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トップ > フォトなび [26] 動きのある被写体を撮る

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  • 2016.06.01

[26] 動きのある被写体を撮るEOS学園講師:水谷たかひとさん

子どもの運動会から野球、サッカーなど、スポーツイベントでは躍動感のある一瞬を収めたいもの。動きの速い被写体も、デジタル一眼レフカメラ「EOS 80D」なら、シャッターチャンスを逃さず、撮影できます。

そのためにそろえたい望遠レンズは、焦点距離100mm~400mmの超望遠。子どもや選手の細かい表情まで、アップでダイナミックに写すことができます。動きのある被写体を狙う場合は、手持ちでの撮影が基本となりますが、ブレを極力減らすよう、カメラの扱い方にも注意が必要です。両脇を締めて右手でカメラをがっちりと持ち、左手でレンズを下からホールド。被写体を追うときはカメラを上下に振らず、腰から体ごとスムーズに左右に動かします。

  • 気をつけて!

    ▲45点のAFフレームから1点を任意で選択し、ピントを合わせる「1点AF」で撮影。速い動きの被写体をファインダーで追い切れないと、ピンボケになりやすく表情などもいまひとつ

good!

▲焦点距離400mmの超望遠レンズを使用し、「シャッター速度優先(Tv)」モードでシャッター速度を1/2000秒に設定。高速連写すると、ラグビーボールをキャッチしようとしている選手の表情までくっきり

また、スポーツ撮影には1/1000秒以上の速いシャッター速度が不可欠。モードダイヤルを「シャッター速度優先〈Tv〉」に合わせ、好みの速度に設定すれば、被写体の明るさに応じて絞り数値が自動で決まります。EOS 80Dは、ファインダー内の45点から被写体を自動検出してピントを合わせてくれる「45点自動選択AF(オートフォーカス)」を搭載。AIサーボAFと高速連写機能を併用すると、「good!」の写真のように、ボールをキャッチする選手の表情まで鮮明です。たくさん連写して1枚を選ぶくらいの気持ちで撮影しましょう。

動きを予測し、被写体をしっかりと追えるよう、事前に競技ルールを頭に入れ、撮影ポイントを確認しておくことも大切。練習を重ねるごとに、手に汗握る迫力の一瞬を切り取れるようになります。

遅いシャッタースピードで動感を演出

写真:一部分をブレさせ、動感を演出

シャッター速度を1/60秒に設定することで、動きのある写真になった
ピタリと静止した写真から一歩進み、動きの速い被写体を1/125秒や1/60秒など、あえて遅いシャッタースピードで撮影をすることで動きのある迫力シーンを表現できます。左の写真のように、ラグビーボールを蹴る瞬間の、躍動感溢れる1枚に仕上がります。

楽しいフォトライフのためのEOS学園
EOS学園は、多くの方に写真の楽しさを知ってもらい、表現の可能性を広げるための写真教室です。プロの写真家を講師に招き、講義と実習による講座を東京校、名古屋校、大阪校で開催。基礎コースから上級者向けコースまで、レベルに合わせて多彩な講座が選べます。乗り物・スポーツなどの「テーマ別講座」も同校で開講中。また、eラーニングシステムを利用した写真教室「EOS学園オンライン」も開講しています。
詳細はホームページまで。(※一部講座を除く)

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