平川市立猿賀小学校 校舎の思い出プロジェクト 実施事例

~取り壊される校舎での最後の思い出づくりを~小学校向けサポートプログラム

2019年7月16日~7月18日に、平川市立猿賀小学校にて、「校舎の思い出プロジェクト」を実施しました。

平川市立猿賀小学校の先生方にお話を伺いました

小学校の歴史についてお聞かせください。

昭和47年
尾上町立日沼小学校と旧尾上町立猿賀小学校を統合して、尾上町立猿賀小学校創立
平成18年
尾上町と平賀町、碇ヶ関村が合併し、平川市ができたことに伴い、尾上町立猿賀小学校から平川市立猿賀小学校に名称変更
令和元年
新校舎完成、引っ越し
須藤校長先生

「校舎の思い出プロジェクト」を行うことになったきっかけについてお聞かせください。

校舎の改築が決まった後、キヤノンプレシジョンに勤務する保護者から本プロジェクトのことを聞きました。普段は描くことができない場所に思い切り絵を描くことができる活動だと知り、とても楽しそうで、子どもたちの心に残る活動になるだろうだと思いました。HP等で内容を確認し、教職員で話合い、教育委員会とも相談して許可を得て、実施することになりました。

「校舎の思い出プロジェクト」のサポートプログラムはいかがでしたでしょうか。

細かい点についてもいろいろと教えていただきました。物心両面からサポートしていただき、大変ありがたかったです。

特に印象に残っているエピソードなどあれば教えてください。

子どもたちが学級会等で、描くテーマを決めていく活動を通して、いろいろな事に対する「感謝」を感じられたことが良かったと思います。絵を描いているときの楽しそうな顔や友達と思い出などを話しながら活動している様子を見て、子どもたちの生き生きとした姿に私も引き込まれました。できあがった絵を見た子どもたちの満足そうな笑顔がとても印象に残っています。
また、卒業生や地域の方にも呼びかけたところ、たくさんの方がおいでになり、メッセージを書いてくれました。保護者の方も卒業生としてのメッセージを寄せてくれるなど、地域の学校という意識を強くすることができました。

学校の壁という本来描いてはいけない場所に、初めて子供たちが描いていくときはどのような反応でしたか。

最初に話をしたときに、「えー、いいの」という反応があり、その後で「ここにも描きたい」「あそこにも描きたい」と描きたい場所が広がっていきました。時間や安全面等の制約もあり、全ての場所に描くことはできなかったのですが、描いているときは生き生きと楽しそうでした。中には、「ありがとう、猿賀小学校」と言いながら描いている子どもも複数おり、みんなで旧校舎に感謝の気持ちをもつことができたと思っています。

子供たちが撮影した写真(or 撮影しているところ)をご覧になって、いかがでしたか。

子どもたちが普段一眼レフカメラに触れる機会はあまりないだけに、カメラを操作することに喜びを感じていたように思います。携帯電話のカメラや簡単操作のデジタルカメラとは違ったカメラの操作を楽しんでいました。また、被写体が自分の同級生や後輩たちであり、普段のままの表情を撮影できたのではないかと思います。
できあがった写真は、どれも子どもらしい切り口で、今にも子どもの声がきこえてくるようなものがありました。撮影する方もされる方もよく知っている間柄だからこそだと思いました。

児童や保護者の皆さん、地域住民の方の反応はいかがでしたか。

子どもたちは自分の学年だけでなく、他の学年の作品も見て、楽しそうに話をしていました。上手・下手ではなく、描いた人の気持ちになって鑑賞していたのが、すばらしかったです。保護者の方の中には、わざわざできあがりを見にいらした方もありました。「さすが、6年生」とか、「こんなこともあったね」と言いながら見ていました。
おひろめ会のときには、地域の皆さんにも見ていただきました。「良い活動だね」「子どもたちが描いた絵が楽しそうだ」「きっと楽しく絵を描いたんだね」など、好意的な反応がほとんどでした。また、大型ポスターを見て、「良い記念になるね」「ずっと飾っておいてほしい」などのご意見もいただきました。

今後、「校舎の思い出プロジェクト」を多くの小学校にて展開をしていきたいと考えております。このプロジェクトに今後期待することや、メッセージがございましたらお聞かせください。

こどもたちの心に残るすばらしいプロジェクトだと思います。今後も多くの学校で実施されたら素敵だなあと思います。本校はこのプロジェクトに参加して本当に良かったと思っています。

プロジェクト作品

大判プリント作品