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INTRODUCTION  Canon Logの特性とその実力

写真:INTRODUCTION

「Digital Film」という発想から誕生したLogフォーマット映像制作する上での具体的なメリットとは?

1.ワイドダイナミックレンジの実現

Logを使う一番のメリットは、通常のビデオガンマでは再現できないワイドダイナミックレンジを扱えることです。ビデオ的な白トビや黒潰れがなくなるため、カラーグレーディングの幅が広がり、ハイライトやシャドウのディテールの調整が可能になります。さらにラティチュード(露光範囲)の広い映像を素材として使えることで、フィルムで撮影されたかのような、しっとりとしたフィルムトーンを再現できます。

2.フィルムとの親和性

フィルムに近い特性を持つLogを扱うことで、フィルム撮影に近い映像制作を実現します。従来のフィルム撮影同様、露出計を基準にした撮影が可能になり、フィルムに近いラティチュードを持っているため、フィルム素材とのマッチングの親和性も高まります。また、映画においては、Logをベースにマスターを制作することで、デジタルシネマやフィルム上映など、より広いダイナミックレンジが必要とされる劇場映画のマスターとして高いクオリティを維持することができます。

ビット数を超えた階調を再現

Logのもう1つの大きな利点は、広いダイナミックレンジを少ないビット数に収録できる点です。露光量の対数値に対してリニア特性を持つLogデータでは、暗部からハイライトまで絞りに対して均等にデータが割り振られます。そのため、少ないビット数であっても、階調を損なうことなく、広い露光域のデータを再現することが可能です。Cineonが16bitではなく、あえて10bit Logとして規格化された理由もここにあり、10bit Logは14bitリニアに匹敵する階調を再現できるといわれています。

映像表現の可能性を広げる8bit Logの実力

映像表現の可能性を広げる「Log」。フィルムに近い広いダイナミックレンジを再現できる優れたフォーマットにもかかわらず、なぜこれまで日本ではあまり使われて来なかったのでしょうか?

その理由の1つに、Logデータの大きさが挙げられます。映画の世界で使われ始めたCineonデータは10bit RGBの非圧縮であり、2K解像度のものでも、1フレームあたり約12MBのデータ量になります。また実際の作業では、10bit Logからリニアへの変換も必要となり、CMのような短い作品はともかく、映画のような尺の長い作品では、制作費、制作期間の面で、Logのワークフローを導入することは容易ではありませんでした。

キヤノンのデジタルシネマカメラは、あえて8bit Logの搭載を選択しています。10bitに比べれば、再現できる階調に制限はありますが、撮影から編集にかかる作業効率は格段に上がり、大きなシステムを導入することなく、デスクトップPCの環境でも編集から仕上げのグレーディングまで行うことが可能になりました。10bitに比べれば、グレーディングの幅に制限はありますが、それ以上にこれまで手にすることが出来なかった"広いダイナミックレンジを活かした絵づくり"が、身近な制作環境で実現できるようになったことが、Canon Logの最大の魅力と言えるでしょう。

※ EOS C500は10bit/12bit Logを採用しています。

8bitにチューニングされたCanon Logの特性[ Canon Logガンマ/片対数チャート ]

図:Canon Logガンマ/片対数チャート

Canon LogとCineonのイメージ比較

図:Canon LogとCineonのイメージ比較

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