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トップ > フォトなび [30] 花火を雰囲気良く撮る

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  • 2017.06.01

[30] 花火を雰囲気良く撮るEOS学園講師:小川晃代さん

今回は夏の風物詩、花火の撮影に挑戦してみましょう。手持ち花火(人物を含む)と打ち上げ花火(花火のみ)では、撮影する際のテクニックが異なるので、それぞれに適した方法を紹介します。まず、手持ち花火についてです。夜の撮影といえばストロボを使うと思いがちですが、あえて使用せず、花火自体を光源と考え、その光を生かして撮ると雰囲気のある作品に仕上がります。そのためには、できるだけ明るいレンズを使いましょう。「EOS M6」なら「EF-M22mm F2 STM」がお薦めです。

撮影方法は「Av(絞り優先)」モードで、絞りの数値(F値)は最小、露出を「マイナス1~2」に補正します。シャッタースピードはカメラが自動的に計算しますが、ISO感度によって変わるため、「30分の1秒」から「100分の1秒」の間に収まるようにISO感度を設定します。人物の顔と花火は安全な範囲でなるべく近くなるようにし、煙が被写体にかぶらないよう風向きにも注意。壁際ではなく、背景が広い場所を選ぶのも重要です。花火がきれいに広がる瞬間にシャッターを押して連写し、最高のシーンを捉えましょう。

  • 写真:いつもの写真

    ▲ 「P」モードでストロボを発光させて撮影すると、全体に白っぽく平たんな印象の写真に

写真:good!

▲ 「EF-M22mm F2 STM」のレンズを使用し、絞りの数値は「F2.2」、シャッタースピード「1/80秒」、ISO感度「640」で撮影。花火と被写体が浮かび上がり、雰囲気良く仕上がった

写真:good!

▲ バルブ撮影を行い、黒い画用紙を貼ったうちわを疑似シャッターとして使用。花火2発分を1枚に収め、華やかな作品が完成

一方、打ち上げ花火を撮る場合は、シャッターボタンを押している間だけ露光するバルブ撮影という方法を活用すると良いでしょう。三脚とリモートスイッチ、そして黒い画用紙を貼ったうちわを用意してください。今回は2発の花火を1枚に写し込み、華やかな作品に仕上げる方法を紹介します。モードは「マニュアル」(バルブモードが独立している機種は「バルブ」)、シャッタースピードを「バルブ」、絞りの数値は「F8」前後、ISO感度を「100」に設定します。花火全体が写るようカメラを三脚に固定し、1発目が打ち上がり始めたところでシャッターを押したままにします。花火が開いたらうちわをレンズにかぶせ、疑似的にシャッターが閉じた状態をつくります(実際のシャッターは押したままです)。2発目が上がったところでうちわを外し、花火が開き切ったらシャッターボタンを離せば完了です。打ち上げ花火の撮影は少し難しいですが、何度もチャレンジし、一歩進んだ作品作りを目指しましょう。三脚を使用しての撮影は、周りに迷惑が掛からないような配慮も大切です。

「楽しいフォトライフのためのEOS学園」
EOS学園は、多くの方に写真の楽しさを知ってもらい、表現の可能性を広げるための写真教室です。プロの写真家を講師に招き、講義と実習による講座を東京校、名古屋校、大阪校で開催。基礎コースから上級者向けコースまで、レベルに合わせて多彩な講座が選べます。花火などの四季を写すテクニック、「テーマ別講座」も同校で開講中。また、eラーニングシステムを利用した写真教室「EOS学園オンライン」も開講しています。
詳細はホームページまで。(※一部講座を除く)

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