imageRUNNERの「IPアドレスブロック」機能により可能です。
「IPアドレスブロック」機能とは
「IPアドレスブロック」とは、imageRUNNERのセキュリティを向上させるため、「受信/印刷」「設定/閲覧」をIPアドレスにより「許可」、あるいは「拒否」にし不正アクセスを防ぐ機能です。
この機能によりIPアドレスでのセキュリティが保たれます。
【設定項目と対象プロトコル】
分類 | 項目 |
IPアドレス (範囲数) |
対象アプリケーション (プロトコル) |
具体例 |
受信/印刷 範囲設定 |
拒否IPアドレス | 8個 |
LPD/RAW/SMB/ HTTP(IPP)/SMTP |
・プリント ・PCファクス ・Iファクス受信 |
許可IPアドレス | 8個 | |||
設定/参照 範囲設定 |
拒否IPアドレス | 8個 |
SNMP/ HTTP(リモートUI) |
・Webブラウザ閲覧 ・ユーティリティ設定 |
許可IPアドレス | 8個 |
・ユーザモード>システム管理設定>ネットワーク設定
>TCP/IP設定>IPアドレス範囲設定
(設定を変更した場合、電源再投入後 設定が有効になります。)
【IPアドレス指定の条件】
・工場出荷時は設定がされておらず、全て許可されています。
・0.0.0.0は指定できません。
・「単独」あるいは「範囲(開始アドレス、終了アドレス)」による指定が可能です。
(「開始アドレス」>「終了アドレス」は指定不可)
【条件の組合せ】
・「受信許可」「受信拒否」双方が無効の場合、すべてのパケットは「受信許可」となります。
・「受信許可」のみ有効で、「許可IPアドレス」に合致しない場合「受信拒否」となります。
・「受信拒否」のみ有効で、「拒否IPアドレス」に合致しない場合「受信許可」となります。
・「受信許可」「受信拒否」双方が有効で、いずれの指定にも合致しない場合「受信拒否」と
なります。
・「受信許可」「受信拒否」双方が有効で、双方に重複して指定された場合「受信拒否」とな
ります。
【切断のタイミング】
・LPD/RAW/SMB/SMTPはコネクション確立時にIPアドレスを判断し、受信印刷拒否
対象であれば接続を切断します。
・IPPはHTTP上のパケットがIPPパケットであると認識した際にIPアドレスを判断し、受信
拒否対象の場合接続を切断します。HTTPでの接続は一度確立され、IPPの先頭パケット
を受け取った段階での判断となります。
・リモートUIはHTTP上のパケットがIPPで無い場合にIPアドレスを判断し、拒否対象の場合
は接続を切断します。
・SNMPはUDPであるため、パケットを受信した際にIPアドレスを判断し、設定参照拒否対象
であった場合、そのパケットを破棄します。
【拒否対象のログ】
・拒否対象のIPアドレスからパケットを受信した場合は、システム状況→プリンタ→ログへ
その結果のログを残します。