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東京2020大会開催目前!! 東京2020大会の感動を写真を通じて世界へ伝えるプロフォトグラファーをサポート

目前に迫った東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会(以下、東京2020大会)。東京2020ゴールドパートナー(スチルカメラおよびデスクトップ・プリンター)として大会を応援するキヤノンは、世界中から訪れるプロフォトグラファーのサポートを行います。

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  • 2021.06.01

東京2020大会開催目前!!
東京2020大会の感動を写真を通じて世界へ伝えるプロフォトグラファーをサポート

ゼロ・ダウンタイムを実現するために

画像: 東京2020オリンピック・パラリンピックゴールドパートナー(スチルカメラ&デスクトップ・プリンター)

世界最高峰のアスリートが競い合うスポーツの祭典、東京2020大会。そこで生まれる貴重な瞬間を写真に収めようと、この夏、プロフォトグラファーが東京に集結します。

キヤノンプロフェッショナルサービス(CPS)として、プロフォトグラファーが使用するカメラとレンズの修理・メンテナンスを提供しているキヤノンは、東京2020大会ではこれまでにない体制で対応します。担当するキヤノンマーケティングジャパン(以下、キヤノンMJ)の柿崎利樹は、プロフォトグラファーを過去最高レベルでサポートすると話します。

「キヤノンを使用する全てのプロフォトグラファーに、最良の機材コンディションで撮影に臨んでいただくため、東京ビッグサイトに設置されるメインプレスセンター内にキヤノンブースを開設し、カメラやレンズの調整・修理、代替機の貸し出しを行います」

大会期間中は毎日7時から23時までスタッフが常駐し、プロフォトグラファーのあらゆる要望に応えます。

「機材の不具合が原因で大切な撮影を止めてしまうことがないよう、『ゼロ・ダウンタイム』を掲げ、スタッフ一丸となり全力でサポートします。修理はお預かりから24時間以内に完了させ、その間は代替機を貸し出します。可能な限り短時間で修理するため、高い修理技術を持つスタッフが社内各所から集結し、修理受付には日常業務でプロフォトグラファーとの接点が多いスタッフを配置し、機材お預かり時のコミュニケーションエラーを極限まで減らします」

修理中の代替機は、一眼レフカメラの「EOS-1D X Mark Ⅲ」を中心に、ミラーレスカメラ「EOS R5」「EOS R6」、超望遠Lレンズなど各種レンズ群を用意します。こうしたサポートを続けるのは、後世に残る歴史的な瞬間を撮影するプロフォトグラファーを支えていくという使命感に他なりません。

「二度と訪れることのないシャッターチャンスに、プロフォトグラファーが安心して向き合える環境を整えることが私たちの役目です」

厳しい状況下でも最高のサポートを

写真: 仲野正明(右)と柿崎利樹 キヤノンマーケティングジャパン(株)カメラ統括本部グローバルスポーツイベントプロサポート課の仲野正明(右)と柿崎利樹

本大会はコロナ禍の中での開催となります。柿崎と共に準備に当たる仲野正明は、その難しさをこう語ります。

「過去の大規模イベントでは、地震や台風のような自然災害へのリスク管理は入念に準備しましたが、今回のような感染症に関しては誰も経験がなく、一つひとつ手探りでの検討が必要です」

ありとあらゆる可能性を想定しながら、準備を進めているという仲野。

「ブース運営では、従事するスタッフ、来訪するフォトグラファー双方の安全が何よりも大切です。大会組織委員会がまとめた感染予防策にのっとり、社内の専門部門にも助言をあおぎながら、安心して利用できるブースづくりとオペレーション構築を進めています」

撮影現場ではキヤノン製のリモート雲台が使用されます。

「レンズ交換式カメラを遠隔操作し、画角やアングルを変えられるリモート制御ソリューション『ロボティックカメラシステム CR-S700R』は、フォトグラファーが立ち入れない会場の天井などから撮影可能です。使用する新聞社・通信社をサポートします」

歴史に残る大会で果たすべき役割

「大会開催までに準備を整えるべき点はまだ多い」と話す二人ですが、大会に向けた想いは特別です。

「過去の大会とは大きく状況が異なります。会場に来られない観客のためにも、競技の模様を世界へ伝える写真の重要性は、これまで以上に大きくなると感じています」(仲野)

「撮影された写真は、スポーツの歴史の一部として長く刻まれることになるでしょう。そんな歴史をつくっていくお手伝いができれば、という想いで準備を進めています」(柿崎)

アスリートの最高の一瞬を感動と共に写真として記録するプロフォトグラファー。キヤノンはその活動を万全の態勢でサポートしていきます。

大会の思い出を写真と共に

大会期間中の選手村に「Photo Studio」を出店

キヤノンは、東京2020大会の開催期間中、選手村ビレッジプラザの「Photo Studio」でフォトサービスを提供する予定です。選手村ビレッジプラザは、選手村に滞在する選手団が、さまざまなサービスを利用できる施設です。

「Photo Studio」では、感染対策をとりながら、スタジオ撮影やスマートフォンやタブレットに保存されている写真のプリントサービスを提供する予定です。スチルカメラとデスクトップ・プリンターを活用することで、オリンピアン、パラリンピアンに東京2020大会への出場という最高の思い出を、写真という形にしてお持ち帰りいただきます。

「表彰台から感謝の気持ちを伝えたい」

写真: 秦 由加子選手 秦 由加子
1981年、千葉県生まれ。パラトライアスロン強化指定選手。キヤノンマーケティングジャパンに勤務。13歳の時に骨肉腫を発症し右大腿部より切断。義足での生活を送る中、2007年に幼少時代に取り組んでいた水泳を再開し、多数の国際大会に出場。13年にトライアスロンへ転向し、リオデジャネイロ2016パラリンピック競技大会では6位入賞を果たした。

パラトライアスロン出場を目指す秦選手の想い

東京2020大会のパラトライアスロン出場に向け、キヤノンMJの秦 由加子選手が準備を進めています。秦選手は、開催延期が決定した当初、葛藤を抱えたといいます。

「目標が見えなくなり一時は落胆しましたが、一方でホッとする気持ちもありました。スポーツを心から楽しむには、安全あってこそだと考えたからです」

これまでの練習方法を変えなければいけない厳しい状況下は、やはりストレスだったという秦さん。しかし、仲間たちの姿勢に心を動かされたと話します。

「同僚や友人、同じ競技に挑む海外選手たちとやりとりを重ねたことで、この苦境をみんなで乗り越えていくんだという想いに至り、それが励みになりました。それに、やるべきことは変わりません。来るべきその日に万全の状態で臨めるように、心身共に強くなり準備しておくことです」

その変わらぬ強い意志を持ち、心を込めて今できることをやっていこうと、モチベーションは下がることなく続いています。

写真: 秦 由加子選手

「パラトライアスロンは、スイム・バイク・ラン3種目のスピード感、競技用自転車のカッコよさ、体の不足を補う工夫を凝らした義足や義手、タンデムバイク、ガイドとの絆となるロープなど、見どころはさまざま。選手たちの気迫を感じてください」

秦選手は今、新たな目標に向け練習を重ねています。それは支えてくれた人、応援してくれた人、そして夢を与えてくれた人たちに「表彰台の上から感謝の気持ちを伝える」こと。その想いを胸に前に進み続ける秦選手の姿にぜひ注目してください。

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