商業印刷を支えるツールとしての印刷物はもっと進化する
デジタルと印刷が生む可能性

デジタル化が進む現代において、印刷業界にも変革を求める風が吹き始めています。ITを活用したスマートファクトリー化による生産性向上、新規ビジネスモデルの創出など、業界存続のために乗り越えなければならない課題に大きな関心が寄せられ、それをいかに解決していくかが重要になってきています。

商業印刷の新たな可能性

コンテンツのデジタル化などにより、市場が縮小傾向にある商業印刷の世界では、この時代背景に即した新たな市場の創出が急務となっています。その1つがマーケティングへの応用。より個人に企業のメッセージを伝えるダイレクトマーケティングが求められるなか、これまでその主役は「デジタル」だとされてきました。しかし、膨大に流れる情報のなかから、自分にとって本当に有益な情報をキャッチするためには、受け手に高いリテラシーと労力が必要です。また、スマートフォン利用者は、情報の取得へのコスト意識も大きくなり、一方的な広告表示への不快感が広がっています。企業が顧客に向けて確実にメッセージを伝える手段として、デジタルが必ずしも万能だとはいえないのです。

デジタル印刷で起きるプリンティングの変革

そこで見直されているのが、印刷物によるマーケティングです。これまでのオフセット印刷は印刷物ごとに版を作成するために時間もコストもかかりましたが、版を起こさずデータから直接印刷できるデジタルプリンティングの進歩で、リードタイムは大幅に短縮されます。さらに、一枚一枚印刷の内容を変えられるバリアブル印刷を活用すれば、例えば請求書を送付する際に、その人の嗜好に合う広告を入れるなど、受け取る人の属性に合わせて冊子やダイレクトメールの内容を変える、個人向けのターゲットマーケティングも容易になりました。
キヤノンマーケティングジャパングループは、最新の印刷技術とシステムの力でこれからのダイレクトマーケティングのあり方をご提案します。さらに、Customer Experience Center Tokyo(CEC Tokyo)では、最新の印刷技術を体験いただきながら、それぞれのビジネスの課題にあったソリューションを具体的にご提案することが可能です。

メッセージとプリンティングの新たな関係

デジタルプリンティングの進化によって、マーケティングの可能性はさらに広がります。これまでの印刷方式よりも時間もコストも少なくて済むデジタルプリンティングによって、デジタルと印刷をより密接に連携させたプロモーションも可能になるでしょう。また、さらなる技術革新によって印刷できる素材の種類は増えています。商品のパッケージや梱包用の段ボール箱、伝票や封筒など、あらゆるものが単なる「資材」ではなく、「マーケティングツール」として活用することで、ビジネスチャンスは広がります。また、デジタルプリンティングが得意とするオンデマンド印刷を活用することで、少部数での出版を可能にするブックオンデマンドソリューションといった新しいビジネスも生まれています。
デジタルプリンティングの進化とその活用の先には、新しいマーケティングの形を実現し、顧客との新たな関係の構築だけでなく、新しいビジネスモデルを創出する可能性が広がっているのです。

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