証の作成は、3ステップ(インクジェット対応ICカードの場合)

(1)年賀状ソフトのように、データベースから選択し印刷 (2)インクジェットICカード券面に社員証を印刷 (3)複合機にかざして、認証テーブルへ登録 (3)市販のICカードリーダー・ライターにかざして、認証テーブルへ登録

社員証のICカード化を検討する際は、下記3点を検討する必要があります。

おすすめのICカードは、国内では主流であり、対応するシステムが多い「FeliCa Lite-S」です。

また、ICカードの作成方法は、枚数が少ないのであれば外注をおすすめします。枚数が多い場合や再発行などの依頼回数が多い場合は、社内で作成するメリットがあります。ICカード発行プリンターは、導入運用コストが抑えられ、印字速度やインクリボンからの個人情報の漏洩リスクがない「インクジェット方式のカードプリンター」をおすすめします。

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