EOS Utility からカメラをリモートコントロールして、パソコンの画面上で撮影することができます。
また、撮影した画像はそのままパソコンに保存され、連携するDigital Photo Professional Ver.4.xで、再度確認することもできます。
動画は撮影後、カメラのメモリーカードから、保存先を指定してパソコンに画像データを取り込みます。
ここでは、初期設定の状態でリモートライブビュー撮影(静止画・動画)をする方法について解説します。
各設定を変更してライブビュー撮影を行う方法については、EOS Utility 使用説明書をご参照ください。
1. カメラとパソコンを接続して、カメラの電源スイッチを < ON > にします。
カメラとパソコンの接続方法については、関連情報をご参照ください。
2. レンズのフォーカスモードスイッチを < AF > にします。

3. EOS Utility が起動したら、[ リモート撮影 ] をクリックします。

4. キャプチャー画面が表示されます。
キャプチャー画面内、
の各項目をクリック、または右クリックして設定内容を選びます(*1、*2)。


*1 : 各設定項目の画面や表示されるメニューで、マウスのホイールを使って設定内容を選ぶことができます。ただし、ミラーアップのメニューと [ 撮影画像の保存先 ] では、ホイール操作はできません。
*2 : 露出レベル / AEB レベル項目を右クリックで選び、< shift > キー + マウスのホイール操作で、AEB 設定を行うこともできます。
重要
- RAW 現像を行うことはできません。カメラで RAW 現像中にカメラをパソコンに接続したときは、RAW 現像を終了して接続が行われます。
- モードダイヤルに「かんたん撮影ゾーン」があるカメラでは、「かんたん撮影ゾーン」の各モードの設定を行うことはできません。
メモ
- リモート撮影でもミラーアップ撮影を行うことができます。( リモートライブビュー撮影中は、ミラーアップすることはできません。 )
- セルフタイマー撮影を行うことができます。
以下、静止画を撮影する場合は「静止画を撮影する」へ、動画を撮影する場合は「動画を撮影する」へ進みます。
5. 手順1〜4の後に、ライブビュー機能を設定します。
5-1.
をクリックして[機能設定系メニュー]を表示し、[ライブビュー機能/動画機能設定] (
) をクリックします。



5-2. [ライブビュー機能/動画機能設定] 画面が表示されるので、[LV機能設定] の [する] (
)を選択し、[OK](
)をクリックします。



6. [ライブビュー撮影] ボタンをクリックします。

7. [リモートライブビュー画面] が表示されるので、拡大表示枠 (
)をドラッグして、ピントを合わせたい位置に動かします。

- フォーカス方式を変更する場合は、リストボックスから変更したい方式を選びます。
- 拡大表示枠は、AF方式が [ライブモード] または [ライブ1点AF] のときに表示されます。

8. [ フォーカス ] 設定内の [ ON ] ボタンをクリックします。
- AF ( オートフォーカス ) が行われます。
- ピントが合うとカメラの電子音が「ピピッ」と鳴り、AFフレームが緑色に変わります。
- ピントが合わないときは、AFフレームが赤色に変わります。

9. ピント合わせが完了し、撮影できる状態になったら、撮影ボタンをクリックして撮影します。

10. Digital Photo Professionalをインストールしている場合は、撮影した画像がパソコンに転送されて、[クイックプレビュー] 画面に表示され、そのあとDigital Photo Professional が自動的に立ち上がります。
Digital Photo Professional が立ち上がる前に表示される [クイックプレビュー画面] では、撮影した画像を素早く確認することができます。
5. 手順1〜4の後に、[
] をクリックします。

- [ リモートライブビュー画面 ] が表示されます。

重要
[
] ボタンが押されている間は、カメラ本体の操作はできません。カメラ本体の操作を行いたいときは、[
] ボタンをもう一度押すか、[リモートライブビュー画面]を閉じてください。


6. キャプチャー画面で動画機能を設定します。



7. [ ライブビュー機能/動画機能設定 ] 画面が表示されるので、動画記録サイズを選択し(
)、[ OK ](
)をクリックします。



8. [ リモートライブビュー画面 ] が表示されるので、拡大表示枠をドラッグして、ピントを合わせたい位置に動かします。

9. [ フォーカス ] 設定内の [ ON ] ボタンをクリックします。

- AF(オートフォーカス)が行われます。
- ピントが合うとカメラの電子音が「ピピッ」と鳴り、AFフレームが緑色に変わります。
- ピントが合わないときは、AFフレームが赤色に変わります。
10. [
] ボタンをクリックして撮影を開始します。

- [ リモートライブビュー画面 ] の左下に、[
] マークと録画時間が表示されます。
- [
] をもう一度押すと撮影を終了します。

11. [ リモートライブビュー画面 ] を閉じると、下のメッセージが表示されます。[ 取り込み ] ボタンをクリックします。

12. 動画モードで撮影した動画ファイル名の一覧画面が表示されます。

[ 保存先フォルダー ] と [ ファイル名 ] を指定したあと、画面の [ 取り込み ] ボタンをクリックすると、カメラのメモリーカードから、パソコンに動画ファイルが取り込まれます。
なお、ファイル名のチェックボックスからチェックを外した動画ファイルは取り込まれません。あとで、カメラのメモリーカードからパソコンに動画ファイルを取り込むときは、EOS Utility 使用説明書をご参照ください。
以上で、リモートライブビュー撮影の操作方法は完了です。