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トップ > フォトなび [41] 動きのある被写体の一瞬の表情まで捉える
子どもやペットの愛らしい姿を写真に残しておきたいけれど、動き回るから追い掛けて撮影するのが大変──。そんな悩みを解消するには、動いている被写体に沿ってピントを合わせ続けてくれる「サーボAF」という機能を活用するとよいでしょう。
「EOS M200」なら、撮影設定の「AF動作」を「サーボAF」にしておくと、動く被写体にピントを合わせ続けられます。さらに「AF方式」を「顔+追尾優先AF」に設定すると、顔の動きに合わせてAFフレームも動くので、人の顔を優先したピント合わせを行うことができます。この二つの設定により、子どもが不意に動き出してもカメラが自動的にピントを調整してくれます。すると構図に専念できるので、気持ちに余裕を持って撮影を楽しめるようになります。
▲ 動物の場合、人間のような顔認識はされないので、
顔周りにAFフレームを設定してピントを合わせ、「サーボAF」で動きを追従
撮影するときは、連続撮影(連写)の設定にしてシャッターボタンを押し続けましょう。1枚ずつ写すと、「ポーズはいいけど表情が気に入らない」といった、惜しい写真になってしまうことも。連続撮影にしておけば、コマ送りのように続けて撮影できるので、「ここだ!」と思った瞬間もしっかり捉えてくれて、初心者でもベストショットをカメラに収めることができます。
写真選びは、できれば撮影の記憶が新しいうちにしておきましょう。思い通りに撮れなかった写真に対しては、その理由を考えたり、撮影が上手な人の意見を聞いたりすると、同じ失敗を繰り返さなくなるので上達が早まります。
また、子どもを被写体にするときは、いい写真を撮ろうと力を入れ過ぎないことも大切です。「こっち向いて!」「笑って!」とあれこれ指示を出すよりも、自由に遊ばせている間に笑顔の瞬間を切り取るつもりで撮影した方が、自然でほがらかな表情を残せます。「こんな写真が撮れたよ」と見せてあげながら、楽しい思い出を共有していると、子どもも喜んで協力してくれるようになるでしょう。
夕景や薄暗い室内では、あえてストロボを利用してみましょう。人物の顔と背景の両方が明るくきれいに写せます。「EOS M200」なら「夜景ポートレート」モードにするだけで、細かい設定も不要です。