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  • 2016.03.01

[25] ソフトフォーカス機能を使うEOS学園講師:門井ゆりかさん

写真:EOS M10 EOS M10

昨秋に発売したミラーレスカメラ「EOS M10」に搭載された「ソフトフォーカス機能」を使うと、明るく優しい雰囲気の写真を撮ることができます。

ソフトフォーカスとは、意図的に写真全体のシャープさを抑えて撮影する手法のこと。手ぶれなどによってピンぼけした写真とは違い、ピントの芯はきちんと残っているのが特長です。下のお手本の写真は中央の花にピントの芯があり、華やかさの中に柔らかなグラデーションが生まれ、幻想的なイメージに仕上がっています。

写真:「ソフトフォーカス機能」とマクロレンズを併用

▲「ソフトフォーカス機能」と、マクロレンズを併用。
露出を明るめに設定すると、春らしい雰囲気の1枚に仕上がる

写真:ソフトフォーカス機能 ▲「ソフトフォーカス機能」を使うと、全体的に柔らかな印象に。主役を際立たせるため、花に少し寄って構図に工夫を

ソフトフォーカス機能を使って撮影する際は、液晶モニターを使い、いつも以上に構図に注意を払うことが重要です。

輪郭線が控え目になってしまうため、形や色のはっきりした被写体を選び、撮りたい“主役”を意識的に際立たせた構図を心掛けてください。

液晶モニターを見ながら引いたり寄ったりして、“主役”がくっきりと浮き立つ場所を探しましょう。

さらに右のgood!の写真では、上部や花の輪郭が白く飛んでしまうほど、思い切って露出を明るめに設定してみました。そうすることでより温かく、華やかな1枚に仕上がりました。

また、ソフトフォーカス機能は、人の肌を美しく表現できるのも魅力。子どもの入学式など家族写真の撮影にもお勧めです。今春、ソフトフォーカス機能を使い、桜や菜の花などの春らしい草花や、希望に満ちた、とっておきのワンシーンを切り取ってみてはいかがでしょうか。

マクロレンズでより幻想的に

写真:EF-S 60mm F2.8 マクロ USM

被写体にぐっと寄ることで、きれいなぼけ感を表現できるマクロレンズ
<EF-S 60mm F2.8 マクロ USM(マウントアダプター EF-EOS M使用)>
被写体をクローズアップして撮影したいときに重宝するのが、マクロレンズです。普通のレンズより撮影倍率が高いため、被写体をより大きく写すことができます。マクロレンズを使うと、ぼけ感がきれいに出やすくなり、上のお手本のように、幻想的な写真を撮影できます。

楽しいフォトライフのためのEOS学園
EOS学園は、多くの方に写真の楽しさを知ってもらい、表現の可能性を広げるための写真教室です。プロの写真家を講師に招き、講義と実習による講座を東京校、名古屋校、大阪校で開催。基礎コースから上級者向けコースまで、レベルに合わせて多彩な講座が選べます。花撮影・テーブルフォトなどの「テーマ別講座」も同校で開講中。また、eラーニングシステムを利用した写真教室「EOS学園オンライン」を3月より開講します。
詳細はホームページまで。(※一部講座を除く)

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