キヤノンマーケティングジャパン株式会社グループのIT推進の取り組み

攻めに転じる次世代基幹システムへの刷新

次世代基幹システムへのロードマップ

キヤノンマーケティングジャパングループ(以下、当社グループ)は、グループ全社の基幹システムにおいて、2003年のOracle ERPの導入以降、堅牢性・信頼性を重視した基幹システムを構築し、グループ内のITインフラ環境を盤石に支え、守ってきました。一方、競争力強化につながる新たな価値を生み出し、お客さまに攻めのIT投資の価値を提供すること、また全社の業務の抜本的な構造改革を進め、生産性向上を推し進めることを目的に、次世代基幹システムの構築を企画推進しています。

デジタルトランスフォーメーション [SoR]守りのIT投資 全体最適 定型業務 堅牢性・信頼性→基幹システムや業務アプリケーションの改修および全面刷新 [SoE]攻めのIT投資 競争力強化 新規事業創出 アジリティ・スケーラビリティ→クラウドをはじめ、PaaS・SaaS・IaaSを駆使したあらたなサービス利用

パーツ管理システム刷新プロジェクト

当社グループは2016年より次世代基幹システム刷新の第一期と位置づけ、将来のアフターサービススタイルに合致したグループ共通のサービスパーツ管理システムの刷新に着手しています。サービスパーツは、製品購入後の修理やメンテナンスなど製品性能を維持するために使用される品目です。

グループ各社の独自システムから共通システムに統一することにより、業務プロセスの共通化を図るとともに、グループ連結在庫管理の効率化、ビジネスパートナーの在庫の見える化を実現します。また、カスタマーエンジニアのパーツ手配関連業務における効率化や、モバイル対応によるワークスタイルの革新を実現します。

ソフトウエアは、キヤノンITソリューションズ株式会社(以下、キヤノンITS)の「 AvantStage 」のラインアップである生産管理・原価管理・販売管理パッケージ「mcframe」を採用しました。「 AvantStage 」はベスト・オブ・ブリード型基幹システムのコンセプトで、事業の状況に合わせ、課題解決効果の高い業務領域から順次導入していくことが可能です。今回は販売管理領域のベスト・オブ・ブリード型で導入いたします。また、キヤノンITSのクラウドサービス「SOLTAGE」上に構築し、SaaS型でユーザーにサービスを提供します。さらにパッケージ以外の開発においては、キヤノンITS の超高速開発ツール「Web Performer」の採用により、設計・製造・テスト工程における開発工程の短縮を実現しました。

競争力強化のためのITアーキテクチャ基本方針

次世代基幹システムの刷新に先駆けて、新しいITインフラの整備、共通基盤の構築を進めており、段階的に次世代基幹システムに順次展開していく計画です。

共通基盤とは、各アプリケーションの土台となる共通機能群(1.統合認証、2.データ連携、3.運用管理、4.帳票、5.ワークフロー)で、これらの基盤の共通化・標準化を行うことで、アプリケーション開発の生産性・品質の向上、運用保守の効率化を図ります。

この新たなITインフラ・共通基盤の構築にあたり、今後ITシステムをどういった考え方で、どういった技術を適用していくのかについて、ITアーキテクト部では「ITアーキテクチャ基本方針」を策定しました。当社グループが利用するITシステムを支えるため全体方針(5つの原則)を示し、インフラや共通基盤をはじめとしたアプリケーション、セキュリティ等の個別方針を全グループ社員に公開しています。また、デジタルトランスフォーメーションを実現する新しい技術を牽引し、新技術の評価や適用の検討も行っています。

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