カメラ製品の修理工場は生産工場に隣接。最新の技術を随時共有し、部品の調達もスピーディに行えるので修理が滞りません。また、修理工程で気づいた問題点を生産部門にフィードバックすることで、品質の向上につなげています。
年間を通じて安定したペースで修理を行えるよう「セル方式」を採用。これは修理の各作業を製品カテゴリごとにまとめ(セル化)、入荷数に合わせて人員数や作業内容を柔軟に変えることで、ラインのようなスピードを確保する工夫です。スタッフはどの工程もこなせる幅広い技術力を有しています。
全国から1日数便に分けて届きます。製品の多くは専用トレイに乗せた状態で入荷されるので、そのままスムーズに作業に入ることができます。
一眼レフカメラやコンパクトデジタルカメラなどを、カテゴリごとに仕分け。サービスセンターから届いたものは開梱して、専用トレイに乗せます。
お客さまのご指摘と不具合の現象が一致しているかを確認し、見積書と修理伝票を作成します。
製品を修理作業エリアに運ぶ前に、お預かりした製品や付属品、伝票内容をいま一度確認。Wチェックの体制を整えています。
不具合の原因を詳細に検証。交換部品をピックアップして次の工程へ渡します。
交換が必要な部分に応じて製品を分解。不具合の原因となる部品を交換した後、元通りに組み立て直します。
交換した部品やご指摘内容に応じた必要な調整、ピント、解像力、明るさ、色合い等の電気調整・メカ調整を実施します。
出荷前の最終チェック。ご指摘部分がきちんと直っているか、その他の異常がないかなどを総合的に検査します。
ボディーやレンズなど外観の汚れを専用の工具で清掃します。「お預かりした時よりも美しく」が基本です。
修理内容と交換部品を記した修理票を作成。今後安心してお使いいただくためのアドバイスも記載し、製品に同梱して出荷します。