対処方法
カメラのセンサークリーニング機能を利用しても撮像素子(CMOS)のゴミやほこりが付いて取れないような場合、また、センサークリーニング機能を搭載していないカメラをお使いの場合は、市販品のブロアーなどを使用して、自分で清掃することができます。
重要
撮像素子は非常にデリケートな部品です。直接清掃が必要なときは、キヤノンの修理窓口に相談されることをおすすめします。
注意
電源には、ACアダプターキット ACK-E6(別売)の使用をおすすめします。電池を使うときは、必ずフル充電した電池を使用してください。なお、バッテリーグリップ BG-E16(別売)を装着して、電源に単3形電池を使用しているときは、手作業で撮像素子の清掃はできません。
自分でセンサークリーニングする手順は次の通りです。
1. 清掃を始める前にレンズを取り外します。
2. 電源を<ON>にします。
3. <MENU>ボタンを押して、液晶モニターにメニューを表示します。
4. [
]タブを選択し、[センサークリーニング]を選択して<
>を押します。



5. 次に表示される画面で[手作業でクリーニング]を選択し、<
>を押します。


6. 次に表示される画面で[OK]を選択し、<
>を押します。


7. ミラーが上がり、シャッターが開きます。
表示パネルに「CLn」が点滅します。
8. 市販のブロアーなどを使い、撮像素子に直接触れるのを避けながら、慎重に表面に付着したほこりを吹き飛ばします。

9. 清掃が終了したら、電源スイッチを<OFF>にします。
注意
- 清掃中は、絶対に次のことを行わないでください。電源が切れてシャッターが閉じ、シャッター幕や撮像素子が損傷する恐れがあります。
- 電源スイッチを<OFF>にする
- 電池室ふたを開ける
- カードスロットカバーを開ける
- 撮像素子の表面は非常にデリケートな部分です。細心の注意を払って清掃してください。
- ブロアーは、ブラシの付いていないものを使用してください。ブラシが撮像素子に触れると、撮像素子の表面に傷が付くことがあります。
- ブロアーは、レンズマウント面より内側に入れないでください。電源が切れると、シャッターが閉じ、シャッター幕やミラーを破損する原因となります。
- 高圧の空気やガスを吹き付けて清掃しないでください。圧力により撮像素子が破損したり、吹き付けたガスが凍結したりすることで、撮像素子の表面に傷が付くことがあります。
- 撮像素子の清掃中に電池の残量が少なくなると、警告のため電子音が鳴ります。作業を中止し、清掃を終了してください。
- ブロアーで除去できない汚れがあったときは、キヤノンの修理受付窓口にご相談ください。