ここではWi-Fi 機能を使ってカメラからパソコンに画像を送信する方法を4つのステップに分けて説明しています。ステップ1から順に操作を進めてください。






1. パソコンの環境を確認します。
カメラと Wi-Fi で接続できるパソコンの環境については、
カメラとパソコンをWi-Fi接続できるOSは? ( EOS Utility Ver.3.x )
をご参照ください。
2. アクセスポイントとなる無線親機(Wi-Fiルーターなど)とパソコンが接続されていることを確認します。
メモ
- ルーターとは、複数のパソコンなどを接続して、ネットワーク(LAN)を構築するときに使われる機器です。さらに、Wi-Fi機能を内蔵しているルーターを「Wi-Fiルーター」と呼びます。
- ここでは、Wi-FiルーターなどのWi-Fi親機すべてを「アクセスポイント」と呼びます。
- パソコンの環境がわからないときは、パソコンに付属の使用説明書を参照してください。
3. 付属のソフトウェアの「EOS Utility」がパソコンにインストールされていることを確認します。
重要
- 古いバージョンのソフトウェアでは設定できない場合があります。このカメラに付属のCDからインストールしたソフトウェアをご使用ください。
カメラの無線LAN機能を使用する前に必要な設定をします。

1. カメラの電源スイッチを<ON>にします。

2. <MENU>ボタンを押して、メニューを表示します。

3.マルチコントローラーの <
> <
> <
> <
> を操作して [
] タブの[無線通信の設定]を選び、<
> を押します。








4.[Wi-Fi/NFC]を選びます。

5. [使う]を選び、<
>を押します。


[Wi-Fi機能]が選択できるようになります。
参考
[
]タブの[オートパワーオフ]を必要に応じて[しない]に設定してください。


- 無線LAN の接続中にカメラのオートパワーオフ機能が働いた場合は、無線LANを休止します。オートパワーオフから復帰すると、無線LANを再開します。
6.[Wi-Fi機能]を選び、<
>を押します。


参考
初めて設定するときは、ニックネーム(名前)の登録を促す画面が表示されます。
このニックネームは、無線LANで他の機器と接続するときに、接続先の機器で表示されます。必ず設定してください。
[OK]を選んでニックネームを入力してください。(1〜10文字まで入力できます。)
入力が終わったら<MENU>ボタンを押します。


確認画面で[OK]を選んで<
>を押します。


ニックネームが登録され、[Wi-Fi機能]画面に進みます。

メモ
仮想キーボードの操作方法について
- 入力エリアの切り換え
<Q>ボタンを押すと、上下の入力エリアが交互に切り換わります。
- カーソルの移動
上側のエリアで<マルチコントローラー>を左右に押すと、カーソルが移動します。

- 文字の入力
下側の入力エリアで<マルチコントローラー>を押して文字を選び、<
>を押して文字を入力します。

画面右上の「*/*」で、入力した文字数と入力できる文字数を確認することができます。
- 入力モードの切り換え*
下側のエリアの一番右下の [
] を選びます。<
>を押すたびに、小文字→数字/記号1→数字/記号2→大文字に切り換わります。


* [タッチ操作:しない]設定時は、1画面ですべての文字入力ができます。
- 文字の削除
入力を間違えたときは、<
>ボタンで消去します。

- 入力の終了
<MENU>ボタンを押すと、入力を確定して終了します。確認画面が表示されたときは、[OK]を選んで終了します。
- 入力のキャンセル
<INFO.>ボタンを押すと、入力をキャンセルして終了します。確認画面が表示されたときは、[OK]を選んで終了します。
7. [Wi-Fi機能]の画面が表示されます。

以上でカメラの基本設定は終了です。

1. [
]を選び、<
>を押します。



2. [ネットワークを選択]を選び、<OK>を押して<
>を押します。

3. 無線LANの設定方法を選びます。以下の方法でアクセスポイントに接続してください。
お使いのアクセスポイントがWPSに対応している場合
・4A WPS(PBC方式)で接続する
・4B WPS(PIN方式)で接続する
お使いのアクセスポイントがWPSに対応していない場合
・4C ネットワークを検索して手動で接続する
・4A WPS(PBC方式)で接続する
・4B WPS(PIN方式)で接続する
お使いのアクセスポイントがWPSに対応していない場合
・4C ネットワークを検索して手動で接続する
重要
アクセスポイントのステルス機能を有効にしていると、接続できない場合があります。ステルス機能を無効にしてください。
メモ
- WPS(Wi-Fi Protected Setup:ワイファイ プロテクテッド セットアップ)とは、Wi-Fi機器同士を接続する際の各種設定を簡単に行う仕組みです。
-PBC方式(プッシュボタン接続方式)では、アクセスポイントのWPS用ボタンを押すことで、カメラとアクセスポイントの接続を簡単に行うことができます。
-PIN方式(ピンコード接続方式)では、カメラが指定する8桁の識別番号をアクセスポイントに設定して接続します。
- お使いのアクセスポイントがWPS に対応しているかどうかは、アクセスポイントの使用説明書でご確認ください。
メモ
- アクセスポイントに付いているWPS用ボタンの場所を、あらかじめ確認しておいてください。
4A-1. <
> <
> を押して[WPS機能で接続]を選びます。


4A-2. <
> <
> を押して[WPS(PBC方式)]を選び、<
>を押します。





4A-3. アクセスポイントのWPS用ボタンを数秒間、長押しします。

メモ
WPS 接続用のボタンはお使いのアクセスポイント(Wi-Fi ルーターなど)についています。詳しい場所と長押しの秒数はアクセスポイントの使用説明書でご確認ください。

4A-4. [OK]を選んで<
>を押すと、アクセスポイントとの接続を開始します。


4A-5. <
> <
> を押して[自動設定]を選び、<
>を押します。





・ここまで設定が終わったら手順5. にすすんでください。
4B-1. <
> <
> を押して[WPS機能で接続]を選びます。


4B-2. <
> <
> を押して[WPS(PIN方式)]を選び、<
>を押します。





4B-3. カメラの液晶モニターに表示される8桁のPIN コードをアクセスポイントに設定します。

メモ
アクセスポイントへのPIN コードの入力方法は、アクセスポイントの使用説明書を参照してください。

4B-4. [OK]を選んで<
>を押すと、アクセスポイントとの接続を開始します。


メモ
- 接続開始から完了まで1分程度かかる場合があります。
4B-5. <
> <
> を押して[自動設定]を選び、<
>を押します。





・ここまで設定が終わったら手順5. にすすんでください。
参考
このカメラは、下記の[認証方式]と[暗号化の設定]に対応しています。そのため、アクセスポイントの暗号化は、下記のいずれかの設定にしてください。
[認証方式]:オープン、共有キー、WPA-PSK、WPA2-PSK
[暗号化の設定]:WEP、TKIP、AES
4C-1. アクセスポイントに接続するにあたってアクセスポイントのSSID、暗号キー、キーインデックス(暗号方式がWEPのとき)が必要となります。アクセスポイントの使用説明書を参照してSSID、暗号キー、キーインデックスを調べておいてください。
メモ
- SSIDとは、特定のアクセスポイントを指定するためにあらかじめ設定されている英数字のことです。「アクセスポイント名」や「ネットワーク名」 とも呼ばれています。
- セキュリティ方式とは、Wi-Fi通信時のデータを暗号化する方式のことです。
- 暗号キー(ネットワークキー)とは、Wi-Fi通信時のデータを暗号化するために使われるキー(鍵)のことです。
4C-2. <
> <
> を押して接続したいアクセスポイントを選び、<
>を押します。







メモ
- [更新]や[手動設定]は、手順5の画面をスクロールすると表示されます。
- [更新]を選ぶと、アクセスポイントを再検索します。
- [手動設定]を選ぶと、手動でアクセスポイントに関する設定を行うことができます。仮想キーボードでSSIDを入力してから、表示される内容に従って設定してください。
4C-3. <
> <
> を押してキーの書式と長さを選び、<
>を押します。





参考
アクセスポイントの暗号方式がWEPのときは[キーインデックス]の画面が表示がされます。
アクセスポイントに設定されているキーインデックスの番号を選び、<
>を押します。


- [OK]を選んで<
>を押すと、手順4C-3の画面に進みます。
4C-4.仮想キーボードで暗号キーを入力し、<MENU>ボタンを押します。

4C-5.<
> <
> を押して[自動設定]を選び、<
>を押します。





参考
[自動設定]
- [手動設定]で行う設定を自動的に行うことができます。ただし、DHCPサーバーやDHCP サーバー機能を持つアクセスポイントやルーターを使用している環境で、IPアドレスなどが自動的に割り当てられる設定になっている必要があります。なお、IPアドレスなどが自動的に割り当てられる設定になっているにも関わらずエラーが表示されるときは、[手動設定]を選んでください。
[手動設定]
- [自動設定]でエラーが表示されたときは、IP アドレスを手動設定してください。なお、IPアドレスは、カメラに割り当てるIPアドレスを設定します。表示される画面にしたがって[IPアドレス]、[サブネットマスク]、[ゲートウェイ]、[DNSアドレス]を設定します。
- IP アドレスやサブネットマスクなどの数値を入力するときは、<
>を回して上側の入力場所を選び、<
> を回して入力する数値を選びます。<
>を押すと選んだ数値が入力されます。

- 入力が終わったら<MENU>ボタンを押して設定します。確認画面は表示されません。
・ここまで設定が終わったら手順5. にすすんでください。
6. 下記のメッセージ画面が表示されます。なお、「******」は、接続しようとしているカメラのMACアドレス下6桁です。

7. EOS Utility Ver.3.xを起動します。
[ スタート ] ボタンをクリックし、[ すべてのプログラム ]、[ Canon Utilities ]、[ EOS Utility ]、[ EOS Utility ] の順に選択します。
メモ
Windows 8 の場合は、[ スタート ] 画面を右クリックし、画面右下に表示される [ すべてのアプリ ] をクリックすると表示される [ アプリ ] 画面で、[ EOS Utility ] をクリックします。
Windows 8.1 の場合は、[ スタート ] 画面の左下の [ ↓ ] をクリックして [ アプリ ] 画面を表示し、[ EOS Utility ] をクリックします。
Mac OS X の場合は、Dockに登録されている [ EOS Utility ] アイコンをクリックします。
8. EOS Utilityの[Wi-Fi/LAN接続ペアリング]をクリックします。
ファイアウォールに関するメッセージが表示されたときは、[はい]を選びます。

9. 検出されたカメラの一覧が表示されます。[接続]をクリックします。

メモ
- すでに接続されているカメラがある場合、そのカメラは一覧の中に表示されません。
- 複数のカメラが表示されるときは、カメラの液晶モニターに表示されたMACアドレスで接続するカメラを特定します。
10. 手順9 で[接続]操作をしたパソコンが見つかると、カメラに下の画面が表示されます。
<
> <
> を押して[OK]を選び、<
>を押します。




11. カメラとパソコンの接続が完了すると、カメラに[
Wi-Fi動作中]の画面が表示されます。


メモ
一度ペアリングを行った「カメラとパソコンの組み合わせ」で、設定を変えずに使い続ける場合、次回からはペアリングを行う必要はありません。次回使うときは、カメラの電源スイッチを入れて、ペアリングソフトを起動するだけで、カメラとパソコンの接続が自動的に行われます。

1. EOS Utility のメイン画面が表示されたら、[ 画像をパソコンに取り込み ] をクリックします。

2.以下のような画面が表示されるので、
[自動取り込み開始]、
[選んで取り込み]のいずれかを選んでクリックします。



メモ
初期設定では、取り込まれた画像は、[ピクチャ]に保存されます。取り込む画像の保存先や、取り込み対象となる画像を、[環境設定]で変更することができます。
3. 手順2で[選んで取り込み]を選んだ場合、ビューワー画面に切り替わり、メモリーカード内の画像が一覧で表示されます。
表示された画像の一覧から、取り込む画像をチェックし、[取り込み]をクリックします(ここでは4つの画像を選択しています)。
[自動取り込み開始]を選んだ場合は、手順6.にすすんでください。

メモ
- [
]をクリックすると、サムネイルの並び順を変更することができます。
- 動画ファイルには、画像の左上に [
] のアイコンが付きます。
- 画面の右上にある[
]をクリックすると、さまざまな条件で画像を絞り込み、取り込む画像を選択することができます。
4. [画像の取り込み]ダイアログボックスが表示されるので、変更したい場合は[保存先フォルダー]をクリックし、表示されるダイアログボックスで保存先を変更します。[OK]をクリックします。



5. 画像がパソコンに取り込まれます。

6. 画像の取り込みが終了すると、Digital Photo Professional が自動的に起動し、取り込んだ画像が表示されます。
メモ
- Digital Photo Professional を利用して画像の編集などを行う場合は、ソフトウェア使用説明書をご参照ください。
以上で画像の取り込みは完了です。