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トップ > フォトなび [41] 動きのある被写体の一瞬の表情まで捉える

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  • 2020.03.01

[41] 動きのある被写体の一瞬の表情まで捉えるEOS学園講師:中村陽子さん

子どもやペットの愛らしい姿を写真に残しておきたいけれど、動き回るから追い掛けて撮影するのが大変──。そんな悩みを解消するには、動いている被写体に沿ってピントを合わせ続けてくれる「サーボAF」という機能を活用するとよいでしょう。

「EOS M200」なら、撮影設定の「AF動作」を「サーボAF」にしておくと、動く被写体にピントを合わせ続けられます。さらに「AF方式」を「顔+追尾優先AF」に設定すると、顔の動きに合わせてAFフレームも動くので、人の顔を優先したピント合わせを行うことができます。この二つの設定により、子どもが不意に動き出してもカメラが自動的にピントを調整してくれます。すると構図に専念できるので、気持ちに余裕を持って撮影を楽しめるようになります。

写真:動物写真。「サーボAF」で動きを追従

▲ 動物の場合、人間のような顔認識はされないので、
顔周りにAFフレームを設定してピントを合わせ、「サーボAF」で動きを追従

写真:スポーツの練習など大きな動きにも対応可能 ▲ 「サーボAF」「顔+追尾優先AF」「連続撮影」の設定は、スポーツの練習など大きな動きにも対応可能。設定がうまくできない場合は、撮影モードを「スポーツ」モードにすると楽ちん

撮影するときは、連続撮影(連写)の設定にしてシャッターボタンを押し続けましょう。1枚ずつ写すと、「ポーズはいいけど表情が気に入らない」といった、惜しい写真になってしまうことも。連続撮影にしておけば、コマ送りのように続けて撮影できるので、「ここだ!」と思った瞬間もしっかり捉えてくれて、初心者でもベストショットをカメラに収めることができます。

写真選びは、できれば撮影の記憶が新しいうちにしておきましょう。思い通りに撮れなかった写真に対しては、その理由を考えたり、撮影が上手な人の意見を聞いたりすると、同じ失敗を繰り返さなくなるので上達が早まります。

また、子どもを被写体にするときは、いい写真を撮ろうと力を入れ過ぎないことも大切です。「こっち向いて!」「笑って!」とあれこれ指示を出すよりも、自由に遊ばせている間に笑顔の瞬間を切り取るつもりで撮影した方が、自然でほがらかな表情を残せます。「こんな写真が撮れたよ」と見せてあげながら、楽しい思い出を共有していると、子どもも喜んで協力してくれるようになるでしょう。

ストロボの併用で夕景も表情もくっきり撮影

写真:ストロボ効果で顔も背景もきれいに ストロボ効果で明るさが調整されるので、顔も背景もきれいに撮影できる

夕景や薄暗い室内では、あえてストロボを利用してみましょう。人物の顔と背景の両方が明るくきれいに写せます。「EOS M200」なら「夜景ポートレート」モードにするだけで、細かい設定も不要です。

「楽しいフォトライフのためのEOS学園」
EOS学園は、多くの方に写真の楽しさを知ってもらい、表現の可能性を広げるための写真教室です。プロの写真家を講師に招き、講義と実習による講座を東京校、名古屋校、大阪校で開催。入門コースから上級者向けコースまで、レベルに合わせて多彩な講座が選べます。風景、マクロ表現などのテーマ別講座なども同校で開講中です。
詳細はホームページまで。(※一部講座を除く)

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