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いよいよ9月20日に開幕する「ラグビーワールドカップ2019™日本大会」(以下、RWC 2019)。11月2日の決勝戦まで全国12会場、全48試合が行われ、入場者数は180万人に達するとみられている。日本では今後も国際的なスポーツイベントが続くが、キヤノンはその歴史の中でスポーツと深く関わり、さらに新しい関係を築こうとしている。その取り組みについて聞いた。

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  • 2019.09.01

Episode.26 「キヤノンとスポーツの新しい関係」

顧客の課題を掘り起こし技術とアイデアで解決する

写真:荒 光治と柴田宗春 RWC 2019の準備・運営に際して生じる課題の解決をサポートするキヤノンマーケティングジャパン(株)2020プロジェクト営業推進室の荒 光治(左)と柴田宗春(右)

キヤノンはプロフォトグラファーだけでなく、ラグビーワールドカップ2019組織委員会や、開催都市となる自治体の声にも耳を傾け、大会の準備・運営に際して生じる課題の解決にも取り組んできた。キヤノンMJの社内に設けられた2020プロジェクト営業推進室は、そうした業務を円滑に進めるために設置された組織だ。室長の荒 光治は、活動の内容は多岐にわたると話す。

「国際的なスポーツ大会は規模が大きいですから、必然的に解決すべき課題も多くなります。その内容も、開催に向けた機運醸成から始まり、セキュリティなどを念頭にしたスタジアム施設の改修、世界中から訪れる観客をどうもてなすのかなど多岐にわたります。そうした多種多様な課題に対し、私たちキヤノンも地域や自治体それぞれの事情も勘案しながらソリューションを提供する必要があります」

キヤノンというと、カメラやプリンターをはじめとするコンシューマー向け製品や、オフィスで使われる複合機などのメーカーというイメージが強いかもしれないが、近年はそうした製品を開発・販売するだけでなく、ソフトウエアやネットワークといったITと組み合わせ、ソリューションとして提供する事業へとそのビジネスの領域を広げている。

同じく2020プロジェクト営業推進室の柴田宗春も、課題の掘り起こしと解決に力を注いでいると話す。

「開催都市となる自治体の方は、せっかく地元で行われるのだから住民の皆さんと大会に向けた機運醸成を行いたいという課題をお持ちでした。アジア初、しかも日本での開催ですから、まずはRWC 2019が開催されること、そして地元が開催都市であることから周知しなければいけません。その課題に対して、地元のイベント企画会社や設備会社などの協力も得ながら、キヤノンらしい提案を幅広く行いました」

その一例が、迫力ある写真を使用した「キヤノンラグビーウォールギャラリー」だ。選手が等身大以上の大きさに印刷された写真を、高耐候性メディアに出力。競技場の周辺や駅前などの人が集まる場所に掲出された大迫力の写真は話題となり、"SNS映え"するフォトスポットとして紹介されるなど、機運醸成という課題の解決をサポートしている。

RWC 2019の大会期間中には、グッズの販売やトークショーなどのイベントが開催される「ファンゾーン」が会場周辺に設けられるが、そこでの課題解決にもキヤノンの技術とサービスが生かされる。例えば、愛知県豊田市では、試合会場の豊田スタジアム近くにある豊田市総合体育館(スカイホール豊田)でパブリックビューイングを開催する予定だが、映画館や公民館のような恒久的な設備ではないため、大きなスクリーンに投影する試合映像の明るさが課題となっていた。

「会場ではプロジェクターで投影するのですが、屋内とはいえ日中の明るい場所ではどうしても光量が不足してしまいます。LEDスクリーンや光量の大きなプロジェクターを使えば解決できますが、設備や予算の関係もあってそれも難しい。そこでキヤノンでは、4台のプロジェクターで投影する映像を重ねるという解決策を提案し、投影角度を細かくコントロールできるアプリケーションも開発、ご提案しました。1台では暗くても4台で十分な明るさが得られ、昨年行った実証実験も成功して自治体の担当者の方からも評価していただけました」

大きなプロジェクターを1台導入するより、4台をイベントの規模や用途に応じて組み合わせるといった柔軟な運用ができることから、この活用法はイベントを運営する地元企業からも好評だという。

プロジェクターという製品を提供するだけではなく、製品を核にして、技術やアイデア、サービスを組み合わせてソリューションとして提供する。そんな"今のキヤノン"の姿が表れている事例だろう。

画像:キヤノンらしいソリューションが機運醸成やおもてなしに貢献

キヤノンらしいソリューションが機運醸成やおもてなしに貢献
RWC 2019開催に向けた開催都市での機運醸成や、大会期間中に訪れるお客さまへのおもてなしとして、インクジェット技術を活用し、多くの人が集まる試合会場やターミナル駅近くに、大迫力の選手や試合の写真などを印刷した「キヤノンラグビーウォールギャラリー」や、送迎用のバスラッピング制作を実施している。

画像:4台を組み合わせるアイデアでパブリックビューイングを実現

4台を組み合わせるアイデアで
パブリックビューイングを実現

国際大会など大きなスポーツ大会では欠かせなくなったのが、パブリックビューイング。RWC 2019でも、試合会場近くでさまざまなイベントが行われるファンゾーンでの開催が予定されている。開催場所によっては光量やコストの問題でプロジェクター1台での投影が難しい場合もあるが、キヤノンは4台のプロジェクターからの映像を重ねて投影することで輝度の向上を実現。アイデアとそれを可能にする技術で課題を解決した。

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