操作方法
蛍光灯などの光源下で、速いシャッター速度で撮影を行うと、光源の点滅(明滅)によるちらつき(フリッカー)により、画面の上下で露出差が生じたり、連続撮影を行ったときに写真に露出差や色あいの差が生じることがあります。
ファインダー撮影時に、この機能を利用すると、カメラが光源の点滅周期を検知し、フリッカーによる露出や色あいへの影響が少ないタイミングで撮影することができます。
1. カメラの電源を入れます。
- カメラの電源スイッチを <ON> にします。
2.撮影モードを選びます。
- モードダイヤルを回して応用撮影ゾーンに合わせます。

3. <MENU> ボタンを押してメニューを表示します。

4. <
> ボタンを押し、<
> を回して [
] タブを選びます。





5. <
> を回して [ フリッカーレス撮影 ] を選び、<
> を押します。




6. <
> を回して [ する ] を選び、<
> を押します。



7. 撮影します。
- フリッカーによる露出や色あいへの影響が低減された状態で撮影されます。

重要
- [ する ] 設定時にフリッカー光源下で撮影を行うと、レリーズタイムラグが長くなることがあります。また、連続撮影速度が遅くなったり、連続撮影間隔にばらつきが生じることがあります。
- ミラーアップ撮影時、ライブビュー撮影時、動画撮影時は機能しません。
- < P > < Av >モードで連続撮影中にシャッター速度が変化したときや、同一シーンでシャッター速度を変えて複数枚の撮影を行ったときは、撮影画像の色あいが異なる(ばらつく)ことがあります。色あいの変化が気になるときは、< Tv > < M >モードでシャッター速度を一定にして撮影してください。
- [ フリッカーレス撮影 ] を [ する ] に設定したときと、[ しない ] に設定したときで、撮影画像の色あいが異なることがあります。
- 100Hz、120Hz の点滅周期以外は検出できません。また、連続撮影中に光源の点滅周期が変化したときは、フリッカーの影響は低減できません。
- 被写体の背景が暗いときや、画面内に輝度が高い光源などが含まれているときは、フリッカーを適切に検知できないことがあります。
- イルミネーションなどの特殊な光源下では、ファインダー内の <
> が点灯しても、フリッカーの影響が低減できないことがあります。
- 光源によってはフリッカーを適切に検知できないことがあります。
- 構図変更を行ったときは、<
> の表示が点いたり消えたりすることがあります。
- 光源や撮影条件などにより、この機能を使用しても効果が得られないことがあります。
メモ
- 事前にテスト撮影することをおすすめします。
- <
> モードのときは、<
> は表示されませんが、フリッカーの影響が低減された状態で撮影されます。
- ストロボ撮影時も機能します。ただし、ワイヤレスストロボ撮影時は効果が得られないことがあります。
ファインダー内に <
> が表示されないときは、[ ファインダー内表示設定 ] の 設定を変更します。

1. <MENU> ボタンを押してメニューを表示します。
2. <
> ボタンを押して <
> を回し、[
] タブを選んで<
> を押します。





3. <
> を回して [ ファインダー内表示 ] を選び、<
> を押します。



4. <
> を回して [ ファインダー内表示設定 ] を選び、<
> を押します。



5. <
> を回して [ フリッカー検知 ] を選びます。


6. <
> を回して [ OK ] を選び、<
> を押します。



メモ
- フリッカーが発生しない光源下や、フリッカーを検知できないときは、<
> は表示されません。
- [ フリッカー検知 ] に [
] が付いている状態で、[
:フリッカーレス撮影]を[しない]に設定し、フリッカー光源下で測光を行ったときは、ファインダー内の <
> が点滅して警告が行われます。[ する ] に設定して撮影することをおすすめします。