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無線LAN(Wi-Fi)の暗号化技術「WPA2」の脆弱性について

2018年11月5日

キヤノン株式会社
キヤノンマーケティングジャパン株式会社

(初回掲載日:2017年12月15日)

2018年3月9日:対象機器別の修正ファームウェアの対応を公開しました。
2018年11月5日:対象機器別の修正ファームウェアの対応を更新しました。

平素は弊社商品をご愛用いただき誠にありがとうございます。
無線LAN(Wi-Fi)の暗号化規格であるWPA2における脆弱性(KRACKs)が公表されております。本脆弱性は、クライアント(無線LAN機能を搭載した端末)とアクセスポイント(無線LANルーターなど)の間の無線LAN通信を、攻撃者が意図的に傍受した場合に利用される可能性があるものです。このため、クライアントおよびアクセスポイントからの無線LAN電波が届かない場所や、遠隔からインターネットなどを介して、本脆弱性を利用した攻撃を受けることはありません。

弊社商品において、本脆弱性を利用した被害は現時点で確認されておりませんが、より安心して商品をお使いいただくため、本脆弱性への対応方法等を以下の通りご案内いたします。

対象商品

Wi-Fi機能を標準搭載のオフィス向け複合機、プロダクションプリンター、スモールオフィス向け複合機、レーザービームプリンターすべてが対象となります。

回避方法

  • 接続先機器とUSBケーブル/Ethernetケーブルなどケーブルで接続する。
  • 暗号化(TLS/IPSec)設定が可能な機種は、通信データの暗号化を設定する。
  • 設定変更方法の詳細は、ユーザーズガイドをご覧ください。
  • PC/スマートフォンなど、接続先機器の脆弱性対応も併せて実施しておくことをお勧めいたします。対応方法につきましては各メーカーにお問い合わせください。

更新履歴

  • 2017年12月15日:初回掲載
  • 2018年11月5日