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MONITORING 現場でのモニター確認

写真:MONITORING

Logは広いダイナミックレンジが得られる一方で、Rec.709などのリニアガンマの映像に比べて大きく不利になる点が1つあります。それは撮影時の見た目が、最終的な仕上がりの見た目と異なる点です。始めてLogを使った映像制作者が最初に直面する課題が、Logをモニタリングする方法でしょう。
ここではLogのモニタリングについて解説します。

ビューアシスト

写真:ビューアシスト

Logは、フィルムで言うところのネガフィルムに相当するため、それ自体の見た目は非常にコントラストの低い映像になっています。そのため、Logを見た目に近い状態で表示するには、Rec.709などのビデオガンマに近いリニア特性に変換する必要があります。
キヤノンのデジタルシネマカメラにはCanon Logの表示用に『ビューアシスト』という表示モードがあり、ビューアシストを「入」にすることで、見た目に近い表示を行うことが可能になります。ビューアシストは、暗部から中間階調までRec.709に近いガンマで再現しながら、ハイライト部分は白トビさせずに、12ストップまで緩やかな階調を残した設計になっています。そのため広いダイナミックレンジを再現しながらも、見た目に近い印象で確認できます。

LUTを使った外部モニターへの表示

特に制作系の撮影現場では、カメラマンや撮影部スタッフ以外にも、監督、照明部、メイクや衣装、さらにクライアント等、様々なスタッフや関係者がモニターを確認しながら作業を進めて行きます。ビューアシスト機能は非常に有効な表示手段ですが、外部モニターへの出力には対応していません。そのため、別な表示機能を備えたモニター機器を通じて、モニタリングを行う必要があります。
その1つがLUT(ラット/Look Up Table)を使ったモニタリング方法です。LUTとは、モニターのガンマや色空間を変換するための一種のカラープロファイルであり、LUTに対応したモニターや変換機器にLUTをセットすることで、Logの表示を自由に変更することが可能になります。

LUTを使った外部モニタリングシステム例 HDLink(Blackmagic Design)、リファレンスモニター等接続実例図

図:HDLink(Blackmagic Design)、リファレンスモニター等接続実例

On-Set Grading

LUTは簡易プレビューとして非常に有効な手段ですが、グレーディングを踏まえた最終的な仕上がりを確認することはできません。時にCMなど、現場で最終的な仕上がりを確認する必要がある時は、もう一歩踏み込んだ確認方法が必要となるでしょう。それを実現するのが、On-Set Grading(オンセット・グレーディング)と呼ばれる簡易グレーディングシステムです。現在、様々なシステムが組まれていますが、最もシンプルなのは、小型のトラックボールが付いたコントローラーとグレーディングソフトをインストールしたPCを組み合わせたものが一般的です。複雑なグレーディングまでは行わないまでも、いくつかの基本的なパラメータを使って簡易グレーディングを行うことで、最終イメージに近い映像を確認でき、同時にそのパラメータを記録して、仕上げのグレーディングに活用することで、ポストプロダクション作業をより効率的に行うことができます。

On-Set Gradingシステムの概略図

図:On-Set Gradingシステムの概略

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