~取り壊される校舎での最後の思い出づくりを~小学校向けサポートプログラム 校舎の思い出 プロジェクト

実施事例杉並区立桃井第二小学校

2019年3月24日杉並区立桃井第二小学校にて、「校舎の思い出プロジェクト」を実施しました。

杉並区立桃井第二小学校の先生方に
お話を伺いました

小学校の歴史についてお聞かせください。

硲校長先生

本校は、荻窪の南側にあり、商店街と住宅街に囲まれ、保護者だけでなく、地域の方々にも数多くの支えをいただいている学校です。また、新校舎建築と同時に創立90周年を迎えるため、同窓生からの関心も高くなっています。
さらに、本校の校歌は、歌人の与謝野晶子が作詞したものとして有名で、児童が地域イベントで校歌を歌うと、共に歌ってくれるほど、地域に根付いた歌となっています。与謝野晶子の歌碑を観るために、多くの方が訪れています。
また、本校には「白旗桜」というシンボルツリーもあり、与謝野晶子と共に地域に愛されています。(硲校長先生)

「校舎の思い出プロジェクト」を行うことになったきっかけについてお聞かせください。

おやじの会副会長 飯塚さん

新校舎の工事が始まった2年ほど前より、「取り壊される旧校舎へのペイント的なことをやりたいねぇ。」とおやじの会メンバー内で話をしておりました。
そんななかで、メンバーがこのプロジェクトを探してきてくれまして、学校側に提案させていただいたのがきっかけになります。(おやじの会副会長 飯塚様)

「校舎の思い出プロジェクト」のサポートプログラムはいかがでしたでしょうか。

事前に打ち合わせを行い、学校が行いたい「周年行事に向けて、児童だけでなく、卒業生や地域を巻き込んだイベントにしたい」という思いを伝えると、それに向けてアドバイスをいただき、イベント終了後、地域の方からも良いイベントだったとのお声をいただきました。
一眼レフカメラを児童に持たせていただいたことも、児童にとって良い経験となりました。使い方を教わる子供たちの真剣な表情と、その子だからこそ撮ることのできた画像がたくさんあったことも良かったです。(硲校長先生)

特に印象に残っているエピソードなどあれば教えてください。

図工 濱田先生

本番の3週間前の週末に、イベント当日への見本的なものを目指して図工・濱田先生と加護谷さん(おやじの会・会長)と私の3人で校舎にそれぞれの「小学生の自分」を描きました。その後の全校朝会で、鈴木副校長先生より、正式にこのイベントを全生徒に告知していただきました。
翌々日の月曜日に、登校してきた子どもたちは天井まである大きな絵に「何だこれ!」とサプライズに喜んでくれました。(おやじの会副会長 飯塚様)

低学年の子どもが、「こんなに幸せな時ははじめて!」と言いながら幸せそうに絵を描いていたのがとても印象にのこりました。(図工 濱田先生)

学校の壁という本来描いてはいけない場所に、初めて子供たちが描いていくときはどのような反応でしたか。

おやじの会会長 加護谷様

下書きの時の様子は見ることができなかったのですが、意外に、大半の生徒が絵筆を持ってすんなり描き始めていたので驚きました。 事前に巨大な見本を見せ、下書きもしていたことが良かったのかもしれません。(おやじの会会長 加護谷様)

子供たちが撮影した写真(or 撮影しているところ)をご覧になって、いかがでしたか。

子供達は全部で30名ほど参加しました。普段使わない一眼レフカメラを、緊張した面持ちで持つ表情もよかったです。また、完成した絵を中心に撮影したり、描いている様子を撮影したり、子供によって撮影する視点が違うんだと改めて感じました。子供同士で撮影したことで、自然なよい表情を残すことができたのもよかったです。(鈴木副校長先生)

児童や保護者の皆さん、地域住民の方の反応はいかがでしたか。

鈴木副校長先生

いくつかの地域の会議にて告知をしたところ、街で出会った他の方からも、「イベントをやるんだって?」「私も描いていいですか?」と声をかけてもらえました。当日も、児童、保護者の他に、地域の方や卒業生が200名以上参加してくださったことが、なによりうれしかったです。
イベント当日、イベントに合わせて同窓会を企画した卒業生が何代もいたことを聞きました。また、イベントの最中に、偶然同窓生と再会することもあったようです。
イベント終了後、数年前の卒業生から、「イベントには行けなかったけど…」と学校に来てくれたこともうれしい出来事でした。(鈴木副校長先生)

今後、「校舎の思い出プロジェクト」を多くの小学校にて展開をしていきたいと考えております。このプロジェクトに今後期待することや、メッセージがございましたらお聞かせください。

同じような状況で取り壊しになる校舎もいくつかあるかと思いますが、ただ取り壊して無くなってしまった、というのではなく、最後に想い出をしっかり作った上で送り出すというのは随分違う印象で子供や卒業生の心に残ると思うので、是非、広く展開して行って欲しいと思います。
それとは別に、児童が大きなキャンバスに自由に絵を描くという機会はすごく貴重なものになっている時代なのかなと思います。想い出作りを、身体全身で楽しむという本プロジェクトはとても有意義な時間を提供してくれる素晴らしい企画だと思います。是非続けてください!(おやじの会会長 加護谷様)

プロジェクト作品

大判プリント作品

大判ポスター
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