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トップ > フォトなび [25] ソフトフォーカス機能を使う
昨秋に発売したミラーレスカメラ「EOS M10」に搭載された「ソフトフォーカス機能」を使うと、明るく優しい雰囲気の写真を撮ることができます。
ソフトフォーカスとは、意図的に写真全体のシャープさを抑えて撮影する手法のこと。手ぶれなどによってピンぼけした写真とは違い、ピントの芯はきちんと残っているのが特長です。下のお手本の写真は中央の花にピントの芯があり、華やかさの中に柔らかなグラデーションが生まれ、幻想的なイメージに仕上がっています。
▲「ソフトフォーカス機能」と、マクロレンズを併用。
露出を明るめに設定すると、春らしい雰囲気の1枚に仕上がる
ソフトフォーカス機能を使って撮影する際は、液晶モニターを使い、いつも以上に構図に注意を払うことが重要です。
輪郭線が控え目になってしまうため、形や色のはっきりした被写体を選び、撮りたい“主役”を意識的に際立たせた構図を心掛けてください。
液晶モニターを見ながら引いたり寄ったりして、“主役”がくっきりと浮き立つ場所を探しましょう。
さらに右のgood!の写真では、上部や花の輪郭が白く飛んでしまうほど、思い切って露出を明るめに設定してみました。そうすることでより温かく、華やかな1枚に仕上がりました。
また、ソフトフォーカス機能は、人の肌を美しく表現できるのも魅力。子どもの入学式など家族写真の撮影にもお勧めです。今春、ソフトフォーカス機能を使い、桜や菜の花などの春らしい草花や、希望に満ちた、とっておきのワンシーンを切り取ってみてはいかがでしょうか。
被写体にぐっと寄ることで、きれいなぼけ感を表現できるマクロレンズ
<EF-S 60mm F2.8 マクロ USM(マウントアダプター EF-EOS M使用)>
被写体をクローズアップして撮影したいときに重宝するのが、マクロレンズです。普通のレンズより撮影倍率が高いため、被写体をより大きく写すことができます。マクロレンズを使うと、ぼけ感がきれいに出やすくなり、上のお手本のように、幻想的な写真を撮影できます。